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コロナになってしまった。(お盆の出来事)

これは、今回インフルエンザになった機会に、
実は今年のお盆にもコロナウイルスに感染してしまっていた際に書いた文書があったので、せっかくならそれもnoteに載せておこうと思い掲載するものです。
当時のコロナウイルスに対する怒りと、同時に暇すぎて自分をよく観察していた様子が面白かったので、これを戒めに、健康への意識を高められたらいいな。と思います。

2023年8月9日
実家に帰省していた私は、
前日から喉に現れた違和感と、38度を超える熱のため近所の病院へ恐る恐るかかり、PCR検査の結果が出るまでの15分を待つことなく、医者にコロナ陽性を告げられた。
(ほんと、「じゃあ15分くらいかかるからこっちのベッドで休んでいてね。」と言われたかと思いベッドによいしょと腰掛けた瞬間に間仕切りのカーテンがシャッ!っと開いて「もうでちゃった。陽性。」と言われたのだ)

なんということだ。
せっかく嫁と2人で帰省してきたのに、これではコロナウイルスを持ち帰り、更には30歳の身体を持て余し療養するためにやってきた迷惑息子ではないか。

慢性的な熱感。節々の痛み。喉の痛みと咳。痰。どっからどう見ても私はコロナである。
帰省初日にして私は家族のお荷物となり、自室でただひっそりと息をするだけのゾンビと化したのであった。

熱は、寝て汗をかくと良い。
30年生きてきた知恵と経験でここは押さえているが、たくさん日中に寝すぎると夜寝られなくなることに気がついた。
「寝溜め」という事はできないのだと、メンタリストのDaigoがいつかYouTubeで言っていたのを思い出しながら、単に横になりすぎると肩だったり背中が痛くなることにも注目した。
私は、極力食後などの消化をした方がよさそうな時間帯は起きていることにした。
ただ起きているのではなく、立ち上がり、窓の近くに行き、外の風を感じつつ、ボーッとするのである。
たまにストレッチをしてみたりして、肩周りや首など、寝る時に痛むと睡眠の弊害になりそうな部分を重点的に伸ばす。
ただ、いつもの身体の状態と違うので無理をしすぎるのは禁物である。
寝違えたりなどしてしまったら今の自分には極刑宣告にも等しいくらいのダメージだ。
慎重に、誰も寄ってこない実家の2階の自室で首を伸ばす。他にやれることが何もない。


・熱について
普通の風邪なら、熱っぽさを感じたらすぐ、とにかく体に良さそうなもの(私の場合は大根と長ネギと少しの肉を投入した鍋に、溶き卵とすりおろした生姜をたっぷり入れた特別メニュー)を摂取し、手に入る薬を飲み、長袖のパジャマを着てできるだけ汗をかきそうな装備で寝る。という事をすると、びっしょりかいた汗の分、熱が引いているのだが、コロナにはそれが特効薬にはならないようだ。

地味に寝汗はかくため、少しずつ熱は下がってゆくが、並行して喉がやられているために熟睡ができない。そのために体内のウイルス退治に身体が集中できないと言ったところで、なるほどなかなか頭の切れるウイルスである。
体内に薄く広く広がっているくせに喉元だけは確実に炎症を起こさせて要の睡眠を阻害するとはふてえやろうだ。ゆるせない。

とはいえ、その薄く広い熱のため食欲を抑える所までは手が回っていないのがCOVID-19の甘い所である。
睡眠は阻害されても外から栄養を補給できるとあらば、納豆以外好き嫌いのない私には格好の攻め所。他人にも会う必要のない環境をいいことに、私は餃子をたくさん食べた。
できるだけウイルスに居心地の悪い身体になってやるのである。
震え上がるがいい病原菌め。

・喉について
今回、最も厄介なのが喉の炎症である。
唾を飲むだけで針を刺したように痛い。鏡で口を開けると、のどちんこが可哀想に真っ赤に腫れ上がって震えていた。そんな所でなんて不憫なのだろうか。よしよしと撫でてやりたいが、問題はそれだけではなかった。
突如何処からともなく出現する「痰」である。
痰は上手く外に出せると気持ちがいい。しかしそれができない。何故なのだろう。えへん、と咳をしても上がってこないし、あまり追い詰めるとその分だけのどちんこが悲鳴をあげる。
まさにこの、手の届きそうで届かない痰が、ウイルスの作戦であり、より喉の炎症を酷くさせる巧妙な罠なのだと私は悟った。なんて憎たらしいのだろうか。。絶対に許せない。

ーー
この翌日辺りから徐々に回復し始め、
元気が出ると欲も出て本を読んだり映画を見たりしていたのでコロナの記録(肝心な回復の経過などは興味もなくしてしまっている)はここまで。

今読み返してもコロナは恐ろしいものだなあと思う。コロナに限らず、他のよくわからない変なものに感染しない為にも、日々の健康って本当に大事ですよね。

おしまい

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