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轟轟戦隊ボウケンジャー妄想スペシャル 「はじめましてのクリスマス」その1

このSSは2006年12月12日に某mixiに投稿したものです。

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ここはサージェスミュージアム内ボウケンジャー専用ラウンジ。

「もうじきクリスマスだー」いつものとおり脈絡もなく突然に菜月が叫んだ。
「そうだなっ、クリスマスだ」映二が乗った・・・つい先日まで無機物だったとは思えない勢いで。
「へー、陰陽師もクリスマスやるんだ」と真墨。
「もちろんだ。って、高丘流は陰陽師じゃねえっ!」「似たようなもんだろ」「ちがう、そういうことをいう奴にはせっかく京都から取り寄せた冬大根を喰わせてやらないぞ」「いらん」「なに」
「あー、おこちゃまがうるさい。・・・さくらさん、クリスマスはデート??」と無邪気に菜月がたずねた。
「え。」突然の振りにさくらが固まった。 

ので、・・・みんなが慌てた。
「おお、おまえ聞いていいこととわるいことが、ってああっそれじゃフォローになってない、な、なあ映二っ」「え、俺様に振るなよっ真墨。あ、あああ、な、な、明石。」「へ?、い、いや。まあ、ほらみんなクリスマスだって浮かれている場合じゃないぞ、この季節はそろそろ毎年地球規模で大事件が起こるころだから、な、東映的に。」「ちーふ、わかんないよ、そのネタ?」

と、そのとき、中二階から蒼太が声をかけた。
「デートですよね、さくらさん」。
「ええ、蒼太くん」とほほえんでさくらが応えた。

3秒後、明石が絶叫した。「うそぉっ!!」
「え、てことはデートの相手はチーフじゃないの」「おおっ、明石ふられ虫だっ」「そうじゃない」「やっぱりボウケン学校に落ちるようなやつだしな」「いや、それは違う」「所詮金魚だし」「関係ない、それを言うならお前もカナリアだ」「カナリアはかわいいもの」「て、ちょっとまってください、皆さんいつチーフとわたしがクリスマスにデートすることに」「まあまあ、違うのはともかくとしてだな、さくら姐さん」

さくらを見つめる6つのきらきらした瞳。・・・壁を見つめるふたつのうつろな瞳。

「だれと、でーと?」
首をこっくしと曲げて、かわいらしく真墨(!)が聞いた。

振り向くようにして中二階を見上げるさくら。にこやかに手を上げる蒼太。

「はーい」

・・・こんどこそ4人がユニゾンで叫んだ。「うそぉっ!!(×4)」
+++(つづく↓)++

https://note.com/manet26/n/n41e4470387bc

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