コミュニケーション能力育成事業~劇団員とのコラボレーション~
文化庁が「文化芸術による子供育成推進事業」を行っているのをご存じでしょうか?
”小学校・中学校等に文化芸術団体又は個人や少人数の芸術家を派遣し、子供たちに対し質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するとともに、芸術家による表現手法を用いた計画的・継続的なワークショップ等を実施する事業です。(HPより)”
この事業の一貫として、今年も地元の劇団員の方と協力し、ワークショップを実施しました。
How we express ourselves
私たちは自分をどのように表現するのか?
IB教育では、生徒が多様な視点を理解し、他者と協力する力を育むことが重視されますが、演劇を通じたコミュニケーション教育は、生徒の自己表現力や共感力を伸ばす絶好の機会です。生徒は演技や対話を通して、自分の考えや感情を適切に表現する方法を学び、多様な価値観への理解を深めることができます。
今回の参加者は1年生。
日頃から、まだまだお話の世界へ出入りしているお年頃。
つい先日も、腰を曲げて「ばあちゃんです」と紹介されました。担任の先生には、「ばあちゃん、掃除の時間だよ!からだ動かさないとボケちゃうよ!」なんてことを言われていました。笑
ここで大切なのは、ちゃんと出口を用意してあげること。
子供をお話の世界から無理矢理引き出したりしないこと。
IBの学習者像(Learner Profile)では、コミュニケーター(Communicator)としてのスキルが重視され、劇団員と共に行うコミュニケーション教育はこのスキルを実践的に育む支援となります。さらに、協働の中で責任感や思いやりが養われるため、IB教育が目指す探究心や社会的責任のある学びとも調和しています。
中には、しゃべらずに、指示せずに、自分の考えと友達の考えを組み合わせて1つのものを創る活動をしました。アイコンタクトを取ったり、友達の動きを見て、イメージして、さらに自分のアイデアをくっつける!!
今回16人の仲間で創ったこの作品、何だか分かりますか??(活動②)
子供たちは難しかったのは、ほんのちょっとで、あとはすーごく楽しかった!!と手を大きく広げながらお話してくれました。
子供たちが今もっている、アイデアいっぱいの世界から、私たち大人が学ぶべきこともたくさんありますね。
”Learn together ★ Grow together”