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【第303話】12/12・沙田8R・香港C(ロシ村ロシ夫)

今日の最後は、ボクが勝負するよ。春の香港もにゃむ太郎くんがロォォン!決めたけれど、ボクもこのシャティン2000m。やるから、みてね!


香港競馬はJCの逆バージョンであり、日本馬が数頭であとは海外馬。
そんな状況で「できることをやる」というのがスタンスであれば、

①日本馬の序列をハッキリさせること。
②「ELSE」が1頭ベロッ!と来ても当たるような買い方を絡めても可。

これを崩さずに行きたい。

春の香港はそのスタンスで
ラヴズオンリーユー > デアリングタクト ≒ グローリーヴェイズ

という不等式をキチンと馬券に表現できロォォン!
この基本事項に倣う。


◎④ヒシイグアス
○⑫ラヴズオンリーユー

昨年の暮れ・チャレンジCで、1番人気レイパパレに騎乗し川田ユウガは、勝った後に「2000mは長い」と言い切った。デビューから無陽の5連勝。ずっと手綱を取ってきた男が言うのだから決してこれはウソ・偽りではなく、本音。

にもかかわらず、レイパパレは春の大雨・グチリョクンコの阪神2000mの舞台で大阪杯の勝利。コントレイルやグランアレグリアが人気となり、人気薄という立場だったらできた、「逃げからの3コーナー奇襲的スパート」での勝利は、人気馬ではできなく穴馬だったから、キレ味が封印される特殊的馬場だったからこそこなせたものであり、特異的イレギュラー事象と判断。川田ユウガが残したチャレンジカップ制覇時の「本音」は変わらないものと思料している。

それでもファンは「2000mを逃げ切ってコントレイルやグランアレグリアを封印した馬」としての箱はつき、G1馬としての見立ては出来上がっている。そのイメージが強ければ強くなるほど、川田ユウガが思う「本質」との乖離はどんどん進行している。

その後レイパパレは宝塚→オールカマー→エリ女と 2200mを3連戦したが、ドスローの宝塚3着が最高着順で、秋になってからは着順を下げていて、2200mには適性が無いことはエリ女のレース後にルメールが呟いていたことからもファンの認識にはあるのだが、だったら大阪杯を勝った2000mなら普通に復活するだろうというのがファンの見立てであり、いまこの人気。

しかし、本質は違う。レイパパレは2200だけでなく、2000mも長いのだ。
この「イメージと本質の乖離」が、配当的妙味を生む。

まず○⑫ラヴズオンリーユーについては、春の香港でのデアリングタクトをブッコ抜いた内容からも、勝利からも、シャティン 2000もコース適性は認められ、世界中で走ってパワーアップして、勝った舞台で有終の美を飾ることに異論も違和感もない。

◎④ヒシイグアスは、シャティンの王者・ウインブライトの「中山巧者=シャティン巧者」を踏襲する馬であり、5歳で本格化するハーツクライ産駒。
ウインブライトも、中山金杯・中山記念で勝ち星を上積みし、中山とコース形態が似ているシャティンで何度も栄冠に輝いたことから、今年の金杯・中山記念を勝利した◎ヒシイグアスは、十分にシャティンで大暴れできるだけの下地は整っている。 そして、前走の秋初戦・秋天は8枠15番という不利な枠もあって5着。ただ、秋天で一叩きしていざシャティン!という、秋天をトライアル で使うというローテーションがもはや「ビッグボス的ブチ壊し」であり、そこには秋天の歴史も尊厳もなく、もうおかしくてしょうがない。

鞍上も松山弘平の継続騎乗で十分いいのだが、春のデアリングタクトのトラウマなのか、ラヴズオンリーユーにシャティンでブッこ抜かれるのはもうイヤだろうから、香港最強男・モレイラへのシフトはプラス材料と捉え、引退する女王をその剛腕で振り切ってゴールに飛び込める唯一無二の存在であり、馬単は◎→○一点。

たとえ女王の末脚に屈したとしても、当然にレイパパレはその潤沢な2000m適正で差し切っていることから、馬連は◎-○の一点。

で、こういう一点勝負の場合、ワイドも1点が定石なのだが、レイパパレドボンも十分に可能性としてあり、3着に地元の人気薄がベロッ!と突っ込んで来るシーンも想定して、3連複・3連単3着allで高目狙いもトライしてみたい。

単勝・複勝  ④
馬単・馬連  ④→⑫
3連複    ④⑫-all
3連単    ④⑫→④⑫→all


それでは、良い香港カップを!

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北斗の万馬拳
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