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【第336話】4/2中山11R・ダービー卿CT(にゃむ師匠)
小学校の頃、皆さんの「運動会のスローガン」憶えていますか?ほとんどの皆さんが記憶にないことでしょうが、喫茶店店主には、そんなスローガンにまつわる今も忘れぬ強烈なトラウマが残されている模様。4月になっても土曜コラムはしょーもない小話から。ぜひご覧ください!
運動会のスローガン。
それは聞けば胸がみな熱くなり、各軍とも団結と栄冠目指して一つになれるその羅針盤。
別になくたって成立する運動会なのに、あえてスローガンを唱えることで、ひとりひとりの意欲を鼓舞させるもの。そして、人の親となった今では、そんなスローガンによってガチで熱くなっている子供たちを目の当たりにすることで、心が洗われるというか、大人になって失いつつある純粋な心を取り戻す。
そんな中、だれもが通り、だれもが鼓舞された運動会のスローガンだが、某喫茶店の女店主には、このスローガンでなかなか常人では経験しない思い出があるという。
女店主の小学校では、まず各クラスでスローガンを一つ決めて、それをクラスの代表委員が生徒会に提出し、各クラスが持ち寄ったもので全校で最終投票を行うというものであり、一定の公平性はある。
その6年1組の「代表委員」が女店主であり、クラスで決まったスローガンを生徒会に持っていくという大事な橋渡し役。
しかしこのクラス。男子どものインパクト、バカさ加減が飛び抜けていたクラスであり、「どうせあの女が持っていくんだし…」と、とても真面目なスローガンを考えるという空気感ではなかった。
そんなバカ男子たちが強大なチカラとイニシアチブを持った6年1組。そこで決まったクラスのスローガンはというと…
「走って転んで鼻血ブー」
…宣誓! 我々、選手一同は、「走って転んで鼻血ブー」のスローガンの元、力の限り精一杯戦い抜くことを誓います!!
…って、ない。ないから。きっとこの瞬間父母たちは帰るわ。
ただ、もし小生が6年1組にもしいたら、間違いなく火に油を注ぐ側でゲラゲラ笑い転げていただろう。自信ある。
こんなものが普通にクラスの代表になる、いかにそのクラスが荒んでいたことはわかるだろう。
担任も担任で
「おー、それおもしれーなぁ」とまさかのアクセル。
…おいそこはブレーキだろ?
さすが昭和の男。子供の自主性を尊重するというかテキトー公務員。
クラスの女子も、野口さんタイプが異常に多く、
あとは勘違い女ばかり。
とても抵抗勢力にはならずに容認。もう代表委員会にむけてノンストップ!
マジか。。。もうアタシこれ持っていくしかないのか。。。
すっかり観念した幼き女店主は、こみ上げるやり場のない怒りに机をひっくり返して帰りたい気分になったが、無駄に責任感が強かったので、キラースローガンを片手に生徒会室へ。
…6年1組は、「走って転んで鼻血ブー」です。
えっ…?
ほらみてよぉぉぉ・・・
結局、6年1組は獲得票数0票。
無事、スローガンに祀り上げられることはなく、女店主だけが赤っ恥かいて終了。クラスは変態揃いだけれど、学校全体はまだマトモな組織であり、最低限の秩序は守られたってワケさ。。ちゃんちゃん。
そんな鼻血ブーですが。。。
いやはや、これは辛かったですなぁ。。。
レース中に鼻出血とはいうけれど、もしかしたらゴールしてから発症している可能性もあるので、着順は変わらなかったのかもしれない。
しかし、馬は口呼吸ができず鼻呼吸しかできない生き物ゆえ、たとえ発症したのがゴール版を過ぎた後だったとしても、その直前は相当に苦しかったであろう。パフォーマンスが100%でなかったのは言うまでもない。
それでいて4着に頑張ったことは大いに評価できるけれど。。。
馬券師たるもの、タラレバをのたまうのはご法度。
それは重々解っている。にしても、この鼻血ブーがなかったら。。。
大本線の◎○決着だったべな。。。
泣いているのは小生も一緒ですよぉぉぉ。
はい、力強いロォォォン!! お見せしたいですよっ!!!
というワケで、力強いですよ。ダービー卿CT。
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