コロナをうちに持って帰ってしまった事件
マグロ(回遊魚)と呼ばれるほど止まっているのが苦手な私。それにしても今回は自分で呆れた。
発症までの流れ
8月26日東京で会食。「すみません、明後日レースなので。」と21時過ぎに相手にお断りして最終新幹線で大阪に戻る。
8月27日千歳入り。洞爺湖へ。
8月28日北海道トライアスロンミドルディスタンス。9時間8分で完走!3年前のリベンジ(スイムスキップ)を果たす。
8月29日千歳で抗原検査を受け伊丹へ。伊丹から自宅に一旦戻り、自転車を置いて今度は新幹線で東京へ。
8月30日朝羽田発でソウル、金浦空港へ。(朝ソウルに行く便が羽田からしかなくて東京に移動せざるを得なかった。。)
9月1日夕方羽田に帰国。
9月3日朝上野発の新幹線で長野へ。
9月4日白馬国際クラシックトレイル。ミドルの部。13.7kmでリタイア。
そもそも北海道トライアスロンを入れていたのに、去年の白馬トレイルがあまりに素晴らしくて、絶対にこの大会には出る!と決めていたため、入れてから1週間後だったことに気づく。←ばか
韓国出張の予定が間の週に入ってしまい、さらにどうしても30日にはソウル入りする必要ができて、なんか訳のわからない東京大阪間移動が間に入る。
韓国行くのにそもそも抗原検査かPCR検査を受けないといけなかったのだが、ちょうど千歳で受けれるやん!となんとかなる気分になってしまう。←ばか
さすがにちょっと疲れてるよな〜、体調大丈夫かな?とドキドキしながら土曜日寝たら日曜日は晴れてるし、別に元気だし走ってしまう。結局この日にはもうコロナにかかっていて、一緒に泊まっていたラン友を濃厚接触者にしてしまう。←ばか
調子悪いよな〜、と帰ってきて、気をつけな、と思いながらバイトで疲れて帰ってきた娘に速攻でコロナをうつす。娘は水曜日からめちゃくちゃ楽しみにしていた出雲旅行だったのに、火曜日の夜から発熱。←私のばかのせい。
昔から止まるのが苦手なので、年に一回くらいインフルエンザや風邪をひいてやっと自分でも納得して休んでいたのが、今回はおまけに自宅療養がくっついてきて外に出られない=自動的にランもスイムもお休みとなってしまう。
月曜日の朝起きて、熱はないのだがやっぱり喉が痛くてこれは一応検査受けておかないと会社行ったらやばいよな、ということで、朝時間のあるうちに近所で検査を受けようと探す。本当は抗原検査とPCR検査を両方受けさせてくれる検査所に行こうと思っていたのだけれど、ここが10時からしか空いていなくて、とりあえず近所の病院が9時から空いているのがわかったので、こちらへ。ここは発熱外来と検査のみを両方やっていて、「どちらにしますか?」と聞かれたので、症状がある以上発熱外来の方へ。
朝からガンガン予約の患者さんも飛び込みも来るし(つまり全部新患)綺麗な病院(アメ横内にある)だなあ、と思って2回の診察室に入ったらいわゆる典型的な風で抗生物質を出す開業医の先生とピアスがたくさん開いている看護婦さんが3つもある(しかも検査特化で仕切り越しにゴム手袋で操作ができる)検査コーナーで鼻にピッと棒を突っ込んで「終わりで〜す」と診察が終わり、会計もすぐにオンラインの機械で診療点数や処方箋が出てくるというめちゃくちゃIT化された医院で、どう見てもコロナ対応特化型病院だった。どんなときにも新しい商売というのは発生するもんだ。
COVID-19の治療に抗生物質は有効か、また望ましくない効果を引き起こすか?
抗生物質は、「いらないです」とわざわざ断っても「免疫が下がっていて細菌に感染しやすいから」と言われ(まだ薬剤耐性を超えるベネフィットが確認されていない)結局処方。これにはまだオチがあって、後から薬局で再度いらない、と申し出たら、薬剤師さんが「病院に問い合わせないと変えられないから」とこの医院に電話をしてくださったのだが、全く応答せず、薬剤師さんから「この医院、全然電話に出てくれないんですよ。検査に特化している医院で対応してくれなくて」という悲しい話が。
そうは言ってもこの時点では、スピード対応に満足で、しかも売りが午前中に診察を受けていればその日の20時(午後16時半の診察までならその日の24時)というありがたい話だったので、帰って連絡を待つ。連絡はSMSで来るということで、SMSをチェックしながら待つ。しかし、20時を過ぎても、24時を過ぎても何のSMSも来ない。SMSが来ない時の連絡先も電話では問い合わせられず、SMSで連絡。なんの音沙汰もなし。(対応を受けるつもりは全くないことが明らか)
翌日朝起きたら、なんと午前11時に厚生労働省から「療養中の方が関心が高い事項はこちらへ」 え?療養中? さらに台東保健所から「MyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)のご案内が。14時に電話がかかってきて、「コロナフォローアップです。療養期間のお知らせです」と言われて、さすがぶちギレ、「すみません、検査結果もらっていないんですけど」と言ったら、「私はフォローだけで検査の結果はわからないので(しかし陽性だからフォローしているはず)まずはフォローさせてください。」と言われて(完全にフローが独立して効率的に作られている)その直後15時に慌てたように、しかも受けたところではない渋谷宮益坂内科クリニックから陽性の連絡がやってきた。グループ経営なのね。。さらに間違いに気付いたのか、その後続けて受けたクリニックからも陽性の結果が。さっさと送ってくれ。
実際に結果が来るまでは、前の週に韓国で一緒だった同僚がやはり喉が痛くででも抗原検査で陰性だったということで、五分五分かなあ、と思っていたのだが、娘にうつさないようにアルコール消毒したり、基本部屋と食事を分けたり。そして、水曜日から旅行の予定だったのでPCRを念のために受けに行ってもらう。
陽性になっても熱も出ないのだけれど、この時点ではまだ10日間の療養期間だったので、次の週の木曜日まで家から出られないという!!しかしちょうどこの日岸田総理がすでに療養期間の短縮化を発表していたので、なんとかならないか!とチェックしたら、なんと26日からの開始だという。。。
水曜日の朝起きたら、娘が絶望的な顔で部屋から出てきて「熱が出た」
彼女は一気に38度を超え、倦怠感もひどく、さらに喉も痛いという結構深刻な状況。私がもらっていたお薬を全く使っていなかったので全部娘に譲る。
医療逼迫にどう対応するか
地域によっては発熱外来もいっぱいで、さらには家庭内感染で子どもが罹った場合には親がすでに感染していて家から出られない、など困ることも多いんだろうな、と思う。
その一方で、日本の医院数が多いのにあっさりコロナで医療逼迫が起こった背景にはやはりよく言われている医療資源を効率効果的に使う仕組みがなく、普段のアクセスの良さが完全に裏目に出ている、と思った。
スウェーデン時代、逆に医療アクセスの悪さに驚いたけれど、その分医療資源をうまく配分する工夫がされていて、病気に罹ったら病院に行く前にまず電話で看護師に相談。この段階での聞き取りが良くできていて、病院に行くまでもない、と判断されたら問診で薬局に行くように指導され、薬も教えてもらえる。
そもそもよく言われることでもあるけれど、海外では風邪、インフルエンザといった基本的には症状対応型の病気だと自分で薬で治す。今回もわざわざ熱が出ていたり、感染リスクがある人が病院で並ぶくらいだったら私がたまたま出会った機械的(?)発熱外来システムも悪くないし(薬までは辿り着ける)オンラインでもいいと思うし、さらにはもう少しドラッグで買える一般薬をしっかり使えるように指導しても良いのに、と思う(コロナで最も活躍している解熱鎮痛剤は広くドラッグで買えるし、今回私が処方されたカルボシステイン(ムコダイン)も1日服薬量が半分とはいえ、一般薬で手に入る。)
家から出られない、にどう対応するか?
当然二人暮らしで二人ともコロナなので、一番困るのは買い物。コロナフォローアップからのSMSには配食の案内もあったのだけれど、同僚からゼリーやレトルトなど、正直食べるのに困った、と聞いていて、私は元気で調理もできるので、ここはオンラインスーパーにしよう、と検索したらアマゾンフレッシュでライフのデリバリー地域だったのがわかった(ちなみに大阪で主人がコロナ陽性になった時はアマゾンではなく直のライフデリバリーで凌いだ)。このデリバリー、2時間なら390円、1時間なら890円の送料で対応してもらえる。この状況だとこれは便利!(さらに初回クーポン、4000円ごとに500円が2回ついていた)
それでも流石に10日間は長いなあ、しかも7日に縮まることが決まっているということは、7日でも専門家が問題ないという判断をすでにしているということだよね?と悶々としていたら、加藤厚生労働大臣の発表が入って、7日間がすぐにスタートすることに。きっと私とおんなじような人がすぐにやってくれ!と言ったんだろうなあ。26日までとか意味ないし(なんかの準備期間だったんだろうけれど、対応が遅すぎる)
となると後の問題は外に出られない=ランニングもスイムもできない。と思っていたら、娘から「リングフィットアドベンチャーやったら?」の声が。そうそう、それがあった!ということでこれも解決。
ということで、何とか7日間ならなりそうな療養期間、本日最終日。Netflixをガンガン見ている。