![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156114599/rectangle_large_type_2_0f183b2e9bae6c8191ad6e5d6d6ec43e.png?width=1200)
#04【ぶちこのタロット日記】0 愚者正位置 再び!
なんと今日も愚者正位置だったのです。
なんでしょうね?同じカードが二日続くと、どうなんだろうって思いますよね。
一枚引きを始めたのは、日々の出来事とカードのシンクロニシティを味わうことで、カードへの理解を深めようと思ったわけですが、うーん。どういうことなんでしょうね?
「愚者」は「世界」の後に来るわけで、何にもわかってない愚か者というよりは、全てを達観した仙人のような在り方のようにも見えます。
遠くにある険しい山々は、これからの試練かもしれないですが、もしかしたらすでにそこを越えてきたのかもしれない。
一歩踏み出したら、崖から落っこちるかもしれないけれど、案外、ふわり、飛んでいったりして。
それでふと思い出したのは、先日、『哲学を知ったら生きやすくなった』(さわぐちけいすけ・小川仁志著)というコミックエッセイ?を読んだのですが、その中に出ていた、哲学者の西田幾多郎(鬼太郎ではない)の「純粋経験」という考え方です。
自分にとって大事なものを見極めるときは、主観と客観に分ける前の「純粋経験」に素直に従えば、迷うことなく前進できる。
と西田幾多郎は言ったそうです。
「これは役に立ちそう」「これは儲からない」「これは良い」「これは悪い」と、ラベルをつけて評価する前の、そのものに出会った瞬間の「あるがまま」の気持ち、在り方に従うということですね。
「愚者」はまさにそういう境地なんじゃないでしょうか。