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チャツボミゴケ公園(群馬県)
探訪日:2022年11月上旬
はじめに
前回の記事で鉄鉱石の貨物線「旧太子駅」に訪れたのですが、そちらと深い関係にあるのが、チャツボミゴケ公園です。この公園の近辺から鉄鉱石を採掘し、旧太子駅を経由して運び出したらしいです。両方とも同日に探訪しました。
品木ダム(上州湯の湖)
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旧太子駅からチャツボミゴケ公園へ向かう途中に、鮮やかなブルーの湖を発見しました。
強い酸性を帯びた河川が流れ込み、水質改善のために石灰を投入して中和させているようです。その際に生じた中和生成物を貯める目的で作られたダム湖だと、説明書きされています。
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まるで入浴剤を入れたお風呂のようです。
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道中の畑に廃バスが置かれていました。物置にして活用しているのでしょうか?
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チャツボミゴケ公園の駐車場に到着しました。
旧太子駅からは、約16km、車で30分ほどの場所にあります。
チャツボミゴケ公園
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チャツボミゴケは硫黄泉など酸性泉に限り成育する特殊なコケです。日本では草津、阿蘇山等限られた火山帯にだけあるそうです。
■入園料
600円
■見学受付時間
(下記時間は、オープン時間ではなく、入園を済ませる時間です)
現在冬季休業中。
4月~9月は午前8:45~午後3:30
10月・11月は午前8:45~午後3:00
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受付を済ませて、登山口を歩いてチャツボミゴケの群生地「穴地獄」へ向かいます。
定期的に無料のシャトルバスが出ていて、観光客はそちらを利用するのが一般的なようです。
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三角形の小屋。コテージとして利用されていたのでしょうか?
屋根の雪下ろしをしなくて良いのがメリットですね。
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三角小屋の側面側はこんな感じです。
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紅葉はやはりピークは過ぎていましたが、それでも紅葉が見られて良かったです。
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小さな神社もありました。参拝してゆきます。
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いよいよ目的地が近付いてきました。
シャトルバスを使わずに歩いたとしても、15分くらいで到着できました。
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チャツボミゴケの群生地「穴地獄」。
この池からは硫黄臭?のような匂いがしました。
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こうしてみると、苔の緑は鮮やかですね。
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川から湯気が出ているので、温かそうです。
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穴地獄から木道を少し散歩しました。
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近くには池がありました。
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穴地獄周辺に、「水池・大池」へ向かう看板がありました。
登山道があったので、そちらを進んでゆきます。
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少し進むと水池?がありました。
さらに進めば他の池にも行けそうでしたが、道が判別しにくいのと、YAMAPに地図が表示されていないこと、さらには日没まで時間的な余裕もなかったため、こちらで引き返しました。
本格的な登山をする予定ではなかったため、ヘッドライトを持ってこなかったのです。
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帰り際また穴地獄も見てみました。小雨が降ってきましたが、人は増えていました。
人気な観光地のようです。
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川を覗いてみると、白く石灰化?していますね。
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帰り道にコース上から寄り道できる滝を見に行きました。
川に手を入れてみると、温かったです。
温泉のような滝でした。
おわりに
シャトルバスも出ているし、歩いてもいけるので、簡単に見ることができる観光地でした。
紅葉のピークは過ぎていましたが、晩秋を感じることができて良かったです。