見出し画像

【第501話】10/9・京都11R・京都大賞典(ロシ村ロシ夫)

こんにちは! 土日競馬ですこし疲れもあるかもしれないけれど、明日の重賞はボクが予想するよ! 新潟記念、先週のシリウスSに続いて重賞3連勝、キメてお手タッチするから、見てね!

ロシ夫さん重賞なので、きょうはムダな小話は割愛して予想記事オンリーとします。ほんとうはまた歌謡曲マニアッククイズを用意していましたが、またの機会としましょう。秋は長いですからね!

そのくらい、週3本のコラムはしんどくて。。。1話書き上げるエネルギーは、ナマ本番挿入1回フィニッシュするくらいの疲労困憊ですから。。

…って、すこし見栄張りました、動画1回分です。。。
まあ、そのくらい1話1話魂込めてますということで…


今日昼過ぎから降り続く雨は、日が暮れても止まず、明日になってもシトシトと振り続け、明日の日中は雨足がさらに強くなる予報。
馬場状態も、パンパンの良に回復などまず考えられず、レースの頃は重~不良で想定した方が良さそう。

◎①ブローザホーン

この馬にとっては、まさに恵みの雨。初重賞制覇に向けての祝福のシャワーとなりそうだ。

この馬、函館記念でも◎としたリベンジ馬。

以下、函館記念コラムより抜粋

----------------------------------


◎⑧ブローザホーン

久しぶりに重賞でこの父ちゃんに◎を打つのだが、まあしかし今年の函館の父ちゃんはごらんの通りまるで精彩を欠いていて別人のようになっている。まるでお金になっていなく、更年期障害か?

先週の日曜函館メインも、せっかく北斗殿が勝負したフィールシンパシーも、いつもの強烈イン突きも届かず4着ともう一息。今最も買ってはいけない部類の落ち目ジョッキーと言われても仕方がない位置にいながら、この函館開催ラスト6週目も、土曜5鞍、日曜4鞍に騎乗する。うち◎ブローザホーンが父ちゃんにとっての2023函館フィナーレ馬。
そんな落ち目甚だしいこの父ちゃんに、なぜ今回小生は懲りずに◎を打つかと言うと、この父ちゃんが勝たせた「重賞勝ち馬」にヒントが。


この昨年だけで重賞8勝したこのラインナップの共通点は、「父ちゃんが自分で調教にレースに跨り、自分で競馬を教えてきた」いわば岩田色に染めた門下生たちであり、父ちゃんも騎乗馬が無くてヒマだから、これはと思った馬に対して丹精に育てる「自称・調教師」として情熱と愛情を注いでいるということ。福永祐一も来年から調教師として、騎手・岩田康誠を起用することの特性と難しさを武豊らに語っていた。


そんな中、関東馬の◎ブローザホーンなのに、前走、京都の3勝馬クラス・烏丸Sでアイネスフウジン中野センセイは、岩田の父ちゃんをテン乗り指名。

するとどうでしょう?
メンバーの能力さが凝縮する3勝馬クラスで、後続を0.8秒ちぎる大圧勝でゴール。父ちゃんのガッツポーズにも、いつもの喜び大爆発というよりかはすこし余裕があって、勝ちを噛み締めているよう様だった。

1着 ブローザホーン(中野栄治調教師)
「母親のオートクレールは道悪が上手でした。この馬も身体は小さいのですが母親から道悪の上手さを受け継いでいるようです。ただ前走の潮来特別を速い時計で勝っています。晴雨兼用のタイプと言っていいと思います。今後も楽しみな馬です」
そう。普通のエピファネイア産駒は道悪競馬となると数字は落ちる傾向にあるのに、この◎ブローザホーンは、母の類まれなる道悪適性を受け継いだ馬。
あのキタサンブラックが東京の不良馬場をドロンコになりながらイン突きで勝った2017年10月29日の秋の天皇賞。そのひとつ前の10R・紅葉Sで不良馬場をスイスイと走り、並みいる人気馬たちを5馬身置き去りにして勝ち切ったが◎ブローザホーンの母・オートクレール。

サラブレッドというのは父の種だけではなく、母の肌も色濃く産駒の傾向に表れる。◎ブローザホーンの道悪適性は間違いなく母の肌によるものであり、◎ブローザホーンの烏丸Sは一気にその適性が爆発。今後も少しでも足元が悪くなるならば鬼に金棒。喜んで狙うとメモしていたところだった。

宝塚記念にもエントリーしていたが、420キロの小さい馬がオープン上がりでいきなり58キロ背負っての大舞台挑戦で、イクイノックスなりジャスティンパレスと対決というのはちょっと時期尚早かなぁと思っていたが、謙虚な中野センセイは見事に回避。これはファインプレー。現世のハンデ戦としては相当に恵まれた55キロで、函館の渋った芝で挑戦できることは相当に事態は好転していると見る。

ここまでケチをつけてきた上位馬は、2000mで実績のない馬や、走ったこともない馬までいる中、この◎ブローザホーンは勝ち鞍全て2000m以上で、距離不安などこれっぽっちもなく、タフなスタミナ競馬は大歓迎。一度乗って感触を確かめ、函館入りしても2週連続で追い切りに跨る入念ぶりの父ちゃん。

この函館での大不振を、最後の一撃で取り返す。
「最終問題はなんと10000点です!」というビートたけしのお笑いウルトラにあるあるの展開

これをいま父ちゃんはイメージしていて、「この函館記念を取った奴が実質勝ち! だからオレの勝ちぃ~」と勝手にイメージはできていることだろう。

俺色に染まれば、ゼッタイ走る!

JRAでは猛勉強が必要なことから調教師にはなれないことをと自他ともに認めている父ちゃん。もう「自称調教師・岩田康誠塾長」この道で残りの余生を進むしかないのだ。その新たな岩田塾門下生が◎⑧ブローザホーン。ラストイヤー中野センセイに最後の一花。浪花節大好きな父ちゃんにはよりエンジン加速のシチュエーションだ。

----------------------------------

とコラムに綴ったが、その父ちゃんは函館記念、スタートで出遅れたというワケではないのだが、モッサリと出して後方から。1~3コーナーでは15番手のケツ2で、4コーナーでズンズン上がって行くも、直線進路取りもミスってやっとのさ3着。馬券ジャンキーにとって最低限の仕事をする玉虫色の結果に。父ちゃんも「めっちゃ悔しい」とコメントしていたが、こっちだって悔しいさ。小回りコースで密集16頭でケツ2はしんどく、父ちゃんの現場勘の劣化がそのまま位置取り、着順に反映された結果となってしまった。


その後の札幌日経オープンは、前走の後方競馬がウソのような先行大名競馬で4コーナー先頭。直線で突き放し後続に1秒つける独壇場。「重賞でも勝ち負けできる馬だと思っていましたから。」と父ちゃん。いくら現場勘が劣化しているとはいえ、ここでは相手が違い過ぎて単走で勝利。


その後のローテとして、同じ札幌2600mの9/2・丹頂Sを予定していて、小生も当然に勝つ腹積もりでエントリーを待っていたのだが、出走を示唆していたにもかかわらず登録はなく、その背景はもうニードトゥセイ。もはやローカルのオープンで小銭を稼ぐのは役不足。(Ex. これが、日本人が意味を間違いやすい「役不足」の正しい使い方です。)
堂々と中央場所の長距離重賞で勝負できると70歳・ラストイヤーのアイネスフウジン中野センセイは睨んだことから、丹頂Sを回避し放牧へ。

そして9月に美浦に入厩し、この勝ち鞍のある京都外回りの重賞にロックオンは、非常に妥当性に満ちていて、納得のいく選択だと思料する。

ここで中野センセイが勝負に出たのはジョッキー選択。

ここ3戦、手綱を取り続けた関西の父ちゃんから、4走前に中山・潮来特別を快勝した時の鞍上・菅原アキラへリオーダー。重賞では勝負にならないと見限られた父ちゃん。クビは大英断。思い切ったよ中野センセイ。

特別、父ちゃんは明日南部杯騎乗とかで京都にいないとかいう事情ではなく、そのまま京都にいて「デン!」と構え、明日の騎乗予定は3.5.7Rと寂しいラインナップ。これはもうやむなくチェンジとかいうのではなく、完全にクビ。

そして、菅原アキラは京都競馬場は騎乗経験ゼロのチェリーボーイ。
もはや海外のような感覚だろうが、そこは同期の団野タイセイや亀田ハートに聞くしかないし、もしかしたら父ちゃんに聞くのかもしれない。そこは5年目。もうアンチャンではないし、相手は同期・岩田ミライのオヤジ。競馬学校の入学式から面識はあるゆえ、敷居は低いのかもしれない。

父ちゃんだって悔しいけれど、「息子の同期」ゆえ、フジカケ事件のようにオラオラ炸裂で息子のメンツをツブすことはもうしないだろうし、むしろ菅原アキラに対しては京都の調整ルームで「京都攻略法」をレクチャーしているかもしれない。

というのは、下記の動画を見て察することは容易。

「ジーニアスな気分です!」って、菅原アキラ、父ちゃんをイジってるではないか?? っていうかこれ後ろから父ちゃんが「ジーニアスって言え!」と耳打ちか。その通りに動いた菅原アキラに、父ちゃんも満更ではなく嬉しそうにニヤニヤしてるし。。。帰り際も父ちゃんのドヤ顔。。。どっちがセレモニーの主役なのかわからん事態に。面白すぎる。。。

この昨秋の時点で、二人は敵対関係になく、明日の◎①ブローザホーンも、タッグで攻略するかもしれないことが解ったことは収穫。

ましては明日、息子の岩田ジュニアは盛岡・南部杯騎乗で京都の調整ルームにいないことから、父ちゃんはますます京都初見参の菅原アキラにベッタリかもしれない。騎乗も3.5.7R終わったからといって帰らず、息子のようにメインレースをモニターで見つめながら、いざ勝った時はいちばんにで駆けつける準備をしているかもしれない。このイメージが整っただけでも収穫か。

改めて、◎①ブローザホーンについてだが、道悪適性については母譲りというところは函館記念で解説したので今回は省略するが、全5勝のうち4勝が稍重以下であり、この雨予報は大歓迎。当然に◎①ブローザホーンにとってはプラス要素となる。

菅原アキラも、潮来特別勝利後は「スタミナ勝負ではヒケをとらない」と賛辞。美浦に帰厩してから、2週前、1週前、最終と何度もこの馬に跨り成長を確認。この事前騎乗が数多くできる利点も、関東・菅原アキラ起用の要因の一つか。最終追いでは美浦Wで4F50.6と破格の時計。デモンストレーションとしては100点で、どんだけ走りたいのさ?と言わんばかり。

菅原アキラにとっては関西でも勝負できること、そして関西で勝つことは、一流ジョッキーになる上で必要不可欠な点。馬だけではなくヤネにとっても大きな試金石ではあるが、5年間で260勝も白星を並べた男。今更新しい競馬場だとションベンちびってるヒマははなく、プレッシャーをエネルギーへ変えられるチカラはあるからこその260勝。お天道様も「極悪馬場と言う名の良馬場」をこうして提供してくれそうではないか? ここは類まれなる道悪適性と無尽蔵のスタミナで、烏丸Sの再来を期して、◎を打つ。

○は④ディープボンド。
もう6歳だが、実は3年前の京都新聞杯も勝ち、小生も◎を打っていた。そして先般の天皇賞(春)での、もう終わった馬のレッテルを覆す3年連続の春天2着は、「阪神よりも京都巧者」であるところを存分に見せつけ、まだまだ京都で走り足りない、京都ならまだまだ走れるところは示せている。道悪競馬も大歓迎のキズナ産駒。この馬もまたこの京都大賞典をガチで取りに来ている1頭であり、人気であるが何一つ抗う要因はない。

そして、グッチョグチョの道悪競馬といえば▲③マイネルウィルトスも黙っていない。前走の新潟記念は、キレッキレの切れ味勝負の2000mはこの馬にとっては不向きで軽視したが、やっぱりダメでしたこれノーカント。
この馬を買って良いのは中長距離、洋芝のパワー芝もしくは極悪馬場。2021年福島民報杯で、極悪馬場での大差勝ちで◎を打っていた小生としては、この悪い馬場が待っているとなるとチンピク70くらいにはなる。極悪馬場すぎた昨年の函館記念でもVTR見ればその道悪推進力は異常値であることを再確認可能。
丸1年ぶりに出走した今年の函館記念でも、ブランクを感じさせない末脚でパワー芝での確かな走りは健在。もう少しで◎ブローザホーンも呑み込まれていたくらいの確かな脚は、明日の馬場でこそ真骨頂。

結局のところ明日の京都大賞典は、グチョリンコ馬場だった函館競馬場を、ビッグライトで1.2倍にした感覚でとらえると解りやすい。そこで◎①ブローザホーンが飛んで来るのであれば、あのスーパー鬼脚で4に追い込んだ▲③マイネルウィルトスも浮上してくるメカニズム。

まあ、⑥ボッケリーニも道悪歓迎のクチだし、⑩ヒートオンビートも京都適正があるのは解ってはいるが、一定の人気馬に重い印を回している手前、買い目を散らすとロォン!の破壊力・回収率が平凡になるため、ここは印を回すのは穴1頭含めた3頭までとし、◎○厚目で勝負する。

◎①ブローザホーン
○④ディープボンド
▲③マイネルウィルトス


単勝・複勝 ①
馬単・馬連・ワイド ①→④(厚目)
          ①→③(おさえ)
3連複   ①-③-④
3連単   ①→④→③



雨降る京都は、◎①ブローザホーン初重賞戴冠にむけた予定調和の舞台設定であり、見た目とは真逆の「順風満帆」。鞍上は父から子へを彷彿とさせる、父ちゃんから菅原アキラへの「栄光の架橋」か。ここは世代を超えた仲良し二人の「ジーニアスタッグ」で獲りに行ってもらいたいところだ。

いいなと思ったら応援しよう!

北斗の万馬拳
※予想に関するクレームは一切受け付けません。 ※馬券は自己責任でお願いします。 ※みなさんが寝たり遊んだりテレビ見たりしている時間を割いて予想しています。その対価として料金をいただいております。 ※的中率よりも回収率重視になります。 ※予想の転載・転売は一切禁止致します。