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税理士試験70(克服できなかったこと)

税理士試験を受けるという体験をもってしても克服できなかったこと。
大まかに言えば、以下の通り。

・字の汚さ
・手の震え
・メンタルの弱さ
・自信のなさ

これらをもう少し掘り下げてみようと思う。


●字の汚さ

ワタクシはただでさえ字が汚い。
たとえゆっくり書いてもである。
速く書いたらさらに汚くなる。
詳しくは↓へ。



●手の震え

普段、家で答練を計るときは全くないのだが、全答練(会場受験)や本試験のとき、必ずと言っていいほど手が震える。そして手首があらぬ方向にかたまり、非常にペンが動かしづらくなる。
少なくとも30分はこの状態、場合によったら1時間続くことも。
震えが止まったとしても普通の状態よりかは数倍字が書きにくい。
制限時間2時間のうち、30分~1時間は手が動かないというかなり辛い状態。
ちなみにこれが発症しなかったのは、合格年の酒税法の試験のみ。
確かこの試験の前、もうすぐ目的駅に着く電車内にて、猛烈な腹痛に襲われ、何とかトイレに駆け込んでその後も腹痛の心配をしていたという状態で試験を受けた。これが幸いしたのかは、いまだにナゾである。

この震え、数年間全く原因がわからなかったが、ある新聞記事に“ジストニア”“書痙”に関するものがあり、まさしくこれだ!と納得した。
どうやら脳の病気らしい。ただでさえ頭が悪いのにその上脳の病気とか勘弁してくれ!って思った。
この震えがなかりせば・・・って思うことも多々あった。
頭の中で理論が駆け巡ってるのに、それをペン先に伝えられないもどかしさを何度も味わった。
結局、この症状は税理士試験合格まで改善することは全くなく、残りの所得税も法人税もこのジストニアとともに乗り切ったのである。



●メンタルの弱さ

実は、試験の時だけではなく、人前で字を書くとき、ゲーム配信でみんなに自分のプレイを見られているとき、ストリートピアノのときなどにもこのジストニアっぽい症状が出る。
結局メンタルが弱いことがジストニアの原因なんだろうか?
それとも大事なときにジストニアが発症してしまうって思い込みからメンタルの弱さが発現するのだろうか?
にわとりが先か、たまごが先か・・・
ここも自分探しの旅を通じてしかわからないことであろう。



●自信のなさ

一応、ワタクシは税理士試験を乗り切った。
合格する前は、「もし合格できたらめちゃくちゃ自信になるんじゃね?」って思っていた。たとえ辛い出来事が起こっても、「この自信で何でも乗り切れるんじゃね?」って思っていた。
合格した2,3日は浮かれていて、自信満々な状態だったかもしれないが、それもだんだん薄れてきた。
結局、辛い出来事が起こると、思いっきりへこむ。自信もなくす。
税理士試験の合格では埋め合わせができない。
江戸の敵は江戸でしか討てないことがよくわかった。
ちなみに、ここにも同じようなことを書いていた。



とまあ、こんなふうに克服できなかったこともある。
これは人生を通じて克服できるものなのか、そもそも克服できないものなのか、それはわからない。
克服できなかったらできなかったで、まあいいか。
生涯こいつらを引き連れて生きていこうと思う。
税理士試験で身についた自己受容がさりげなく働いている。




#税理士試験 #字 #字が汚い #書痙 #ジストニア #自信


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