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マネージャーに最も必要な要素

タクトパスです!こんにちは!

自粛一辺倒で、家からほとんど出ない毎日が続き、日々やることがなくなっている今日この頃です。


自己紹介を除いて、初めての投稿になります。

何卒温かい目で見守っていただけると何よりです。


さて、今回はタイトルにもある通り、マネージャーをするにあたり僕が一番大切だと考えていることを書ければと思います。自己紹介でもあれほどマネージャーということを強調したこともあるので、、、(笑)

最初ということもあり、少し力が入ってしまいましたが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


マネージャーに必要な要素って?

「部活のマネージャーに最も必要な要素って何だろう?」
これまで幾度となくこの問いを自分自身に問いかけてきました。

僕は高校入学後すぐに、怪我を機にプレーヤーからマネージャーへと転身しました。
学生ながらかれこれ野球部のマネージャーを5年以上務めていますが、その仕事内容は本当に多岐に渡ります。


仕事内容については別の記事でもう少し詳細に触れるので、今回は多く語りませんが、簡単にまとめると、「野球部における野球のプレー以外ほとんど全て」をするのがマネージャーです。マネージャーとはキャプテンとはまた違った組織運営のトップとも言えるのです。

では、マネージャーにおいて必要な要素はなんでしょうか。
色々な人と話すコミュニケーション能力、人前で指示を出す発信力、膨大な情報をまとめる論理的な思考力といったものや、ときには選手とは異なる視点からのクリエイティブ性と考える人もいるでしょう。

マネージャー経験者は社会人につながるスキルや経験を得ることが多いとよく言われるように、確かに上記のような能力は仕事をする上で大きく役立ちます。


チームの全体像を掴み、より良い方向を向かせるためには、これらの能力を持っていることが強力なパワーとなります。もしかすれば、これらを完璧に兼ね備えていれば、マネージャーといえど、自分一人で本当にチームを変えることができることができるかもしれません。

ただ、実際はそううまくいきません。もちろん話を組み立てることは得意な方ですし、情報を優先順位付けしてうまくまとめながら処理するといったことも着実にできるようになりました。

しかし、野球はチームスポーツであり、進学するにつれてチームの規模もどんどん大きくなっていきます。さらに、レベルが高くなればなるほど、専門性が必要になってきます。考え方によっては、マネージャーも一種の専門職と言えるのかもしれません。


つまり、一人の力が及ぶ範囲が小さくなっていくということです。


マネージャーに最も必要な要素

そしてここからが本題です。

このような組織においてマネージャーに最も必要な要素はなんでしょう。僕は「“信頼”を得る力」だと思います。特にこの“信頼”が全ての核となるほど重要になってきます。

規模が大きくなり、多種多様な価値観が存在する組織では、いかに個人や小さな組織が主体性を持つかが鍵になります。就活生なら理解できる人が多いと思いますが、企業が主体性ある学生を求めているといったような話は、耳にタコができるほど聞きました。

このことからも、やはりこの組織を構成する各々が主体性を持つことは、もはや不可欠な要素と考えられます。

そして、その主体性を高めるためには、仕事を「任せる」ことが必要になります。

仕事を任せることにより、任された側には責任が発生します。
責任が発生するということは、その仕事が自分のものであるということがより明確化されるということです。

この状況になると、ほとんどの人は自然と自分を律しなければならなくなり、自律し主体性を持つようになります。「任せる」という作業は、主体を生み出す一つのツールなのです。

そして、この「任せる」ことを行うときに、何よりも“信頼”が必要になってきます。ここでいう“信頼”とは、自分から相手だけでなく、相手から自分へも含めた相互の信頼です。

「あいつだったらこれを任せられる」
「あいつならこれくらいはやってくれるだろう」

というように、お互いが当たり前のように思える必要があるのです。逆に、

「あいつと一緒にはやりたくない」
「あいつは何考えてるかわからない」

のような印象を持たれれば最悪です。


信頼があることのメリット

仕事をする上で、“信頼“があることの最大のメリット。
それは、”信頼”で繋がった関係で仕事を任せ合うことで、それぞれが最高のパフォーマンスを発揮できるという点です。

実際の活動において“信頼”があると、自分のやることに集中ができ、何事をするにもパフォーマンスの質が向上します。精神的な面でも、“信頼”できる人と一緒に何かをすることは、高いモチベーションにつながります。

大半の人が「あいつのためなら俺も」といった考えを持ったことがあると思いますが、その時の感覚を思い出してみればわかると思います。“信頼”はパフォーマンスの原動力として強い力を持つのです。

一方で、“信頼”がなければ連携ミスなどをはじめとした様々な実害が生じることは目に見えてますし、そもそも頑張ろうという気にもなれません。そうなればパフォーマンスの質はもちろん落ち、主体性を持つことなど夢のまた夢です。おそらく指示待ち人間が大量発生するでしょう。

言い換えると、“信頼”はあればポジティブに働く要素として大きな力を発揮しますし、なければ組織は脆弱になるでしょう。最初に挙げた能力以前に、パフォーマンスの根本がダメになるのです。


どんな一流のアスリートでさえ、怪我や精神的な病の状態の中では、アマチュア選手よりもパフォーマンスを発揮することはできません。選手は体が資本と言われるほど体に気を使いますが、ことマネージャーという職においては、“信頼”こそが体なのです。

体が万全でないのに技術的な練習をしても成長速度は遅いのと同じように、“信頼”がない状態で組織に働きかけようとしても、大きなインパクトは与えられないのです。

信頼と信用

“信頼”と似たような言葉に「信用」がありますが、僕はこの二つを明確に区別しています。

大雑把に分けると、「信用」は過去の実績や業績から相手を信じることであり、“信頼”は過去の実績などではなくそのタイミングで相手を信じて頼ることです。


「信用」は過去を認め、“信頼”は未来に期待すると言ったところでしょうか。「信じて用いる」と「信じて頼る」の二文を比べただけでも意味の違いをなんとなく感じることができるのではないのでしょうか。

僕は「信用」を経て“信頼”へ転じる形が自然な流れだと考えています。もちろんその逆のケースもありますが、そこには卓越した人を見抜く目が必要かもしれません、、、


そして“信頼”になって初めて、チームの一員として最大の貢献をできる環境が整うと考えています。前述したように“信頼”でつながった状態であれば、無条件でお互いが最大限の力を発揮できます。さらに、期待され頼られているのですから、自分の思うように行動することができ、それが最高のパフォーマンスを作る土台となるのです。

日々の生活に目を向けても、実績はあるのについていきたいと感じない人もいれば、実績は少ないけどなぜかついていきたくなる人もいます。正論だけど納得しがたいこともあれば、うまく言語化されてないけど受け入れられることもあります。

この要因にも「信用」と“信頼”の違いが少なからずあるのではないでしょうか。


人間は合理性と非合理性の二つの側面を持っています。ここが人と付き合う上で難しい要因であり、同時に面白い一面です。特に今挙げた例でも分かるように、感情はときに非合理的な行動を引き起こします。

「信用」は合理的な判断にはすごく有用だと思います。過去の実績は何かを図る指標としてかなり信じることのできるものだからです。

一方“信頼”は、合理的なものだけでなく、非合理的な要素までもひっくるめて信じることができる力を持っていると思います。極論、明文化された理由がなくとも、その人に全てを頼れるものこそが”信頼”なのです。

まとめ

マネージャーにとって様々なスキルや知識は言わずもがな重要です。ただ、何度も繰り返しになりますが、最も大切なことは「周囲とどれほど“信頼”を築けるかどうか」です。ここがブレてしまえば、たとえどんなに優秀でも、その能力をいかせません。

どんな行動をするよりも前にまずは最初に”信頼”はどうやったら得ることができるかを考えることから始めてみましょう。

今日も周囲の“信頼”に足る人間であり続けるべく、僕も行動していきます。

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タクトパス
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