虹龍山嶺 閲覧用スコア
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初演:2023.11.25 富山大学医学部薬学部ギターマンドリンクラブ アイザック小杉文化ホール ラポール
以下、ご自由にプログラムなどに引用してかまいません。
【楽曲解説】
2023年に、富山大学医学部薬学部ギターマンドリンクラブより立山連峰を題材にした作品を委嘱され作曲。
立山連峰は富山県の東部にそびえる山の連なりで、雪渓(残雪)は帯のようにその稜線に沿って横に伸びている。曲を作るにあたって、実際に富山の雨晴海岸に赴き立山連峰を海越しに眺めてみると、山肌は大気で青く霞み、空や海に溶け込んでいた。そして雪渓だけが宙に浮いているような印象を覚えた。次第に雪渓は夕陽に照らされ色を変え、紅潮する。私はこの雪渓を龍の鱗に見立てた。
龍は古くから水神として扱われているが、立山連峰と富山の関係にはその水が欠かせない。山々からの水は勢いよく扇状地へと流れ込み、清らかな河川や伏流水は最後には海へと辿り着く。本曲はダイナミックな山の近景から雄大な遠景へと視点を変えていくが、そのカメラを運ぶのは水の流れだ。
立山連峰とその裾野に広がる大地のパノラマの魅力を伝えられていれば幸いだ。(作曲者記)
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