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【食事は"習慣"】矯正するならこれくらい徹底的に


「習慣化」の重要性がこれほどまでに叫ばれているのに、なぜ”食習慣”に鈍感な方が多いのでしょうか。

食事は健康に直結し、健康は人生に直結します。

すなわち、ビジネスや自己啓発本に書かれているスキルアップのための習慣づくりよりも遥かに重要だということです。

「仕事の失敗≠人生の失敗」ですが、「食事の失敗=人生の失敗」です。

ここに気づいた人こそ食習慣が変わっていくのだと思います。

今回、カリフォルニア大学式6習慣人生改造プログラムにおいて、徹底的な食習慣の改善を行いました。

もちろんプログラム内容に書いてあったこともそうですが、元々健康に対して興味もあったので、非常に良い機会になりました。

その詳細を書いていきます。

6週間の徹底した食事管理

さて、今回のプログラムにおける食事ルールは下記の通りです。

① 加工品は食べない※加工品の定義は人によって異なることが多いです
② 炭水化物を食べるのは運動後のみ
③ お酒は1日にグラス1杯まで
※これとは別に、食事や栄養に関して一日1時間半以上勉強もします

これを6週間続けます。

ただ、今回は「社会人になる前に自炊できるようになる」という裏テーマもあったので、使う食品に関しては少し独自の基準を設けました。

「最高の体調」などの著者としても有名な鈴木祐さんのブログ(ノーマルモード)を基準にしつつ、マヨネーズやドレッシングなどは使用可能としました。もちろん、原材料に添加物をほとんど使っていないクオリティの高いものを厳選しています。

また、今回は完全に断酒しました。一杯どころか一滴も飲んでいません。

料理を準備するのが一番きつい

このルールを見て察しの良い方はお気づきかもしれませんが、このプログラムの恐ろしい点があります。

それは

自炊じゃないとほぼ達成不可能

ということです。

上記のルールの①がサラっと書いてありますが、これがとんでもなく強烈です。加工品じゃないものを簡単に表現するならば、「パッと見で原材料がわかる食品」です。

こうなると自然と「米・肉・魚・野菜」しか買わなくなります。肉であっても味付けされていたらアウトです。自分で味付けしなければなりません。

僕も(3食×7日間×6週間)126食中125食を自炊しました…
唯一1食だけ外で食べねばならず、蕎麦を食べました。もちろん蕎麦だけで、おかずはつけていません。

そもそも自炊をしたことのなかった身なので、料理のレパートリーもありません。自ずと野菜炒めだけが上手になった6週間になりました。

食習慣を変えると何が変わる?

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元々比較的健康意識のある人間だったと自覚はしているので、「超劇的に人生変わった!」というほどではありませんが、間違いなく変化はありました。

その中でも特筆すべき変化は

① パフォーマンスが向上する
② 砂糖の摂取を完全にコントロールできるようになる
③ 身の回りの食品事情に危機感を覚える
④ 肉食について考えるようになる
⑤ オプティマルヘルスの体験

ということです。

① パフォーマンスが向上する

まず、日中のパフォーマンスも変わりました。先日の瞑想の記事で書いたように、この6週間で集中力が上がり、それに比例して集中する時間も伸びました。さらに、毎日の運動もプログラムに組み込まれています。

しかし、とてつもない疲労感が襲ってくるわけでもなく、常に集中力をキープできました。これには、十分な栄養量、糖分摂取を控えるといった理由があると考えられますが、結局は”食事を変える“ことが大元です。

病気の予防や健康維持の観点から食事と健康が語られることはよくありますが、僕からすればパフォーマンスを上げるために必要なものだと思います。前者は「守りの健康」であり、今回僕が実感したのは「攻めの健康です」

② 砂糖の摂取を完全にコントロールできるようになる


糖分の過剰摂取は毒です。

誰もが認識していながらも、治すことの出来ない習慣がこれです。疲れたら甘いものを食べたくなりますし、疲れてなくても甘いものを食べてしまいます。

しかし、僕のこの期間の糖分摂取は米とラカントSだけです。パンや小麦を使った麺なども食べていません。

ただ、自炊のレパートリーを広げるためには、少なからず糖を使う必要があったのでラカントSはお許しください。ラカントSは精製された白い砂糖とは異なる、無添加の天然甘味料です。もちろん砂糖よりは値が張りますが、超おすすめです。

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糖分は摂取量を0にすることは好ましくありませんが、現代人は間違いなく過剰摂取です。今回はこの摂取量を必要最低限にし、さらに人工的な糖分は0にしました。

すると、砂糖に対する抵抗ができるようになります。砂糖の有害性についても勉強するので、もはやお菓子を買うことに合理性を見出せなくなります。

極論「自分の大切なお金を使い毒を買う」ようなものです。金銭的にも身体的にもメリットは皆無です。もちろん一瞬の至福があるかもしれませんが、これは別のことに置き換えるべきです。(瞑想や運動が置き換えになる場合もあります)

一つのポイントとしては、砂糖を高級品のような位置づけにすることです。すると上手く判断できるようになります。

毎日キャビアを食べないですよね?黒毛和牛はコンビニじゃなくて良いレストランで食べたいですよね?

砂糖にもこの感覚を持つと良いかもしれません。

③ 身の回りの食品事情に危機感を覚える


さて、これも食事に関する勉強と合わせて感じたことです。

そもそも「加工食品=人工的な物質が入っている」と認識してほぼ間違いないので、その視点でスーパーに行くと驚愕します。体感で95%は加工食品です。

もちろん、加工食品の全てを批判するわけではありません。衛生面や料理の簡略化を考慮すると、素晴らしい技術でもあります。

しかし、それにしても加工食品が多すぎます。毎日の食事でどれほど人工的なものを摂取しているか想像しただけで恐ろしくなります。

現代において加工食品を食べないと言う選択はほぼ不可能です。だからこそ、しっかりとした知識をつけて、摂取するものを選ばなければならないことも、同時に認識しました。

もはや健康意識が低い人は自ら毒を買う時代になってしまったと思います。

④ 肉食について考えるようになる


皆さんは肉食について危機感を持っていますか?

食事についての理解を深める過程で、もちろん原料の出所についても知るようになっていきます。この過程で、環境に対する肉食の悪影響に愕然とするとともに、今までの自分の無知さに怒りすら覚えました。

そもそも、現代人は肉を摂取しすぎです。野菜の摂取不足に対し、肉は必要以上に食べているために、むしろ健康に悪影響を与えています。

しかし、それ以上に環境への影響がとてつもありません。「畜産業の温室効果ガス排出量はあらゆる交通手段と同じ、もしくはそれ以上」の一例をとっても、特に僕たち若い世代は絶対に解決すべき課題だとわかります。

健康上、持続性的な観点でヴィーガンなどの特定のカテゴリーになろうとまでは現時点で考えていませんが、「肉食」は絶対に考えなければなりません。

⑤ オプティマルヘルスの体験


これは①とも似ていますが、この言葉の通りです。
いわゆる「オプティマルヘルス(最高の健康状態)」を体感できます。

この状態で様々なことができることはもちろん素晴らしいことです。
しかし、僕が強調したいのはオプティマルヘルスを”体感する”ことの重要性です。

日々忙しさに追われると、体調の変化を気にしづらくなります。少しの不調は慣れによって意識の外に飛ばされ、それにより日々のパフォーマンス低下、長期的に大きな病気につながります。

一方、一度オプティマルヘルスを経験すると、

真の健康状態とは何か

を身をもって知ることになります。

なので、僕は最高の健康状態からどれほど体が悪くなっているのかを、今後常に認識できるようになります。これにより、日々のパフォーマンス改善や、長く人生を楽しめる体を手に入れることができるはずです。

やはり人間誰しも、”知識で認識する”ことと”実際の体験で認識する”ことには雲泥の差があります。体験してこそ一生ものの知識になっていくことがほとんどです。

まとめ

人間は死ぬまで食事をします。体とともに生きていきます。

よく「人生において様々な”本物”を知ると良い」と言われますが、間違いなく”健康”についても本物を経験すべきです。むしろ、”健康”は人生における必修強化です。他のどんなものよりも先に意識を向けるべきです。

そして健康の根幹には必ず食事があります。

皆さんも一生付き合っていく食事だからこそ、仕事よりも何よりも本気で意識を向けてみてはいかがでしょうか。


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