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【ふたつめの人生】自分次第でいくつもの人生を生きられる時代(恋愛編)

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恋愛の未来

「複数の人」と「同時に」恋愛をすることをどう思いますか?

賛否両論、色んな意見をいただきそうな質問です。
聞いておいて何ですが、そもそも「恋愛」の定義が曖昧です。
付き合うってどういうことでしょうか?
さらに言えば、どこからが浮気なんでしょうか?
…なんだか、恋バナの席で盛り上がりそうな質問ですね。

人それぞれ考えはありますが「恋い慕う者同士が基本的には一対一でパートナー関係を結び、第三者とは肉体関係を持たない」というルールが一般的でしょうか。
いつ誰が決めたわけでもありませんが、人間の「相手を縛りたい・束縛したい」欲が、いつの間にか作った社会ルールなのかもしれません。

結婚は社会が決めた契約関係であり、その契約に従わなければならないとしても、そもそも恋愛は一対一でなければならない理由が実はありません

ところで、「恋愛」パートナーに求めるものはどんな事ですか。
セックスパートナーとしてはもちろん、

相談相手、議論相手、共感相手、経済関係(お財布?)、共依存関係、安らぐ関係、教え合う関係、与え合う関係、自分のブランディングになる相手…?

「恋愛」パートナーはかくも多くの役割を担わなければなりません。
単に恋い慕うだけでは収まらないようです。
それはそれは無言のプレッシャーを感じても仕方ないですね。

複数恋愛は、一人に拘らず、相手も縛らず、それぞれの関係性の中に、適切な役割を持たせようとする恋愛の一形態なのかもしれません。
寿命も伸びて人生が長くなり、コミュニケーションツールも発達して、その分たくさんの出会いやコミュニケーションが増えました。

人間は生きていく中で考えや趣味趣向がどんどん変わります。
一人のパートナーにいくつもの役割を担ってもらい、何年、何十年も連れ添うのは、リアルに考えてちょっと難しい事に思えてなりません。

作中の陽菜さんは、複数のパートナーとそれぞれ向き合い持続的な恋愛を楽しんでいます。
ポリアモリーと呼ばれる、お互い縛り合わない所有しない恋愛関係は、社会が作った暗黙の恋愛ルールから解放されて、パートナーに負わせるべき主要な役割を分散させることもでき、合理的なように思えます。

しかし、合理的だと頭では理解できても、心が追いつかないと言うのもまた事実。

実際、ワシントン大学デボラ・アナポール氏が実施したポリアモリーとして生きる人へのアンケートによると、8割の人が嫉妬を感じた事があると答えた調査結果もあるほど、独占欲や不安からくる嫉妬を感じてしまうのは仕方がない事のようです。
この嫉妬が、古今東西、恋愛を複雑にしている原因でもありますよね。

何れにしても、まだ少数だと思われる複数恋愛を公言する人たちの考えや意見を聞いて、改めて自身の恋愛観について考えてみるのは大事です。
その上で、やっぱり一人の人とうまくバランスをとって寄り添っていくのか、複数の人に対して同等に新しい関係性を構築して維持していくのか、決めるのは自分次第。

これまでとは違う視点でパートナーを見て、恋愛をしてみるのはどうでしょう。


次回の「ふたつめの人生~自分次第でいくつもの人生を生きられる時代~」は、「家族編」の配信予定です。配信のお知らせはifのTwitterFacebookでおこなっています。


原案・解説文章:未来予報株式会社(@miraiyoho
シナリオ:茶谷葉(@tyatani_you
作画:ますだみく(@moko__to__moko
編集:伊勢村幸樹 井田峻平(@ida_pei

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