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【第477話】7/23中京11R・中京記念(にゃむ師匠)

夏の中京のフィナーレを飾る中京記念。去年は6番人気◎ベレノスで仕留め、即金でアルファードを購入したにゃむ太郎さん。今年も軽やかに仕留め、今度は新型レクサスに買い替える! もうディーラーも契約書持って準備万端、あとは判を押すだけ!さあ、ご覧ください!

この中京記念。ここ3年は阪神→小倉→小倉で開催されていて、2019年以来4年ぶりの夏の中京・最終週での開催となる。

最終週ということでインの馬場は傷みが進み、軒並みインの荒れた馬場を避けて通り、最後は外差しの追い込み馬がズドン!というのが、これまで中京で行われたていたこのレースのイメージであり、フラガラッハが追い込んで連覇した2013年のシーンが小生は真っ先に出てくる。

2013年 大外枠⑯で5番人気のフラガラッハが 直線大外からズドン!

開催が進んだインの馬場が伸びないのは、中京で行われた2013~2019年の近7年の馬券圏内馬・計21頭の中に、道中の通過順位に①のある、これすなはち逃げ馬がなんと全滅。誰ひとりとしてお金にならない「逃げ馬殺し」の馬場。この傾向からも、中京記念は外差し馬場というイメージの裏付けにもなっている。



では先頭ではなく、2番手にいた馬はどうかというと、2017年に2~4コーナーを全て②番手で通過した5番人気ウインガニオンが1着になったっきりで、あとは2番手に位置した馬たちも全滅という、単に「逃げ馬殺し」ということではなく、「逃げ先行馬殺し」であり、もはや前に行ったら一巻の終わり。デス・ロードという傾向が顕著。

ただ、それはあくまでコロナ前の話であり、4年経った今もなお通用するデータなのか?この見極めこそ、今年の勝敗に、馬券の生死に直結しているような気がしている。そこに注視して、にゃむ太郎さんは語ろう。

真夏の中京開催は前半2週がAコース、そして後半2週がBコースで行われるが、コース替わりとなった先週は、土曜が雨が残るも、日曜はすっかり晴れて乾くと、通常よりも2秒近く速い高速馬場となり、傷んだ馬場でも前が止まらず連対馬の脚質は逃げ・先行が圧倒的に有利となった、「今までの中京ではなかなかあり得ない傾向」に。


ごらんの通りボッコボコの見た目で、デス・ロードのように見えるのだが、芝のクッション値はや9.6と相当に硬く、ここまで地盤が固いと、スピードは削がれるどころか加速。ラフよもフェアフェイ、フェアフェイよりもカート道のコンクリート。どこが一番ボールが跳ねる?という理屈に近いのかもしれない。

否、たまたま前の馬たちが能力のある馬だったから? という可能性もあるため、では直近の開催はどうだったか?

今年の3月の高松宮記念は、あまりに馬場がグチョリンコすぎて参考とはならないかもしれないが、小生が13番人気ながら◎を打って3着に入ったトゥラヴスーラがただ1頭だけ最内を突いてきて3着。

ただこれについては道悪の巧拙の影響が大きいため何とも言えないのだが、5週連続開催の3月中京の最終週でも、こうしてイン突きの馬がベロッ!と伸びてきたのは事実。

では、昨秋の開催はどうだった?
昨年の10月初旬の4回中京最終週。裏の中山ではスプリンターズSがあり、馬券ジャンキーの興味はすっかり中山だったが、最終日の中京は、マイル戦のポートアイランドSが組まれていたではないか?

結果はごらんの通り。
荒れたはずのインの馬場を、4番人気アルサトワがスイスイと逃げ切り1着。そして2着には9番人気の内枠③番ヴィジュネルがインからベロッ!と突っ込んで波乱を演出。

2着③ヴィジュネルは イン突きで圏内に

この時の騎乗した松若フウマのコメントが大きなポイントに。
「③番枠はいい枠でしたね。今の中京は内しか伸びないから

…あん?? どういうことだい? 最終週だよな?

連続開催の8日目最終日。確かに途中でコースはA→Bコースへと変化したかもしれない。にしても先週の神戸新聞杯の勝ち馬ジャスティンパレスもインを立ち回って快勝したし、傷みが進んで4週目になったとしても、インしか伸びない馬場ってちょっとあり得なくね?

小生は、中山のG1で◎を打ったジャンダルムももちろんインパクトがあったが、この週はこのポートアイランドSの松若フウマのコメントがインパクトとしてはいちばんであり、ソッコーでメモに。

ここが一般人とは違う変態馬券師のアンテナか。

この昨秋の開催と今回の中京開催。
ともに暑い時期に開催され芝の生育が顕著な時期というところが共通しているゆえのこの現象なのかもしれないし、ここ3年間の京都競馬場改修工事によって、より「関西主場」としての中京競馬場の役割・位置づけが重要視されたことで、馬事造園のプロフェッショナルたちも、京都で開催が行われない分、主場として年間5~6開催をこなさなければいけない事情を踏まえて、その分「荒れた馬場にさせてたまるか!」と職人たちの意地が顕在化。それゆえの中京の馬場に注力したその結集がこれなのかもしれない。

そんな超一流たちが中京でチカラを発揮して、「開催が進んでも傷まない馬場づくり」に成功。3年が経ち京都がグランドオープンしていつもの開催形態に戻ったとしても、中京の馬事造園課のスタッフの技術は衰えることなく超一流が健在であり、この7月開催の馬場にもこれまで通り最高の技術が施されている故、昨秋の開催と変わらない高速馬場・傷まない馬場が構築できている。そんな気がしてならない。

であれば、これまでの「フラガラッハ馬場」は囚われてはいけない概念。もちろん先週のティニアのように前に行ってもチカラがなければ呑みこまれるが、基本、この中京最終週でも前で競馬する馬、一般的には「逆張り」のスタンスで臨んだ方が得策であると思料する。実は「逆張り」ではなくこれこそが正解だった。なんて結果になったら痛快極まりない。


◎⑦アナゴサン


前走の米子Sに引き続き、この馬から狙う。
というか、その米子Sは…もう謹慎明けの今村セイナに本当に振り回されて愕然となったんですよ。

※無料ですので、未読の方はご参照ください。

この記事では、

今回は、着順に関係なく、逃げること、主張することで自分の存在価値をアピールできればそれで意義達成と目論むべく、禊一発目の元気なアホ逃げに特化する今村セイナの②ノルカソルカによって、ペースは阪神マイルとしては速くなるたろう。それに松岡、松山、藤岡コータがそのケツ穴目がけて追走。

そこで好位追走する自称・阪神芝マスター・松若フウマ。ここでも冷静な立ち回りで、乱ペースで粘る⑩⑫を交わし、後方から猛然と追い込む⑬ジャスティンスカイを振り切ったところがゴール。こういう映像を期待している。


と、今村セイナが「スマホ6」の裏隊長として5週間の謹慎を喰らうも、「アタシターフに復帰してますから!」と殊更に誇張するだけのためのアホ逃げに対し、3割バッター・松若フウマは動揺せずにクールに自分の競馬に徹することができるという見立てで◎を打ったのに、ゲートが空くと、予定通りに今村セイナ騎乗のノルカソルカが気持ちよくハナに立ってガリガリ追って先頭までは読み通りだったが。。。

それに対して2番手の松若フウマも抑えずにガリガリ追走。目の前にある今村セイナのケツ穴マンチョを執拗にロックオンし、決して離れずに追い回し、800m44.9というもうあり得ない爆死ペースに。

もうこの800通過タイムを見て、ドン引きと絶望が。。。

そりゃあまあ、松若フウマも、健全な27歳の男子。
目の前に19歳女子のマンチョ。これを至近距離でガン見が許される唯一無二の状況。そりゃほっとかずにできるだけ近くでガン見したく、ガリガリ追ってでも喰らい付くでしょうその気持ちは解る。けど、45秒切っちゃダメ!アンタプロなんだから、ついていったらダメでしょうに。。。

ダメだ、それは毒だ。毒入りマンチョだ! 


で、見事に今村セイナに毒を喰わされた松若フウマ。
当然に最後は歩いてゴールも、直線は最後の最後まで喰らい付いて、5着に粘り通した内容はむしろ評価でき、新しい適正距離を見出したマイラーとして、完成形を見たと言い切るには十分すぎるパフォーマンスだったと思料している。

もともとナムラクレアやメイケイエールが代表産駒の父・ミッキーアイル。これからすればこの◎⑦アナゴサンも適距離はマイル以下でしたというのはごくこぐ自然であり、2000mに拘り過ぎて適距離を見つけるにあたって2年もロスしてしまったのは痛いところ。しかし、辿り着いた本質。まだ5歳。巻き返せる。

この米子Sは、新・アナゴサンのデモンストレーションとしては十分。次は、自分のペースで、アナゴサンの競馬をすればこの中京最終週の「生まれ変わった馬場」の恩恵を受けに受けまくって、粘り通す! ここに毒入りマンチョから1か月遅れのキアリー完了! とあいなる結末を夢見ている。

状態面もデキ落ちなく、1週前にCWで52.0をたたいたと思ったら、直前は坂路に切り替えて4F52.2。相当に状態が上向きでなければ2週連続違ったコースで好時計というのはないのだが、これはアナゴサンにとっては実はいつものルーティン。ただ、1週前CW→直前坂路で両方4F52秒台を叩きだしたのは初めての事であり、これは期待が膨らむところ。

そして最大のネックが国分キュースケ。諸手を挙げて買いたいジョッキーではないが、このアナゴサンにデビューから3戦騎乗経験アリ。ただ3戦未勝利のドボン3連発というのが引っ掛かるが、相性が悪いのではない、まだ気性が赤ちゃんだったものと思いたいところ。すっかり大人になったアナゴサンの背中でビックリしていることであろう。この男で中京芝といえば、アフリカンゴールドの2021中日新聞杯、そして先週のシランケドのように人気薄でもどっしり落ち着いた騎乗で一発に期待する。今日の中京メインの④タガノペカを内から2着に持ってきたように、中京芝の乗り方は解っていることは確認済。


相手選びは難しすぎてナンデモアリ。
1番人気の大外⑯川田ユウガなど不安要素の塊であり、59キロダノンスコーピオンももはや動物虐待。ここは当然に高め狙いのALLの仕掛け時!

単勝・複勝 ⑦
馬連    ⑦-all


小生が、ただ予想を晒してただ終わりという「軽い予想屋」ではない、れっきとした「馬券ジャンキー」であることを、時にちゃんと証明しないといけませんからね。

購入馬券の一部です


本日 7:20現在のオッズ

土曜朝に人気チェックされた皆さんが、「は?アナザコン2番人気?複勝1.1倍?? おかしくね?」と、アナゴサンの異常人気に違和感を覚えた方もいらっしゃったかと思いますが、実はその犯人が小生です。狙い馬は先にドン!と買って周りの購買意欲を削ぐのは真の馬券ジャンキーとしての常套手段。

…って夕方になってだんだん平準化してきていますが…ね。


それでは、良い買い替えをっ! (?)


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北斗の万馬拳
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