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「SECRET」。久しぶりに脚本を書くもの。

7月にオンライン公演イベントに出演させてもらう事になり脚本を書く事に。
前回の「舞台版コケシ・セレナーデ」は同映画の監督でもある松本大樹氏に劇団用に書き下ろして頂いた脚本。
この時より、劇団の芝居はオリジナル作品へ舵を切る事にした。伝えたい事、やりたい芝居。
という事で、実質、今回の「SECRET」が初の団内からのオリジナル。

とはいえ、私、脚本を書くのは30年振り。
30年前に「NEW BLOOD」つう、吸血鬼になってしまった主人公を取り巻く人々の好奇、恐怖、疎外をテーマに書いた作品以来。

本来、「人間の中にある黒いもの」をテーマにしがちな私である。
30年経ってもやはりテーマは変わらず 笑

で、今回の「SECRET」だが、先ず、縛りとしと「短編」があった。イベント出品用と言う事で、ある制限。

1.15〜20分程の短編である事。
2.マスク着用の芝居である事。
3.ソーシャルディスタンスを保つ事。

なかなかの縛り 笑

そこを先ずは押さえつつ、執筆が始まった。

今回、決めていたテーマがある。それは「同調圧力へのアンチテーゼ」。
コロナ禍に振り回される日々。変わるもの。変わらないもの。大きな声に違う声を上げる勇気。個人の意見の尊重。紛れる事への安心感。
何故、自分で判断しないんだろう。多数が決して正義ではないんだよ。そんな思いをしたためた脚本。

今の時世だからこそ書けた脚本。

そして、短編1部で終了するつもりが、書いてると楽しくなってしまい、シリーズ化にする事に途中から変更。イメージは昼ドラの短い版。

scene1からscene3 まで観てもらわないと完結しない作品。

「実験だなぁ」と自身で思いつつ、オンライン舞台だからこそやれた芝居なのだ。この短い話しを毎回足を運んで観に来て頂く事は出来ない。まさにこれすらこの「コロナ禍」だからこそやれた芝居なのだ。

「scene1 再会」はプロローグ。20年振りに再会する4人がコロナ禍に顔を合わせる。何故か違和感。何故か?で終わる。
この回。かなり物議を醸し出した。謎しかない 笑
楽しく懐かしい再会に不穏な空気で終わる。そして、、

「scene2 不穏」
物語が動き出す。
なぜ?の嵐。scene1が「もやもや」なら「scene2」は「イライラ」。

そして完結「scene3 舞台」。
まさかの展開。無意識の悪意が4人を翻弄し予想外の方向へ。

楽しいですよ。
誰にでも起こり得る話し。
ただ気付かない。
それは私も同じ。
無意識に誰かを傷つけてるかも。

是非、観て欲しい。
そして、今一度、振り返って欲しい。
こんな時代だからこそ、人との繋がり関係を振り返って欲しい。

そんな「SECRET」。
みんなが抱える秘密はなんなのか?

私自身がワクワクしてるから。

「SECRET」
8月29日18時 scene1 再会 scene2 不穏 
9月5日  18時    scene3 舞台

内容
20年振りに再会した元演劇部の4人。
懐かしくも楽しくなる筈の同窓会。
でも、何かがおかしい。
何が?
コロナ禍の時世も絡めた「無意識の悪意と思い込み」。
あなたにもきっと心当たりがある筈。

チケットは4種類

1公演 各500円
3公演パック 1.200円
Bumpy応援パック 2.000円
scene2.3セット 800円(配信イベントにてscene1をご覧頂いたお客様用)

応援パックをご購入頂きましたお客様には次回公演フライヤーに「 Bumpyfriends」としてお名前を記載させて頂きます。
また3公演全てご覧下さいましたお客様には「 BumpyBoxオリジナルグッズ」をプレゼント。

チケットご購入はこちらから💁‍♂️
https://bumpybox.thebase.in

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圓井寿夫/マンドン
車椅子の役者、演出家として活動していく事で観る側だけでなく演る側のバリアも崩していきたい。活動にご支援の程宜しくお願い致します‼️