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酔ってるス

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このマガジンは、とみさわ昭仁が2014年12月22日から2015年11月30日にかけてウェブサイト「it-tells」に連載した酒エッセイ「酔ってるス」を再掲したものです。本日(…
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2020年6月の記事一覧

35 杓子定規な酌ルール

きみは「とっとっとっ……」か? あるいは「こっこっこっ……」か? はたまた「とくとくとく…

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36 鹿児島の夜空に軍歌が鳴り響く(前編)

旅に出かけたときのいちばんの愉しみは、観光することでも、おいしいものを食べることでもない…

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37 鹿児島の夜空に軍歌が鳴り響く(中編)

ドアに手をかける。ちょっと迷って手を離す。本当にこの中に入って大丈夫だろうか。ぼくは生き…

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38 鹿児島の夜空に軍歌が鳴り響く(後編)

軍国酒場でカウンターに着くと、最初の魚雷(ビール)の一杯だけは婦人部長が酌をしてくれた。…

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39 ホッピーのナカ問題

あまり関西では見かけないのだが、関東の酒場には「ホッピー」というものがある。 あらためて…

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40 うわばみのジョナサン

俗に大酒飲みのことを「うわばみ(蟒蛇)」だなんて申しますな。若い娘を食っちまうヤマタノオ…

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41 サカバのコトバ

酒場に限った話ではないが、飲食店でひと通り食事を済ませ、金を払う段になって「お愛想!」と言う客は、思いのほか多い。こうした店側の符牒を客が使っているのを聞くと、なんともケツのあたりがムズ痒くなってしまう。 そこは「お勘定して!」でよくない? あるいは「お会計」でもいいよね。それで何も問題ないと思うのだけど、なぜか人は「お愛想」と言ってしまう。 これを「通ぶっている」という見方もあるだろうし、最初は実際に通を気取りたい人たちが使っていて、それをみんなが無意識に真似することで

42 焼きおにぎりで飲む

焼きおにぎりが好きなのだ。偏愛していると言ってもよい。ぼくの好きな食べ物はいたってシンプ…

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