花を待つ 閲覧用スコア

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初演:2025.2.8 マンドリンアンサンブルちぇりーず!
広島県民文化センター

以下の文章は、ご自由にプログラムなどに引用していただいてかまいません。

【楽曲解説】
 2024年に、マンドリンアンサンブルちぇりーず!様から委嘱を受けて作曲。寒さの中を耐え、開花の日を待つ桜。最後には春の兆しを感じられるようなイメージで、というリクエストをいただいた。
 今でこそ花見といえば桜を見ることを指すものだが、万葉の時代、花と言えばそれは梅を指していた。桜が花を代表するような人気となるのは平安時代以降の話になる。
 それからというもの、桜の美はもっぱら散る姿に焦点をあてて表現されてきた。しかし本曲では、まだ咲いてもいない桜を題材にする。初春の肌寒さに包まれた桜の枝の蕾を見て、私たちはあの淡い色の花びらを待ち侘び、幻想する。
 幻の花と現実の花が重なるその季節に向かって少しずつ緩んでいく寒さを、本曲では微細なハーモニーの変化で表現しようと試みた。聴く方それぞれにとっての桜を想像しながら聴いていただければ、と思う。(作曲者記)


1-21
22-45
46-69
70-89
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青山涼
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