税理士試験56(答練の心得)
かなり久しぶりに税理士試験のことを書く。
今までにほとんど書き尽くしていると思ったし、もはや何を書いていて何を書いていないのか、自分でも把握しきれいていない状況である。
1週間の勉強スケジュール書こうと思ったのだが、すでに似たような内容は投稿済みであった。
だから、これらの内容を掘り下げて書いていけたらなと思った次第。
今回は、答練の心得について。
このテーマで書くのは、今まさに税理士試験受験生は答練を解いている時期だろうから。
答練の制限時間は、簿記論は計算のみで2時間、税法の場合は理論・計算で合計2時間。
心得1。この2時間はきっちりと守ること。
たとえ2時間で解き終わらなかったとしても、そこでやめる。
逆に時間が余ったとしても、2時間きっちりねばる。
一度ストップウォッチを押したら、何が起こっても2時間計り終わるまでは答練としか向き合わない。
この“ストップウォッチ”だが、今はスマホという便利なものがある。でも、スマホでやることはおすすめしない。なぜなら、誘惑が多いから。通知が来ても見ないぞ!って思っていても、そもそも通知そのものが気になって集中力をそがれてしまう。だからスマホは見えないところに置くというふうにしていた。(スマホのみならず、ガラケーのときからそうしていた)
ちなみにワタクシは腕時計のストップウォッチ機能を利用していた。これだときっちり2時間わかるし、時間しか表示されないので誘惑も少ない。
ちなみにストップウォッチはこんな感じ。
心得2。とにかく、2時間きっかり答練と向き合う。
いざ計りだすと、わかる問題ばかりでペンがサクサク動き、あっという間に2時間が過ぎるというパターンもあれば、理論がわからなすぎて逆に時間を持て余して2時間以内で終わってしまうパターンもあると思う。(ワタクシ自身、新しい科目に手を付けた当初はそんなときもあった)
あっという間に過ぎる分にはあまり問題はないものの、時間を持て余してしまう場合、その空いた時間をどうするか?ってとこが問題である。
理論わからなさすぎて30分時間が余ったとき、
・もうここで(1時間30分の時点で)終わりでいいや
・あと30分ねばろう
こういうところで迷いが生じると思う。
この場合、ワタクシは後者を選んできた。
とりあえず理論がわからない場合、少しでも思い当たることを考えたり、本当にわからなかったら計算の部分に時間をかけたり。あと、それもできなければ汚い字の修正作業をする。一点でも多く取りに行くという練習。そうすることで本番と同様の時間感覚が身につくと思っている。(まさか本番で諦めて退出することはないだろうから、普段からその練習)
心得3。自分で立てたスケジュールはきちんとこなす。
一度遅れてしまうと、もういいやとモチベーションが保てなくなってしまうから。
ワタクシの場合、ほぼきちんとこなせていたが、仕事の関係上どうしてもできないときがあったのも事実。そういう場合は日単位ではなく週単位で調整した。決めた日にできなかったとしてもその週内では確実にこなす。週の最終日にまだ残っていたら、仕事終わりで疲れまくっていてもこなす。そんな風に帳尻合わせもしていた。流石に週単位でできなくなってくると諦めの境地に達してしまう(意思が弱い)ので、このデッドラインだけは死守した。
心得4。答練の“2時間”というまとまった時間をきちんと確保する。
実はこれが案外難しい。
予定を考えずに何となく2時間計ってしまうと、途中で仕事の電話が鳴ったり来客があったり、どうしても計測を中断せざるを得なくなる。
万が一中断してしまってもストップウォッチ止めて残りを計ればいいじゃないかと思うかもしれないが、それはやむを得ない場合だけ。
例えば1時間計って残り1時間は後で・・・ってなると、最初1時間で手と頭が疲れた状態であと1時間問題を解くという実戦を想定した訓練が中途半端になってしまう。やはり、きちんと2時間集中するという訓練をするため、時間を確保するという準備が必要だと思うのである。
だから、その日に起こりそうなことを考え、全く邪魔が入らない“2時間”という時間を確保する。
ちなみにワタクシが確保できた2時間は必然的に夜中(晩ご飯を食べた後)しかなかったのだが。夜型になってしまうが、確保できないよりはマシだと思ってその時間にやっていた。
あと、上記でできる限り2時間ぶっ通しで計るべきだと書いたが、体力的にも仕事の量的にも本当に無理なときは、1時間ずつ区切ってやったこともある。(でもその際には残りの問題は全く見なかった)
ワタクシが実践していたことをそのまま書いてみた。
まあこれを実践していて合格まで長い期間かかってしまったのである意味悪い見本なのかもしれない。でも一応はワタクシの成功体験ではあるので、読者の方々は鵜呑みにせずあくまで仮説の一つだと割り切って読んでもらえたら、そのうえで参考にしてもらえたら嬉しいです。