口が悪いのではなく(2024-03-21)

木曜日!

朝に電車内で地震警報をスマホで聴く。
震源地の関係もあるんでしょうけど驚くほど電車は揺れを感じなかった。
そのまま通常運行でした。
しかし警報をみんなで聴いて、支障がなければ瞬く間に日常に戻るってそっちの方が怖いよな。
社会の弾力性というか、異常を吸収する力を目の当たりにするたびに恐ろしさを感じる。
もっとあたふたしたりした方が良いかといえばそうじゃないんですが。
ただ地震でこれだから、これから先に何があっても社会にとっては1つの出来事として処理されてしまうのだなという気持ち。
無力感?寂寥感?
そこまで悲観的な心情ではないですけれどそうなるんだろうなと諦観してしまいますね。
来週には忘れている。

口が悪いとされる人はなぜそうなのか考えていました。
なぜそう見えてしまうのか。メカニズムが分かれば一生口が良い人間になれると思ったからです。

すき家でサバを食べながら出た結論は「間を埋める能力が低さが問題」でした。
魚を食べてDHCを取ったのでかなり自信があります。

例えば何気ない世間話。
Aさん「〇〇ってアニメ終わったよね」
Bさん「あ、あのつまんないやつね」
ここでBさん、実はそんなにそのアニメに対して感情がない。悪気があるわけじゃない。
本当に無意識だったと思うんですよね。
ただ頭の引き出しの取り出しやすい位置にあったものを取り出しただけ。
正直どうでもいい話題だったから。


これがAさんが好きなものだったり話したい話題の場合があるわけです。
何より恐ろしいのは自分の関心がないことだったり何気ない雑談でこれが発生してしまう。
互いに何となく距離を縮めるのが雑談なのにこれでは逆効果です。

これを無意識のうちにしてしまう原因、心当たりがあります。

松本人志です。本当です。
彼の代表作「〇〇はお前のこと好きじゃないけどね」に挙げられる「話の腰を折り笑いに変える」という技があります。
自分が面白いと思っている人間の頭の引き出しに絶対これ入ってます。なぜなら相手も話題も選ばないから。
ただ松本人志の話術とバラエティという文脈がこの綱渡りのコミュニケーションを成立させていることを忘れてはいけません。

結果職場でただ嫌われる面白くない松本人志がたくさんいます。彼らはある意味被害者です。
ガキ使とダウンタウンDXで学んだことを実践しただけなのに。
エンタ芸人の真似をしたわけじゃないのに。

ただこの技を振られる側も被害者です。
当たり障りのない天気の話や、面白くもない話に相槌を打つことを恐れたくない。
それが仲良くなるための第一歩だから。

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