高齢の母親の施設選び

兄と私では施設選びの考え方に相違と類似がある。
兄は兄で病院から紹介されて施設仲介の方の意見を参考にしている。
いわゆるサ高住推しである。
私は両親が利用したことのある老健施設推しである。

サ高住は施設によって対象とする高齢者の方の
健康度(身体的、精神的)が違うようである。
自分で歩ける、認知症の進行もそれほどではない
という高齢者の方はいろんな施設の選択肢があるが
逆に車いす(介助が必要)、認知症が進行という方は
施設選びは介護サービス、医療サービスの内容に
慎重になる必要があると、見学を通じて感じた。
母親は後者だ。サ高住がダメだとは思わないが
特にトイレ介助はスタッフさんのスケジュールに合えば
というところだ。今の母親の状態だと
日中の過ごし方も部屋に閉じこもってしまう
という可能性だってなきにしもあらずと思う。

それでもリハビリがあるところを選んでくれたり
両親ともども入居できるという観点で選んでくれたり
兄の考えを頭から否定する気もない。

ただ、老健施設ならトイレ介助も随時してもらえるし
日中もフロアにスタッフさんが常駐してくれていて
入居者さんをみてもらえる。
歩行リハ、認知症リハもある。
私にはこっちのほうが今の小康状態においては
希望を持った生活ができるのではないかと思うのである。

サ高住を否定しているわけではなく
高齢者それぞれの健康事情に合わせて
施設選びをしないと転居を繰り返す羽目になると思っているだけである。


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