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挨拶でその人の人間関係がわかる

こんにちは!

さて、今回はコミュニケーションについての話です。

みなさん人間関係にストレスや不安を感じたことはありませんか?

しかし、その問題の多くがコミュニケーションによって解決できることを、100名を越える野球部に在籍することで知ることができました。

僕自身、他者と関係を持つことは諸刃の剣であると思っています。

人間関係が良ければ自分の大きなことを成し遂げられますが、悪ければ人生そのものを棒に振ってしまう可能性もあります。

だからこそ、いかに人間関係をよくするコミュニケーションをとるかが鍵になります。

組織には2種類の人間がいる

おそらく組織には大きく2種類の人間がいます。

”組織を運営する人間””実際の作業をする人間”です。

僕の野球部でもその線引きがあります。
”先輩””後輩”です。

おそらく一般的には、その組織や領域に早く踏み込んだ人が先輩であり、後に入った人が後輩という扱いになることがほとんだと思います。

しかし、先輩後輩の分類の本質はそこではありません。

この二つの本質は組織としてどのような役割を背負うかにあります。

具体的にすると、先輩は組織を運営する側の人間であり、後輩は運営のために動くという役割があります。

強い組織として機能するためには、上級生が全体の方向性を決定し、下級生がその意図を汲み取って行動するという形が最大火力を出すことができるようになります。

先輩後輩の関係の本質は、主従的な関係を作ることではなく、組織として機能するための役割分担なのです。

あくまでチームの目標は勝つことであり、そのために強い組織なることが必要になります。

組織(部)という観点から見た時に、先輩の方針を理解し実際に行動することが理想的な関係なのです。

そしてこの関係を築くということは、人間関係を築くということです。
つまり、”コミュニケーション”が何よりも大事になってきます。

組織を運営する役割として後輩と接する

では、実際に後輩とはどのような関係を持てば良いのでしょうか。

それはズバリ

本音を話せる関係

です。

もはやこれは先輩後輩だけでなく、人間関係の根本にあるところかも知れません。

ここで一つ強調しておきたいのが、本音と言えども、“共に取り組んでいることに対して本音で話せる”ということです。

人間全てをさらけ出せる相手などそう易々と見つかりません。
というは、全てをさらけ出す必要もありません。

つまり僕の場合であれば、“野球に対して全て本音で話せる関係を作る”ということです。

なぜ本音が重要かというと、本音を話せるかどうかで、コミュニケーションの総量が圧倒的に変わってくるからです。

本音で話せない=上辺だけの会話

になります。


特に後輩からしたら、先輩と上辺だけの会話をするメリットなどほとんどありません。ただ気を遣って疲れるだけです。

一方で本音の話だと、ある種対話のような形にもなり、互いに成長できるようになります。

こうなると、お互いにこの相手となら自分が成長できるとわかり、どんどんコミュニケーションが増えていきます。

2年生が1年生を指導する意味

僕のチームでは1年生を指導する係を2年生がするという制度があります。
この制度には1年生の指導だけでなく、”2年生が組織を運営するスキルを身につける”という大事な目的があります。

具体例を挙げてみましょう。

この指導期間中に仮に1年生がミスをしたとします。
当然2年生はミスをしないための対策を立てることになります。

コミュニケーションをとっていない2年生であれば、おそらく罰則を与えようとします。なぜなら、恐怖で統率することは最も簡単な手段だからです。

しかし、罰則をはじめとした恐怖による統率は、個人の積極性や自主性を阻害します。恐怖に怯えるがあまり、ミスしないことに必死になり主体性は消滅します。

主体性のない組織ほど弱い組織はありません。

罰則は短期的には効果が出ても、長期的には組織を弱くするのです。

そのため、指導係にはそのミスをなくすシステムをいかに作るかという方向から話を進めさせることになります。

システム作りには、現場の情報を集めるためのコミュニケーションが必要不可欠になります。ここで彼らはそれまで経験したことのないような、大量のコミュニケーションを重ねるようになるわけです。

そして、この過程で、いかに自分たちがコミュニケーション不足で誤った認識をしていたかを目の当たりにします。

指導係は、一年生の指導を通じて組織を運営するためのコミュニケーションの大切さに気づき、組織運営を担う先輩へと成長するのです。


コミュニケーションを増やすコツ

コミュニケーションを増やす方法はいくらでもあります。
というよりも、その人のタイプによって千差万別です。

人と話すことが得意な人もいれば不得意な人もいますし、話すことが好きな人もいれば聞くことが好きな人もいます。

ですので、ここでは僕がオススメする方法を紹介していきます。
僕が経験していないことを書いてもどうかわからないので笑

① 挨拶をしっかりする

基本中の基本に見えて意外と見落としがちなものが挨拶です。

後輩や部下から挨拶をされたときに「おう」とか「うん」といった返しをしていませんか?

確かに挨拶は返していますし、無視しているとは言えないでしょう。

ただ、おそらくこれでコミュニケーションが成立したと感じることは難しいと思います。

コミュニケーションは量を重ねるにつれ比例的ではなく指数関数的に増えていきます。※指数関数的とはやればやるほど圧倒的に差が出るという認識で大丈夫です

おはようございます」には「おはよう」、「お疲れ様です」には「お疲れ」と返すだけで、自ずとそこにはミュニケーションが発生します。

というよりも、そもそも挨拶をしっかりしてくれる人は爽やかですし、みんな好きになると思います。

これを積み重ねているかどうかで、その人に対する親近感であったり、コミュニケーションの取りやすさ、具体的に言えば声のかけやすさは大きく変わってきます。

他の人があまり意識していないけれども、誰もが行うこの“挨拶”をしっかりすることは、コミュニケーション量を増やすことにつながります。

② 微笑みを身につける

コミュニケーションの一つの基準として、話しやすさがあります。

それはその人の役職であったり、タイミングといった要素もあると思いますが、一番はその人の雰囲気です。

この雰囲気に対して微笑みは絶大な効果を発揮します。
微笑みが醸し出す柔らかい雰囲気によって話しかけるハードルは一気に下がります。

また、微笑みは無理に笑顔を作るような労力もいりません。
最初は意識的に微笑む練習をする必要はあるかもしれませんが、慣れてしまえば無意識でできます。

僕も基本は穏やかな表情をすることを心がけています。
もちろん集中したい時もあるので、その時は真顔に切り替えたりもしてます笑

何はともあれ、微笑んでいてマイナスになることはほとんどありません。
ニヤニヤしてると思われることもあるかもしれませんが、そういった捉え方をする人は心が汚い人なので無視しましょう笑

③ いじられ“キャラ”になる

これは難易度が少し高いかもしれません。
しかしいじられキャラは最強です。

おそらく、後輩だけでなく、「いじる」という一線を越えると一気に仲が深まるのではないでしょうか。「いじる」と「バカにする」は紙一重なため、ここを乗り越えるかどうかで距離感は一変します。

ですが、いじられキャラはコミュニケーションの基本が「いじり」になります。挨拶と同じ頻度でいじられます。そしてこの気軽な「いじり」は想像以上に伝染し、後輩であったり初対面の人とも一気に心理的距離感を縮めます。

これは単に仲の良い友達からいじられるのではなく、周りの人から「あいつはいつもいじられて楽しそうだな」みたいなイメージを持ってもらう必要があります。だからこそ、いじられ“キャラ”が必要になるのです。

そうしてようやくいじられキャラになると、これこそ指数関数的に人とのコミュニケーションが増えます。後輩とのコミュニケーションに困ることもなくなります。

ただ、いじられキャラになるにはそれまでに基礎的なコミュニケーションを重ねなければなりません。なのでまずは挨拶から始めてみるればいいのではないかと思います。


まとめ

さて、今回もまとめていきます。

① 組織を引っ張るためには後輩と本音で話せる関係を作る必要がある
② 組織を統率するためにはコミュニケーションが必要不可欠

③ 指数関数的にコミュニケーションを増やすためにもまずは挨拶をしっかりする

コミュニケーションだけでなく、誰しもの悩みに人間関係があると思います。

もちろん僕から周りに思うこともありますし、周りから僕に対して思うこともあるでしょう。それを全てとは言いませんが、少しでもコミュニケーションで改善できるのであれば、これらに取り組む価値はあると思います。

特に相手から意見を引き出しにくい後輩であれば尚更です。

上が強い組織は死ぬほどありますが、下まで強い組織はなかなかありません。

だからこそ、後輩とコミュニケーションをとりながら、下が強い組織を作っていきたいと思います。

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