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-古民家を住民と旅行客がシェア-    民泊ローカルベンチャーが「ねこの手」を通じて掴んだリアル

ねこの手」は「カラオケまねきねこ」を運営する株式会社コシダカホールディングスの子会社である株式会社コシダカデジタルの新サービスです。内容はカラオケ事業で培った全国の店舗と会員基盤を活用した、法人様向けのリサーチ・検証サービスです。

今回は「地方に骨のあるマーケティングを。」という想いのもと、地方企業の事業支援を行う、株式会社HONE 代表 桜井貴斗様に「ねこの手」利用後の感想などをお伺いしました。
※本記事の内容は取材日2024年9月18日時点のものです


地元の方もふらっと遊びに来られる民泊へ

ー桜井様が取り組んでいらっしゃる民泊施設のプロジェクトについて、教えてください。
桜井様:静岡県の静岡市駿河区にある用宗(もちむね)というエリアで民泊施設を準備中です。築90年の古民家をリフォームし、1棟貸しで今年11月にオープン予定となっています。
この古民家が平屋で40坪ほどあり、ベッドと布団をあわせて最大8人が泊まれる寝具を備えています。海外の方にも、国内での合宿にも、仲間内で遊びにきていただくこともできる施設をつくろう!というプロジェクトです。しかし、民泊新法という法律を適用した運営の場合、年間180日間しか民泊を営業してはいけない条件があるので、1年の残り半分以上の日は、せっかくの施設を遊ばせておくことになります。

ーそれは非常にもったいないですよね。
桜井様:そうなんです。一方、用宗地域で挨拶まわりをしていると、地元の方がふらっと寄れるコミュニティスペースが足りないという声が多く、特に子育てが終わった世代の方々がコミュニティスペースを求めているなと気付きました。そこで、年の半分は地元の方がふらっと来られるコワーキングスペース・コミュニティスペースとしてデイリーで開放して、残り半分で民泊運営をするという形になりました。

静岡市の港町「用宗(もちむね)」にある築90年以上の古民家を再生し、
地域住民の方々と協力しながら運営する民泊施設

「ねこの手」モニターだから聞けた、本音の話

ー突然ですが、「カラオケまねきねこ」のご利用経験はありましたか?
桜井様:常連ではないですが(笑)行ったことはあります。持ち込みOKで、値段が高くないですよね。あと静岡県内でもロードサイドなど、ローカルな場所にもお店があるイメージです。
※静岡県内に28店舗(2024年9月現在)

ーではなぜ、「ねこの手」を導入されたのでしょうか?
桜井様:確かに世の中にはいろいろな定性調査サービスがあるのですが、インタビューに慣れている方 だと、回答にプロの視点が少しだけ入ってしまいます。そうではなく、一般の方の率直な話が聞きたいと思いました。その点カラオケユーザーから選ぶというのはぴったりでした。あとは会員ネットワークを利活用する新規事業というのが純粋に面白いなと思い、利用を決めました。

ー他社サービスのご利用経験と比較して、違いはありましたか?
桜井様:利用したことのある他社サービスは、スクリーニングや設計なども自分で調整しなければなりませんでした。それだと結構なコミュニケーションコストがかかるのですが、「ねこの手」ではその工数がかからないのがとにかく楽でした。セッティングして話すだけで済むのでライト且つリーズナブルに利用ができました。

ー調査にあたり、居住エリアや年代など、スクリーニングの質は期待通りでしたか?また調査内容について教えてください。
桜井様:はい、ピッタリでした。まさにペルソナ!という方々とお話ができてよかったです!
調査は静岡市内に住んでいる方に用宗のイメージについて聞きました。用宗は昔からの漁港の町なんです。最近はおしゃれなイメージも出てきたのですが、ちょっとおしゃれな場所だけなら他にもいろいろありますよね。僕は、用宗にしかない「何か」がもうちょっと欲しいなと感じていて、モニターの方にもそのあたりをお聞きしました。すると、「用宗によく行きます」というよりも、「そんなに行かない」とか、「1-2年前に1回行ったことがある」とか・・・。そのようなリアルな声が聞けたのがよかったです。

株式会社HONE 代表 桜井様

全国×マーケティング×「ねこの手」

ー用宗の民泊施設の今後の展望をぜひお聞かせください。
桜井様:10月半ばまで、クラウドファンディングを実施中です。行けるところまでチャレンジします。11月のオープン前には、家具・家電なども揃えてプレオープンを予定しています。実際に泊まってフィードバックしていただく形で、運営のトライアルを積み重ねます。
民泊は、住宅街の中での営業なので、心から応援してくださる方もいれば、騒音やごみ問題など、心配する住民の方もいらっしゃいます。僕らは皆さんの土地にお邪魔させていただくわけなので、指摘には耳を傾け、受け入れていただけるように頑張ります。

ー「地方×マーケティング」のテーマの元、各地で取り組まれている中で「カラオケまねきねこ」も全国に店舗を展開していますが、他の事業でも「ねこの手」をご活用していただく機会はありますでしょうか?
桜井様:九州、関西、東北など、いろいろな地域でプロジェクトをやっているので、それぞれの商圏にモニターがいるなら活用したいですね。地方マーケティングに取り組んでいる仲間たちにも紹介したいです!

ーありがとうございます!地方を元気にする。全国の志ある方々の“かゆいところ”に届く「ねこの手」になれるよう我々もサービスの質にこだわり、改良を重ねていきます。今後ともお願いいたします!

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