外資総合コンサルの1年目って成長できるの?①
※新卒ITコンサル1年目で身に付けた知識と経験を凝縮してこの文章を書いています。正直能力は飛び抜けて良くも悪くもないので、「今のITコンサル1年目の平均値はこんなもんか」くらいでお楽しみください。
※あと書いてたら長編三部作になってしまいました。要件は二部からなので、細かいこと気にしない人はそちらからどうぞ。
第一にゴールと手段、第二にゴールと手段、第三くらいから中身
詳細は後述しますが、某ITコンサルとして働き始めて早10ヶ月ほど経ちます。
たった10ヶ月ですが、その間スマホを開くくらいの頻度で「ゴールとそれを達成する手段」を考える環境で過ごしました。
ということで、まずこの文章の目的から書いていこうと思います。
この文章のゴールは大きく3つです。
「①−③も手段では?」という声も飛んできそうですが、それをするとゴール定義の終わりが見えないので、とりあえずここは納得してください。笑
もちろんこの上のレベルのゴールもありますが、その辺りは既に僕の中で固まっているので文章としてまとめる必要がないのです。
では、この3つのゴールを達成するためになぜnoteという手段を選んだんでしょうか。細かくはたくさんありますが、これも3つにまとめておきます。
(人は理由が3つだとなぜ納得しやすいかは調べてみてください。)
これらの要素を満たす手段の一つとしてnoteがあったので、今回この文章を書いているわけです。
とまあ、世の中では「ITコンとSierて一緒じゃね?」と揶揄されている身分でありますが、ちょっとコンサル風に冒頭書いてみました。
この文章では600字くらいで定義しましたが、実際の仕事ではゴールと手段が結果の8割くらいを占めるのではないでしょうか。
「8割」は体感ですが、特に新卒は僕も含め意味のないことをやりがちなので、このくらいの感覚で良いと思います。
野球はピッチャーが8割と言われたりしますが、実際の業務内では「ゴールと手段選定」もピッチャーと同じくらい重要だと感じました。
うまく伝えるための文章構成を考える
ゴールと手段がしっかり定まったところで、中身に入ります。
正直ITコンって戦コンほどMECEを徹底する感じはないのですが、MECEっぽくまとめてみます。
まず全体構成。
物事を伝えるときには「事実」と「主観(意見)」が存在します。この二つの混同は絶対に避けなければなりません。
もし混同してしまった暁には、何のこっちゃわからなくなる文章が誕生します。書き手は理解していても、聞き手からすると全く理解できない文章になるのです。
次にそれぞれの内容。
「事実」は僕のスタンスや環境がわかる程度で良いでしょう。別に他の人に言及したことは書かないので。一方「主観」はゴールの①②に関わる部分なので深掘りが必要です。
なので、ここはざっくり「マインド」と「スキル」の二つに分けます。
「マインド」は時間と能力が関係ない項目、「スキル」はある程度時間と能力が比例する項目です。
色々な切口はあると思います。
が、個人的にやはり”時間”という概念は自分の成長に直結していると考えるため、時間の視点で二つに切ります。
やはりすぐ習得できることは意識的にすぐ習得する必要がありますし、逆に時間がかかることはまずは習得可否ではなく継続が大切です。
この辺りを最初に見極めておかないと、無駄に時間がかかったり、逆に時間かければ習得できることも習得できなくなってしまいます。
一応図にしてみるとこんな感じでしょうか。
なので、このnoteを読んでくださっている方は、「事実」で前提を確認し、「マインド」「スキル」で僕の経験や意見を見ていただくと一番わかりやすいかなと。
どんな立場にいるのか
やっと「事実」フェーズです。
ここまで書いてきて気づいたのですが、文章がかなり長くなりそうです。
今回はこの章で一度切ろうと思います。
さて、ここまで偉そうに色々書いてきましたが、タクトパスって一体誰やねんという話です。
他の記事を読んでくださっている方は多少お分かりかもしれませんが、前提となる僕の状況を箇条書きでまとめてみます。
とまあこのくらいで、少しはタクトパスがどんな状況に立っているかが伝わっていればいいなと思います。
事実フェーズに意見を書くのもナンセンスな気はしますが、ここで一つ言わせてください。
正直、このフェーズは非常に重要です。
例えば僕の今のプロジェクトはグローバル案件と書きましたが、この点一つとっても話は変わってきます。
と言いますのも、僕が「英語が使えなくて大丈夫」と主張することと、日本語しか使わないプロジェクトにいる同期が「英語なくても大丈夫」と主張するのでは意味が全く違うからです。
僕は「(グローバルプロジェクトでも最近は翻訳ツールが発達しているから)英語使えなくても大丈夫」
同期は「(外資だけど日本のプロジェクトもたくさんあるから)英語使えなくても大丈夫」
と言っているのです。
前者は「グローバル環境での仕事に対する意見」であるのに対し、後者は「その会社内でのプロジェクト配属方法への意見」です。
同じ表現でも前提の事実を明らかにしておかないと、その意味の受け取り方は無限にあるのです。
あ、ちなみに後述しますが、「英語は必須要件」が僕の意見です。
これはグローバルプロジェクト内で仕事しているという「事実」を前提にした僕の意見です。
さて、次回はこの事実を元に、僕の1年間をまとめていきます。
「短くまとめて伝える」ことが重要とされるコンサル業界ですが、さすがに1年間をしっかりとまとめるとなるとある程度のボリュームとなってしまいますね。