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[ボードゲーム]コーデックス・ナチュラリス ルール説明[BGA]

マンドラゴラです。

突然ですが、今回はSeasonsの話ではなく、とあるボードゲームを紹介させてください。

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それがこちら、コーデックス・ナチュラリスです。

世界観

あなたは、写本彩飾師のモンクであるTybor Kweleinの仕事を引き継ぐことを任されました。
そのためには、原生林に生息する4つの王国の種を記載した秘密の写本「コーデックス ナチュラリス」のページを組み立てる必要があります。
目標を達成し、豊かな写本を展開するために、カードがもたらすリソースに応じてカードを配置します。

どんなゲーム?

カード配置型のパズルゲームのようなゲームです。リソース管理要素もあります。
カードを配置することでリソースを生み出し、そのリソースをもとに点数付きのカードを配置して点を稼ぎます。

カードはただ配置するのではなく、配置できる場所が限られたり、配置の仕方によってボーナス点がもらえたりと、考えながら配置することが求められます。

カードの種類

ゲームの説明に移る前に、このゲームの主役となるカードを説明していきます。

・リソースカード(40枚)

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このゲームには赤(キノコ)、青(動物)、緑(葉)、紫(蝶)の4種類のリソースがあり、それらを生み出すカードです。
また、リソースとは別に「羽ペン、インク、写本」といったオブジェクトが存在します。

リソースカードは裏面からもカードの色を確認できます。

表面の4つの角いくつかにスペースがあり、そこに「空白、リソース、オブジェクト」のいずれかが描かれています。
また、一部のリソースカードは勝利点をもつこともあります。(画像:下)

裏面は4つの角全てが空白のスペースになっており、中央にカードの色に対応した1個分のリソースアイコンが描かれています。

・ゴールドカード(40枚)

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リソースカードと異なる点として、勝利点と「カードを配置するために必要なリソース」が描かれています。
ゴールドカードのスペースには「空白、オブジェクト」が描かれています。リソースが描かれたカードは存在しません。

裏面はリソースカードと同様です。

・スタートカード

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ゲーム開始時に自分の場に置かれるカードです。各プレイヤー1枚ずつ持ちます。
全てのカード共通で4つの角にリソースが表示されている表面(画像:右)とカードごとに異なる裏面(画像:左)があります。

・目標カード

ゲーム終了時に得点をもたらす条件が書いてあります。

ゲームのセットアップ

まず最初に、各プレイヤーにカードを配置していく開始地点となるスタートカードがランダムに配られます。
各プレイヤーはスタートカードの表裏どちらでゲームを始めるか選択します。

その後、初期手札としてリソースカード2枚、ゴールドカード2枚が配られ、共通目標となる目標カードが2枚公開されます。そして、リソースカードとゴールドカードの山から2枚ずつ表にして公開します。

その後、各プレイヤーに個人目標となる目標カードが2枚配られます。その2枚から、そのゲームで使用する目標カードを1枚選びます。

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実際の盤面の画像です。これは個人目標を選んでいる時ですね。

プレイヤー全員が選び終わると、ゲーム開始です。

・ゲームの進行

スタートプレイヤーから順に手番をおこなっていきます。

自分の手番にやることはとてもシンプルで、

1.カードをプレイ(配置)する
2.手札を補充する

だけです。

1.カードのプレイ

手札からカードを1枚選び、盤面に配置します。カードは表面でも裏面でも配置できます。

配置する際、以下のような規則があります。

・カードは回転して配置できない。
・既に置いてあるカードの隅のスペースを出すカードの角で隠すように配置する(スペースの無い角に重ねることはできません)。
・同じカードの複数のスペースを同時に隠す(上下や真横)ことはできない。
・異なるカードであれば、複数枚の角のスペースを同時に隠しておくことが可能(下になるすべての角がスペースである必要がある)
・ゴールドカードを配置する際、配置前に必要なリソースが見えている必要がある

配置の際の注意点として、
※スペースの無い角にカードを置くことはできない(スペースの無い角を上に置くことはできる)
※カードによって隠されたスペースにあったリソースやオブジェクトは、それ以降使用することができない
とだけ覚えていれば大丈夫です。

2.手札の補充

盤面右のサプライから、リソースカードかゴールドカード1枚を取るか、それぞれの山札の上から1枚を取り、手札に加えます。

サプライからカードを取った場合は、対応する山札の上から1枚をめくり、サプライに補充します。

・ゲームの終了

勝利点が20点を超えたプレイヤーが現れる、もしくは2つの山札が尽きた状態で、ラストプレイヤーに手番が回った後「追加で1巡」プレイを続行してゲームが終了します。

目標カードの点数は終了条件の20点には含まず、ゲーム終了後に加算します。

ゲーム中に獲得した点数と目標カードからの点数を足し合わせ、最も得点の高かったプレイヤーが勝者となります。
同数の場合、目標カードからの点数が高かった方の勝利となります。
それも同じなら引き分けです。

・補足

・目標カードについて

カードの配置を参照する目標カードは向きも考慮されます。また、一つの目標カード内の判定で、1枚のカードを複数回判定に用いることはできません。

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例)この画像の場合、この目標カードによる得点は4点ではなく2点になります。真ん中の2枚は1度判定に使われているからです。

・ゴールドカードについて

ゴールドカードによる得点は配置した時点で即加算されます。

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この画像の下のゴールドカードは、「配置した時点で見えている羽ペンの数×1勝利点」というカードですが、このカードを配置した後に羽ペンを新しく配置しても、このカードは点を生み出しません。配置した時点で点数が確定し、即加算されるからです。

・終わりに

以上、コーデックス・ナチュラリスのルールになります。

実は、僕はSeasonsよりもこのゲームの方が得意だったりします。執筆時点でELOランキング2桁でした。

2人だと1プレイ20分もせずに終わるだいぶ軽いゲームなのでぜひ遊んでみてください。

そのうち戦略編書きます。


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