02.ENNEAD(エネアド)1章のハイライト1_神話的な部分
エジプト神の恋愛&心の成長を描く
韓国漫画エネアドは超面白い!
コミックシーモアやRenta!などで
和訳版を読むことができます。
ただ、
過去のシーンと、現在のシーンが
しきりに交錯する構成なので
わたしと同じように初見で混乱したり、
何度も読み直した人も
多いのかも?
さらに、読み進むにつれて
大変な話数になってその振り返りすら、
大変!
そこで
まずは1章全73話を
独断と偏見でハイライトを選んで
まとめます!
自分で翻訳してみたい回とかも
あるのですが、まずは順を
追っていこう!
今回は、
セトが豹変して大罪を犯して
しまうまえの過去ストーリー。
🌛4きょうだい神の誕生
オシリス、イシス、セト、ネフティスが
誕生するまでの神話的なストーリー。
ここは、実際のエジプト神話を
なぞってるので、ピラミッド壁画や
ミイラの器にある絵にでてくる神々にも
詳しくなれた気分になりました♪
まずはじまり、
もともとエジプトは
太陽神ラーが時間をかけて育てた
植物豊かなひだまりの地でした。
そこに予言がありました。
天のヌト(母)と、地の神ゲブ(父)
が生み出す彼らの子供の神々が、
「エジプトを支配する」という予言
…と冒頭では思われていたが、
実は、1章46話で「支配」でなく、
それらの神々は
「エジプトの未来を変える」
という予言だったことがわかります。
4きょうだい神が、
エジプトの未来を変えるという予言。
これに対して、
太陽の神ラーはヌトとゲブの
愛と子作りを、はばもうとした。
※ここらへんのラーの行動の真相は
2章70話あたりでようやく出てくる。
こうした妨害はあったが、
結果的に、4兄弟姉妹の神はうまれました。
(次男は赤髪の美形!)
🌛オシリスの表の活動=エジプトの王に
長兄オシリスは、
ラーからエジプトを奪い、
生命の神である彼はエジプトの民に
長寿と繁栄をあたえました。
🌛オシリスの裏の活動=弟を近くに置きたい
オシリスはエジプトを統治してすぐに
長い時間をかけて土地から命を奪い始め、
大きな砂漠を作りあげました。
(1-35)
すべては、弟のセトを
自分のそばに置きたかったから。
(生まれながらの執着系)
セトは砂の神だった。
砂のように自由な弟は
いつも外の世界をみていて、
いつ、どこに行ってしまうかも
わかりませんでした。
そこでオシリスは
砂漠を作り、
エジプト守護の役割を
セトにあたえました。
さらに砂漠の周りに
戦を起こし、セトを戦の神にした。
(多分「お前は砂漠の神で、エジプトを守護する強い武神なんだぞー」とか洗脳した。)
実際にセトは特別に強く、
数々の戦争に無敗の武神となった。
さらにセトと妹のネフティス
(平和の神)との結婚を許した。
平和の器の中にいれれば、
遠くにはいかないだろうと
ここまでして
弟神をエジプトにしばりつけた。
⛄️脱線考察
実はこの部分気になってます!
ENNEADって一部の神様の役割が
エジプト神話と違うんですよね。
一番違うのがこの、セトの妻
ネフティス。
この漫画では少なくとも
いま私が海外版で読んでる
2章70話までは、ネフティスは
「平和、調和、和合」の神です。
が、エジプト神話では
ネフティスは
どちらかというとオシリスや
アヌビス寄りの死に関わる神様。
「死者の守り神
お葬式の神様」
なんですって!
もしかして
この漫画では今後、
沢山の死者をなぐさめるために、
そういう神様になるのかも
しれないですね。
もしくは、
オシリスとの取引や
後に出る鏡の牢獄の件で
平和のネフティス自体ニセモノ
なのかも?
また、オシリスのあの夜(1-40〜)
の語りでセトは砂の神だったとされ
ますが、エジプト神話では
セトは自覚通り、戦いと砂漠の神です。
脱線はここまで、
本題にもどります。
🌛セトの幸せ時代(数1000年)
この武神として
エジプトを守った時代は
セトにとって幸せな時代でした。
セトは本来やさしい神。
やさしい父親、よき友人、
よき夫として生きました。
妻であるネフティス、
息子のアヌビスを心から愛し、
家族に執着していました。
武神としてエジプトの平和を
自分が守っているという
ほこりがありました。
あの夜、真実を知り、
心が壊れてしまうまでは。
つづく
ENNEAD仲間の皆さんの
ストーリー思い出しとかの
役に立つとうれしいです😃
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