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社会人一年目の戦略について考える
卒業シーズンになりましたね!
かく言う僕も無事大学から卒業認定を受けまして、晴れて大学を卒業することができました。ついに学生生活も終わりです。
となると、やはり友達と話題に上がるのがどんな社会人生活を送るかということです。そんな中でも学生と社会人の大きな違いはお金の有無です。
自立するために使うお金も増えますが、手元に入ってくるお金が劇的に増える人の方がほとんどです。特に大学生活は部活に費やし、バイトもろくにしてこなかった人にとっては尚更です。
そんなこともあり、みんな口々に「車買いたい」「美味しいご飯食べたい」「いいゴルフクラブが欲しい」と話しています。
ということで今回は、お金を中心に社会人一年目の生活の軸を考えたいと思います。お金や時間をどのように活用していけば自分の将来がより良くなるのか。社会人のスタートだからこそ、しっかりと指針を定めたいと思います。
お金は貯めるべき?
早速ですが、まずはお金に関して考えます。
よく「社会人になるとお金が貯まる」と多くの先輩方から話を聞きます。
特に実家暮らしや寮生活、福利厚生がしっかりしている企業に勤める人ほど、生活費にかかるお金が少ない上に、学生時代とは比べ物にならないほどの収入を得るため、意外と使い先がないとのことです。
そのため、ゴルフやお金をかけての旅行など社会人になったからこそできる遊びや、質の高い家具を買ってQOLを上げたり、早い人では車を買ったりと、色々と使い先を見つけ出しているようです。
また、そうは言っても「お金が貯まっていく」人も多いようです。意識的に貯金している人もいれば、勝手に貯まっていく人もいますが、共通しているのは「お金が銀行口座にある」ということです。
僕はこういった話を聞く中で、あまりにももったいないと感じました。なぜなら、将来に繋がるようなお金の使い方ではないからです。
つまり何が言いたいかと言うと
お金が多く入ってくるのならば用途をもっとちゃんと考えなければならない
ということです。
もう少し固い言葉で表現するならば
機会損失を常に考える必要がある
ということです。
もちろん、何かを買ったり、貯金することは悪いことではありません。しかし、ゴルフに使うお金を別のことに使えば新しい可能性に出会えたり、今貯金している100万円をうまく使えば、将来100万円なんてすぐにでも貯まるような資産形成ができるかもしれません。
僕自身を含めてですが、やはり社会人の特に1年目は学生の延長で物事を捉えがちだと思います。だからこそ、お金の使う先も無意識のうちに狭まってしまう可能性が高いのです。
お金は何に使うべき?
では、お金を何に使えばいいのでしょうか?
これが今回の最重要ポイントであり、僕の今後の軸にすることです。
それは
未来につながる経験
です。
この経験をするためにお金を使っていきたいと考えています。
さて、これだけだとあまりにも抽象度が高いので、具体的に説明していきます。
まず、僕はお金の使い先として何よりも“経験”に割り振ろうと考えました。なぜなら、経験は「自分の人生の中で唯一残り続けるもの」であり、「代替の効きにくいもの」だからです。
人生の中で死ぬまで残り続けるものなんてそうはありません。モノなんてすぐ壊れますし、周りの環境も変わっていきます。しかし、自分が積み上げてきた経験は変えることはできません。(もちろん経験の意味づけは変えることができますが、それはまた別で書きたいと思います。)
つまり、
人生で残り続ける=人生に影響を与え続ける
ものこそ“経験”なのです。
また、ユニークな“経験”であればあるほど、自分も面白いし、周りからも重宝されます。“経験”の差が人間の差になるといってもあながち間違いではないと思います。
そして、その“経験”を積むためには少なからずお金が必要になってきます。全てにお金が必要というわけではないですが、資本主義社会ではやはりお金の有無で選択肢は大きく変わってきます。
ただここで一つ注意すべきことは、お金の有無はお金持ちかどうかということではありません。“いかにお金を分配するか”ということです。若いうちはお金がなくて当たり前です。その中で幅広い経験をするためには絶対に“選択と集中”が必要です。
一方で、お金がないのと引き換えに若ければ若いほど失うものが少ない、つまり何かに挑戦しやすい状態でもあります。つまり、お金の問題さえうまく解決できれば、これほどまでに“経験”を得やすい環境はありません。
具体的なプランは?
さて、ここまで抽象的な考えで「様々な経験を積む」ことの重要性にたどり着きました。
では具体的にどうすべきかをもう少し考えていきます。
先ほども書きましたが“取捨選択”こそが鍵だと思います。
例えばまずは社会人としての視点で考えれば、本業が何よりも重要です。
野球もそうでしたが、人間として高いレベルで活躍する人は絶対に自分の本業に全力を尽くします。本業こそが最も自分を成長させてくれます。
社会人になるにあたり副業に目を向けがちな人も多々見ますが、本業を一番しっかりやらずに本業をしっかりできるはずはありません。なので、まずは本業にお金をかけます。
次に本業以外に目を向けます。ここでは自分が興味のある一つか二つのことにお金を費やします。普通の人がしないほどの集中をすることでその分野において突き抜けた経験をすることが、将来自分の武器になるからです。
ただ、本業と副業では一つだけ決定的に状況が違う要素も意識しておかなければなりません。これはこれからの僕の立ち位置である、本業が会社員で副業がプライベートという場合においてです。
その違い。それは
一定の制約があるかどうか
です。
本業はある程度会社の方針に従いその組織の中で競争が発生しますが、プライベートは自由に近い状態です。ということは、本業はある程度方向性が定められているため“量”を積み重ねることを意識する一方で、プライベートではそもそもの進むべき方向を考えなければなりません。
つまり、集中を考える場所が違うということです。
本業ではいかに経験の“量”を高めるかを考え、その他では経験の“ユニークさ”を考える必要があるということです。
一口に”選択と集中“といっても、実は少し性質が違うということを考えておくべきだと思います。
ゴルフと飲み会を控え、その分のお金で友達の盛大な誕生日パーティを計画するとかはどうでしょうか。僕は誰かにプレゼントをすることが物凄い幸せだったりする人間なので、win-winな企画と言えます。
これを毎月しようものなら、この“経験”の中でイベントの企画力、実行力、コミュニティ作り、このイベントに注目してくれるファン作りといった多くのものを手に入れられるでしょう。
何よりこんな”経験”は自分と相手の人生両方に残り続けるものになるでしょう。
これはあくまで例ですが、簡単に言えばちまちま分割して使うよりも、一つのものにガサッと使いたいということです。使いたいというか、そっちの方が圧倒的に面白そうだということです。
また、個人的には金融業界への投資はもう少し年を重ねてからでもいいかなと考えています。その理由についてはまたどこかで書こうかと思いますが、端的に言えば若いうちは元手が少ない上に、優先順位として投資することが上にこないからです。
まとめ
さて、今回もまとめていきます。
① 社会人は特に“お金の使い方”を考えなければならない
② まずは“経験”にお金を投資する
③ 投資する“経験”は未来につながるもの
社会人一年目が始まればおそらく激動の日々が続くと思います。
だからこそ、その世界に入る前に指針だけは決めておきたいと考え今回は書きました。
学生生活が終わり、新たに一番下っ端として社会に飛び込んでいくことに不安はありますが、それよりもその向こうに広がる可能性に期待しかありません。
特に来年度から社会に飛び込む同年代の皆さん、一緒に頑張っていきましょう!
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