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監督の練習メニューの作り方 バスケコーチング#8

こんにちは。高校バスケの監督を振り返り、考える記事になります。前回の記事はこちら。

第8回は、練習メニューの考え方です。
実際、監督ってどうやってメニューつくんのっていう話なんで、多少気になる人もいるんじゃないかなと思います。
誰に教わったわけでもない自己流なので、正解かどうか分かりませんが。


【練習メニューの決め方】

基本は、第3回で書いたような、最初に立てた年間スケジュールをベースに考えていく。

具体的なメニューは、大体昔やったことのあるメニューから引っ張ってくることが多い。
自身のミニバスの時、中高バスケ部での練習など。
これを、ピンポイントで上手くしたいというものに当てはまるメニューを選ぶだけだ。
もしそれがなければ、強豪校のアップを参考にしたり、YouTubeに上がっている強豪校の練習風景を見てパクる。
自分が考えるメニューなどたかが知れているので、プロなりが考えたであろう、代々多くの人がやってきたメニューをやった方が良い。
OF、DFの分解連などのメニューは自分で考えることが多かったが。

では、実際どのような練習すれば良いのかを考える。

プロセスとしては、
実戦練(5on5など)→ビデオ分析→課題・弱点の発見→課題克服のための練習を考える
(ファンダメンタルは別)

初めの方は、課題・弱点しかないので、中でもこれは絶対やった方がいいという優先順位を付けていく。
私のチームでは、シーズン1番最初の5on5を見てゲームスピードの遅さに絶望した。
速攻が出ない、アーリーオフェンスもない。
これは早急に、【速攻の練習】をしなければクソみたいなバスケになってしまうと感じた。
特に小さいチームだったので、「走るバスケ」は必須だった。

その次にやばいと感じたことは、
ハーフコートOFのオフボールマンの停滞である。
そのため、【カッティングの練習】を入れることにした。

こういった感じで必要な練習を考えていく。
弱小チームを教える上で大事なことは、
監督のやりたい事を練習にするのではなく、
チームに欠けていることをまず練習にすることなのではないかと思う。


【練習メニューの作り方・管理】

この日はこれを習得させる!という気持ちを持ってメニューを作る日もあれば、いつも通りのファンダメンタル多めのメニューを作る日もある。
どちらにせよ、1回1回の練習で何を鍛えるかを明確にしてメニューを作らなければならない
タイマーの時間に限らず基本的には、5分10分単位で時間を区切って練習をずらっと並べて、メニューを作っている。
1つの練習で、
タイマーの時間(やっている時間)+α分、で見積もって計算する。実際始めるまでのインターバルとか説明・反省の時間を含めたら、時間は必ずと言っていいほど押していく。
私自身が練習に参加できる日は、自分で時間を管理できるので、なんとなくでメニューを作って優先度の低い練習はカットしたりすることが多い。

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こんな感じ。1時間半でこれだけのメニューを詰め込める。
また、実際に指導しに練習に行く時には、この練習ではこういう説明をしようというのを事前に考えてくる。そのメモも兼ねている。

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練習メニューはスマホのメモで管理している。
いつでも見返せるように、練習中確認できるように、また、生徒に写真で送れるように。

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練習メニューだけでなく、バスケで思いついた事や気になったことは一応メモするようにしている。


【オリジナルメニューの考え方】

自分で考えるメニューもあると上で書いたが、
その練習メニューはどのように作るのか。

大体は試合をイメージして、そこから切り取った形のものになる。いわゆる分解練習というやつだ。それを実戦likeな要素を残したまま、効率の良い練習になるようにメニューを作る。

シュート練であっても実際のシチュエーションを意識して作る

例えば
・キックアウトからのスリーポイント
逆サイドからのドライブに対して、ウイングがコーナーに落ちてパスを受け取りシュートを打つ。

・モーションOFの形でのシュート練
OFの流れを覚えてもらいながらシュートを打つ。

・1on2
これは以前も書いたが、3線のDFの練習と3線が出てきた時にOFが決め切る練習。1枚目のDFはわざと抜かれて、OFと3線のヘルプの勝負の状況を作る。OFが決め切れないと1on2なのでダブルチームになる。

・シュートチェック練
ペアでシューティングをするのだが、1人はパスをしたらシュートチェックをするという練習。シューターはチェックを受けながらシュートを打つというもの。これは、選手に不評だった。
シュートチェックって重要な要素だと思うのだけれど、その練習って難しい。。

・ボックスアウト3on3
近くのOFを捕まえてボックスアウトをする練習。
ペイントエリアでDF3人がグルグル回って、その間にシュートを打ち、近くにいるOFにボックスアウトするというもの。まず、近くのやつを見つけて、コンタクトするという意識をつけるために考えた。

まだ他にもあるが、これくらいにして。


【まとめ】

課題克服のためのメニューを考える
具体的なメニューは良いものを真似る
時間を記しメモでメニューを管理
メニューは何を意識するのかを考える

具体的なメニューについては、ここではあまり触れならなかったですが、ざっくりとこんな感じでメニュー作ってましたという感じです。

次回は、練習の効率化についてにします。
読んでくれた人ありがとうございます。

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