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シリーズ ”職場で活かす対話術”を対人援助技術から考えてみた vol.4「リフレーミングなチーム作り:後編」

こんにちは。人マネ2020白石です。

コラム前編では、僕が今年度のチームについて、「「前を向く可能性」をバカ正直に信じ(=自己一致)」るために、「色々なことをポジティブに言い換えて、みんなにシェアするようにしてた」という話から、

リフレーミング

に触れたところまでで終わりました。今回は続きです。よろしければ最後までお付き合いください☺

再度になってしまいますが、リフレーミングとは、「ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ること」(Wikipediaより)

一つの物や事象にも、見方を変えれば様々な意味付けがなされる、ということは、シリーズコラム第1回でご紹介した人マネ佐藤幹事の動画(5:00~)でも言っていたことでした。

これを、一般的にはポジティブに言い換えることを、リフレーミングといいます。ポジティブなリフレーミングによって発見したものは「ストレングス(強み)」と言うことが出来ると思います。

ここからは僕の個人的な考えになりますが、「チームづくり」という観点で考えたとき、リフレーミングはとても有効な手段であると思います。

チームづくり上のリフレーミングには、4種類のリフレーミングが存在するんじゃないかな?と整理しました。

リフレーミング

1.チームメンバーに対するリフレーミング
 伊藤幹事との対話で言っていたように、「人は前向きに成長するという力が本来備わっている」ということをひたすら信じることです。自分が揺らぎなく相手にこの信頼が伝わると、相互理解が進み、メンバーと「対話モード」に移りやすくなると考えます。

2.組織に対するリフレーミング
 チーム内で話をしていると、上司(管理職組)の悪口大会になったりすることって、よくあると思うのですが、そういう時に、所属組織全体を見渡して、自分(やチームメンバー)がどういう位置にいるのか、という俯瞰の目でリフレーミングしてみることです。そのことにより、それぞれの役割を明確にし、今何をすることが良いのか。の理解が深まると考えます。

3.仕事に対するリフレーミング
 仕事で自分の思うようにいかないとき、また窓口職場で辛い、しんどいことがあったときなどに、チームにシェアしながら「know why」に立ち還ってみることです。このことにより、業務本来の何のために、が明確になり、使命感ややりがいのUPにつながり、シェアされると考えます。

4.1~3を統率する自分へのリフレーミング
 リフレーミングは、自然に無意識的に行うことが理想ですが、とても難しいといえます。常に意識しておく必要があり、困難だと思います。1~3が絵空事のように感じて、裏切られたような感覚になり、落ち込んでしまうことも経験上ありました。しかし、このような感情も、チーム内で共有して聴いてもらい、自己洞察を経て、元の状態(色々なものをリフレーミングできる状態)に回復することが出来たという経験が今年度、ありました。つまり、「自分自身の揺らぎ」に対して、チームの力を借りてリフレーミングできた、と言えると思います。

最後に、これらに効果を及ぼすためには、リフレーミングした結果を「口に出してシェア」することです。

伝わらなくちゃ意味がない☺


ここまでをまとめると、

・ストレングス発見のため、何でもポジティブに言い換えて、チーム内にシェアしてみる(前向きな雑談)

・メンバーの力と、リフレーミングの結果生じる(であろう)力を信じること、とにかく馬鹿正直に信じてみる

の二つです(まとめすぎ?)

日ごろからコツコツ積み上げることによって、それが雰囲気になり、風土になっていくと思います!

最後に、google社が再発見・発表した「チームの心理的安全性」に基づく7つの質問を、今年度の我がチームにアンケートとして実施しました。
手前味噌ですが、その結果を貼り付けて、今回の〆とさせていただきます(今年度のチームの人数は8名なので重複回答があるため、データは完全ではありません)。

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それでは、今日も頑張りましょう!

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