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【第521話】12/16・中山11R・ターコイズS 兼 2023ルーキージョッキー通信簿(にゃむ師匠)
今年もあっという間にフィナーレ・有馬記念ですが、その前に、毎年恒例記事も今年で5回目、これがないと新しい年も、次の新人ジョッキーも迎え入れられません。「2023・ルーキージョッキー通信簿」。普段土曜コラムは読まれてない方も、これは必見! 是非ご覧ください!
※本文の前に、今週もまた、一日のおよそ半分のレースを、読者のすそ野を広げるべく、無料予想として提供いたします。
リンクはこちらから。有料予想の一部についても、随時フラグを立てております。先週も入場料分は軽くペイできる結果を残せております。
是非ご参考にしてください!
お待たせしました!
2023ルーキージョッキー通信簿の時間です
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今年は女性2人を含めた6名の新人ジョッキーが東西でデビュー。それぞれ個性タップリなのはいつもの事ですが、今年は「小林」姓がさらに2人加入して、若手ジョッキーだけで小林が4人になったり、下の名前もショータがいればショーマがいたりと、アラフィフオッサンからすればこれはトリッキー。流し見ていると、うっかり取り違えるリスクも孕んでいて、当然そこに悪意はないにしろ、なかなか罠な6人です。ここはシッカリと差別化して、今後の馬券戦略に活かしていただきたいと、今年は特に思うところです。
プロフィール動画は下記のJRA公式をご覧ください。
成績(2023/12/14現在)
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【Aクラス】…田口カンタ
【Bクラス】…小林ショウタ、小林ミク、河原田ナナ
【Cクラス】…佐藤ショウマ、石田タクロウ
参考として、1年先輩の38期生の同時期の成績がコチラ。
いろいろ見比べ、力量の差についても物差しにしやすいところ。
2年目ジョッキーたちの、1年目成績(2022/12/15現在)
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【Aクラス】…今村セイナ、角田タイガ
【Bクラス】…佐々木ダイスケ、西塚コウジ、鷲頭コタ
【Cクラス】…大久保ユウガ、水沼ゲンキ、川端カイト、土田マナト
こうしてみると、佐々木ダイスケの関東リーディング4位の大ブレイクは予想できなかったし、Aクラスだった今村・角田の2トップが一連の「スマホ事件」からリズムを崩して、今年は大きな飛躍なく、平凡な成績で終わろうとしているのもこれまた予想外。ホント人間、どちらに転ぶか解らないもの。意識とガッツと怠慢・慢心。いろいろあります。
まあ、2年目ジョッキーの総括については、別の機会で行うかもしれませんので、そちらで。文末の参考文献には過去の通信簿をリンクしてますので、お時間あればそちらもご欄ください。
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【Aクラス】
①田口カンタ(栗東・大橋勇樹厩舎)
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【評定】 勝利数…A 馬券信頼度…B
技術的伸びしろ…B 姿勢・ガッツ…B
総合…A-
先輩たちが喜んでイジりたくなる、まさに「小僧」の容姿で、案の定各方面でイジリ倒されている田口カンタ。可愛くないワケがない。だが、勝ち星は2位に22勝差をつける34勝で、今年の新人王を確定させている。この勝ち数は一定の評価。
馬券圏内率は17.1%と、去年の今村セイナの23.1%よりは劣り、2位の角田タイガの18.1%を1%下回る程度であり、同期ではピカイチの存在だが、数年に一度のスーパールーキーという域ではない。
また、騎乗数は今村、角田とほぼ同等で、関西ルーキーあるある。これは、現在4年目ジョッキー4人のうち、栗東所属が泉谷フウマただ一人だったために、減量▲目当てに栗東の調教師がこぞって泉谷フウマに依頼し、オーバーフローした事象があったが、田口カンタもいまこれに近いものがある。目先の騎乗をこなすだけで一杯一杯になり、一頭一頭精査して臨む時間が無くなり、それぞれの騎乗が雑になってしまう、それこそ泉谷フウマも今村セイナも陥った罠だが、田口カンタはこれからこれにハマってほしくないところ。忙しい、時間がない、やり場のない怒り。このジレンマをどう消化し、昇華していけるかが喫緊の課題。
今年の栗東所属はこの田口カンタと河原田ナナの2名だが、ウデや噂が先行して、どうしても騎乗依頼が田口に集中しつつある傾向にあるが、30勝して減量が△2キロとなって少しはラッシュも収まりそうだが、ひとつひとつの依頼に丁寧に応えていけるかがカギ。
そして、特徴としては芝よりもダートが優秀で、馬券圏内率はダブルスコア。このへんは両親が地方競馬のジョッキーの血統なのか。ダートでの馬券圏内率は2割バッター。
検索条件:田口カンタと大橋厩舎の全成績
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さすが自厩舎だけあって、馬の状態も常に解れば、追い切りにも自ら跨る機会も多いことから、馬券圏内率も27.3%と爆上がり。というか9か月間で132回も所属馬を乗せている大橋センセイもスゴイ。もはや何でもかんでもカンタに乗せている「数の英才教育」が顕著であり、カンタもそれに報いるよう、日々、厩舎の馬の状況把握に勤しみ、結果を出している。
今後も大橋厩舎所属の馬で、田口カンタが自ら追い切っている時は、人気に関わらず注意が必要だ。
そして、田口カンタでダートといえば、外枠での好走がなんとなく印象的だが、厳密にいえば、8枠の騎乗は外々を回るロスもあって平均並みの数字なのだが、
検索条件:田口カンタのダート・7枠での全成績
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なんと、7枠を引いた場合は、馬券圏内率が26.8%と6%上昇している。サンプル数が多いだけに偶然の要素は少なく一定の信憑性はある。もまれたり砂を被るリスクは少なく、また外々を回るリスクも8枠に比べて多くない「ちょうど良い競馬のしやすさ」がこの好成績に反映されているのだろう。今後も7枠に入った時は注意が必要だ。
今後もルーキージョッキーはこの新人王を中心に当面は回っていくだろうし、いじられキャラとして恰好の獲物であることは間違いないので、今後も上手にイジられて、関西のジョッキー界の潤滑油となれれば、出世も見えてくるだろう。
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【Bクラス】
②小林ショウタ(美浦・小野次郎厩舎)
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【評定】 勝利数…C 馬券信頼度…C
技術的伸びしろ…B 姿勢・ガッツ…B
総合…B-
勝ち鞍は12勝と第2位の小林ショウタ。正直小生も「え?12も勝ってたっけ?」という印象となってしまうのだが、そのくらい馬券圏内率は1ケタ台と低く、後述・小林ミクとほぼダブルスコアというのは顕著な例で、デビュー当初は、ウデはないのはもちろんだが、相当に馬券にならない馬に鍛錬の意味合いで数多く乗せられたという背景もあるのだろう。
検索条件:小林ショウタの勝利
![](https://assets.st-note.com/img/1702454578260-JnkQWDl4Cd.png?width=1200)
12勝のうち6勝は、夏の北海道シリーズで立て続けに挙げたもの。以後は1か月に1勝ペースだが、先週は中山ダート2500mというレア距離レースを7歳馬ボンベールで勝利。
所属する小野次郎厩舎での勝ち鞍は1勝しかなく、北海道参戦もあって勝ち厩舎は栗東の厩舎を含めあちこちに散っていて、今後も年明けの小倉出張では同期の田口カンタも▲→△となり減量も3→2キロとなり、また田口は引き続き関西の主場開催に居続けるだろうことから、この小倉での▲小林ショウタへのオーダーは、関西の調教師も含めて増えるものと見ている。
しかし、ここ数か月の「変化」は、昨年の佐々木ダイスケを思わせる兆候をも感じさせる。度胸もそれなりに備わっていて、秋の福島開催では、キクイチの突然の落馬負傷によって、小生の◎アポロルタの騎乗が急遽代打でオーダーがあったが、直線腹くくったイン突きで3着に持ってくるなど、教科書通りの外々回ったお上品競馬だけに徹していないところは驚きだった。
検索条件:小林ショウタの福島での馬券圏内一覧
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ごらんの通り、秋の福島3週では、勝ち星こそなかったものの、6日間開催で馬券圏内に8回入っていて、どれも4番人気以下の穴馬でマークしていて、穴党にとってはとっても頼れる存在となった。
これは騎乗技術の上達以外の何物でもなく、うち一度も道中の位置取りがどれも先頭でなく、中団からの差しが際立っていて、馬群の中で折り合って、競り合いを制して抜け出して上位に来ているパターンが散見。自ら課題を持って取り組んでいて、ここで何かコツを掴んだのだろう。
例えばアポロルタのように、1年目でイン突きしてお金になる馬券を演じるジョッキーはそれほどおらず、女子二人やCクラスの男子2名ではまだ無理なだけに、この小林ショウタは今後の伸びしろも多いと見られる。そのへんは、小林ミクよりも130回も多い騎乗数がジワジワと活かされ始めているのかもしれない。
来年の今頃、2年目ジョッキーの成績を振り返った時、いちばん成長していたのがこの人でした。というパターンになる可能性が高め。年明け小倉のネクストブレイクとして憶えておきたい。
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【Bクラス】
③小林ミク(美浦・鈴木伸尋厩舎)
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【評定】 勝利数…C 馬券信頼度…B
技術的伸びしろ…C 姿勢・ガッツ…B
総合…B
勝ち星こそ10勝でルーキーでは3位なのだが、2着3着も多く、馬券圏内率17.8%は、勝ち星ダントツの田口カンタの17.1%を上回っているという大変興味深い数字があり、過去のルーキージョッキーでも異例。我々のイメージ以上にお金になっているのが特徴。
所属する鈴木伸厩舎はここまで13勝と関東リーディングトレーナー52位と奮わないのだが、それでも直属の先輩にはあの横山タケシがいるところから、彼の一挙手一投足を真似、また技術指導も受けているだろうことから、数字を出す環境は他のルーキーよりも整っている。
検索条件:直近の小林ミクの馬券圏内
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馬券圏内に持ってきている馬の厩舎では、自厩舎の他では、中野栄、伊坂、竹内正、深山、武井亮厩舎が複数回見られ、「乗れる関東の若手」としては、小林ショウタよりも確実性に富み、使い勝手が良いのかもしれない。
11月の福島開催~12月の中山開催でも馬券になる頻度は高く、小生も先週は土日のそれぞれの中山1Rダート1200mで、ドボンするミクと、買ってよいミクの判別もつくようになってきたことから、馬券ジャンキーとしても彼女は扱いやすい兆候となってきている。
また、自身が新潟市出身で幼いころから新潟競馬場に足を運んでいたことから、千直競馬をこよなく愛していて、ジョッキーとしての目標はアイビスSDを勝つことと言い切ったことが印象的。
かくいう小生も、皆さんご存知の通り千直競馬は大得意の大好物で、ここ2年はロォン!率5割超えをマークしているのだが、
検索条件:小林ミクの千直競馬全成績
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いやはや、まだ勝ち鞍こそないものの、8回騎乗してお金になる事4回。複勝回収率は233%、1ケタ馬番で馬券圏内が3度は立派。さすが夏のグリーンチャンネルの特番「千直講座」に研修生ゲストとして呼ばれただけあり、コース攻略能力はルーキーの中では随一と言える。今後も、千直競馬では欠かせないジョッキーとして注目が必要となってくるだろうし、自称千直マイスターの小生としても、今後の彼女の成長ぶりにはより注力していかないと、今後もお金になる馬券は獲れないゆえ、絶対注視だ。(とはいえ、来年の4月まで憶えておかなきゃなんないのはちょっとしんどいか。。。)
課題としては、芝・ダートわ問わず短距離での「逃げ一辺倒」の傾向が強く、もちろん速いスタートを切れるのは素晴らしいのだが、絡まれると脆く、他のジョッキーも「ミクは潰しに行けば大丈夫」と手の内がバレてしまう。たまにやるから効果的なのがアッと驚く逃げの戦法なのだが、いつもやっていると通用しにくくなり、例えばアシャカトブ騎乗時はいつも絡まれている。
今後は中団・後方からでも、できるだけ外をブン回さずにロスなく馬群を割って抜け出して来れるような、ガッツ溢れるバリエーションの広い騎乗が必要であり、それを体得するためにはフィジカル・メンタルの強化はもちろんだが、積極的に馬群に突っ込んで行き、跳ね返される相当量のヘボ騎乗を重ねる必要があり、そのためには我々も馬券ドボンリスクもあることから、逃げ先行馬以外の騎乗時には、そんなドボンリスクも内包した上で馬券を買わないといけない。
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【Bクラス】
④河原田ナナ(栗東・渡辺薫彦厩舎)
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【評定】 勝利数…C 馬券信頼度…C
技術的伸びしろ…D 姿勢・ガッツ…D
総合…C
ニキビ顔アップでなくて、もうちょっとカワイイ写真はないのか?というリクエストもあったかもしれないが、まあご勘弁ください。
こちらも小林ミク同様に、芝とダートの馬券圏内率にそれほど大差がないのが特徴で、JRA初勝利は中京芝2000m逃げ切り勝ちという異例のケース。
検索条件:河原田ナナの1着
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勝ち鞍は10/8以降2か月なく、先週は病気の為に全馬乗り替わりといろいろと穏やかではないが、勝ち鞍はコンスタントに1か月に1勝のペースで挙げられでいる。自厩舎の渡辺薫彦厩舎の馬では2勝しかなく、栗東の幅広い厩舎からのオーダーに応えている。
また、直近3勝はいずれも2歳馬で挙げた初勝利であり、今後も1勝馬クラスの平場戦(減量が有効)がかなり多く組まれている来年のJRAの競馬番組傾向からも、これらの「お手馬」が昇級戦に進んだ時は注意が必要となる。
小林ミクの朴訥な田舎娘っぷりとは対照的に、お笑いダイスキのノリノリ関西人であり、大山ヒルズ開場20周年のイベントにも先輩の永島まなみちゃん、今村セイナとともに参加。
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ノリ的には、イケイケの今村セイナとおそらく波長が合う事から、公私で手本にしていると思われるが、近づきすぎることがジョッキー人生において必ずしも良い事とは言えないもの。ここは「つかず離れず」の良い距離感を保って接しないと、また右にならえで変な事件に巻き込まれてしまう。
余計なお世話かもしれないが、まだ10勝もしていない、結果も残していないあまちゃんジョッキー。チヤホヤされたり、ノリだけでは渡っていけない世界。地に脚つけて自分のやるべきことを粛々とこなしてもらいたいが、普段から優しい渡辺薫彦センセイが、どれだけ彼女を甘やかさずに指導できるか。このジョッキーの近未来は、この渡辺センセイの手腕による割合が大きいような気がしている。ノリで生きる人間は、体育会系に通ずるものがあるので、女の子だからと言って遠慮するよりも、中田久美のようにゴリゴリにやっても、この子は十分伸びると思っているゆえ、もっと厳しくやってもいいと思うんだけどなぁ。まあ、ただの推測なのですが。
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【Cクラス】
⑤佐藤ショウマ(美浦・小桧山悟厩舎)
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【評定】 勝利数…D 馬券信頼度…D
技術的伸びしろ…C 姿勢・ガッツ…C
総合…D
ここまでお金になったのは2勝、3着5回の7度しかない佐藤ショウマ。他のルーキーたちより出遅れた感もあるが、ジョッキーだけで若手を3人も抱えていた大所帯・小桧山悟厩舎の中では、それほど競馬に騎乗させるよりもスタッフとして、社会人としてシッカリと厩(うまや)の人間に育成する。それが来年1月で70歳定年を迎えるラストイヤー名伯楽の方針なのだろう。なので入って半年間は、競馬でもそれほど有力馬の騎乗は佐藤ショウマには回さず、先輩の山田ケイシや原君に回すというリズムを継続。それがこのスロースタートにつながっている。
しかし、秋になって山田ケイシは調教中の落馬事故の影響で引退、4年目原君はダートでメキメキチカラをつけ先般のチャンピオンズカップでは、小手川厩舎の人気薄のウィルソンテソーロを2着に持ってくるなど、自厩舎以外からのオーダーでも結果を残せるジョッキーへと成長していることから、このルーキー・佐藤ショウマへの自厩舎での役割が数ランク上がり、ただのアンチャンではない位置づけになってきている。
騎乗依頼も徐々に増え、特に2歳馬での一からの調教に特化しているのが特徴であり、
検索条件:佐藤ショウマの全馬券圏内
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ここまで7回の馬券圏内は、すべて2歳馬によるもの。しかも勝った2頭のホーリーブライト・ワイドブリザードはともに自厩舎以外の馬であり、おそらく小桧山センセイが2月で勇退した際、佐藤ショウマもどちらかの厩舎に所属させる意味合いで、騎乗を依頼するようお願いしているのだろう。
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そして、この佐藤ショウマが勝たせた2歳馬に共通しているのが、過去の自分が一度騎乗して3着にしくじり、その反省を活かすべく、自分で調教に跨って感触を確認して、レースに臨んでいること。
小生もこのJRA初勝利のホーリーブライトの経緯が焼き付いていて、ワイドブリザードも自分が乗って砂被って3着になって自分で追い切ってと、全く同じ状況で臨んでいることから、ここはあさイチ人気薄もひるむことなく、有料記事のあさイチ200円で◎ワイドブリザードで予想。
※無料ですので、未読の方はご参照ください。
これが一日一鞍「ジェット噴射ジョッキー」の底力!自分で追い切りに跨ったところで◎ケテーイ!プロセスも本文で完全論拠も、グオッ2着⑭ぢゃないの!? 結果、単勝66.8… pic.twitter.com/JsOJ44V1Qi
— 北斗の万馬拳 (@hokuto_manbaken) November 25, 2023
と、徐々に結果を出してきているのがこのジョッキー。
これからは、師匠の勇退によって自らの所属も大きく変わって来るところではあるが、大所帯でゴルフ大会もレクリエーションで行っている厩舎。今後も人間関係を大事にして、来春から新しい師匠の元でも、率先して動けるアンチャンとして躍動していけば、佐々木ダイスケのように成績も大きく飛躍しているかもしれない。
今後も、自厩舎・小桧山厩舎だけでなく、そのつながりのある美浦・大竹厩舎、竹内厩舎の馬に自分で追い切りに跨ってる事例が見られた場合は、お金になる警報が発令。やっと競馬が楽しくなってきたところにつき、注意が必要だ。
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【Cクラス】
⑥石田タクロウ(美浦・新開幸一厩舎)
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【評定】 勝利数…E 馬券信頼度…E
技術的伸びしろ…D 姿勢・ガッツ…D
総合…E
ルーキー6人の中で、まだJRA初勝利を挙げていない「去年の土田マナト状態」なのがこの石田君。ここまでちょうど100回乗って、お金になったのが2回とお金になる確率は1/50と、「来たら事故」レベル。
やはりデビュー間もない3月下旬に、4コーナーで膨れて斜行をして騎乗停止となったことが、結構尾を引いているのかもしれない。ゲートが開いたらみんなプロ。ほんとうに厳しい世界だね。
所属する新開厩舎もここまで8勝と関東リーディングトレーナーでは73位と、それほど強力な馬を管理しているワケではない厩舎につき、有力騎乗馬を確保できないでいるところも低迷の原因のひとつであり、新開センセイは馬育てだけでなく人育てにも悩んでいるところなのかもしれない。
そんな石田タクロウが、2回馬券圏内に持ってきたのは、自厩舎の3歳牝馬ブーバー。
![](https://assets.st-note.com/img/1702447486827-kezaIUd9MV.png?width=1200)
3歳で未勝利ながら、現在も厩舎に在厩していて、12月頭から時計を出していて、12/13には南Wで4F52.7と鋭い動きを見せていることから、近いうちにダート1200mあたりでの出走があるかもしれない。
ここ5戦はこの石田タクロウが跨り、夏の新潟ではゲートで煽ってスタート失敗で3着。その後慌てて連闘で3歳未勝利ラストステージへ使うも余力なく7着と、新開センセイにとっても、石田タクロウにとってもこの馬を勝たせられなかったことは悔しいの一言。未勝利馬ながら、もはや背水の陣をとうに超えて1勝馬クラスでの初勝利をめざすあがきっぷり。馬主に示しがつかないための継続管理か。
この「唯一のお手馬でJRA初勝利」というのは、今年2年目の土田マナトのサノノヒーローでの今年4月の福島ダート1150mであり、単勝30倍ながら北斗殿は彼を信じての◎。見事初勝利のロォン!を馬単一点で万馬券というトンデモナイ一撃をぶっかましたシーンが蘇る。
中央未勝利の土田騎手の初勝利をまた見届けてしまった初勝利請負人の北斗!
— 北斗の万馬拳 (@hokuto_manbaken) April 16, 2023
◎サノノヒーロー
◯ダレモトメラレナイ
一点!一点です!一点で
単勝3030円、馬連3290円、ワイド1200円、馬単が1万800円の万馬券!
これが#北斗の万馬拳
誰も止められないぜ! pic.twitter.com/A5NllyfXIT
この「サノノヒーローアゲイン」が、この石田タクロウ騎乗のブーバーで行われるのか? もはや彼が初勝利を挙げるのはこの馬しかいないと思われるので、今後の動向に注目だ。人気薄は確定だけに、サノノヒーロー同様に美味しすぎる馬券圏内の一発が、たとえ勝てなかったにしろ、あるかもしれない。
…という下書きを書いていたのだが、そのブーバー。追い切りが鋭いので出走は近いと思っていたら、やはりというか明日の中京3R・ダート1400mにエントリーしている! しかも新潟未勝利の後、笠松に移籍して2連勝してまた新開厩舎に戻ってきていたではないか!? これは平場戦なので事前につかめていなく、JRA-VANにも反映されていないって。。。結構TARGETはデータ整備頻度が雑っ! 初めての経験ですねこれ。
しかし、鞍上は石田タクロウではなく、2年目の鷲津コタに乗り替わりの刑!新開センセイ容赦ないですって! しかし、石田タクロウ→鷲津コタは斤量変わらず鞍上強化は明らか。。。唯一のお手馬まで奪われた石田タクロウ。。。腐るなよ!
以上、2023ルーキージョッキー通信簿でした。いかがでしたでしょうか?
今年は6人だったので、去年の9人よりも一気にワンストロークで書ききれたことに若干の安堵があります。あー来年は何人なのかしら?こんくらいがいいなぁ。
と、今後もこの6人のルーキーを若手ジョッキーウォッチャーとして、そして馬券ジャンキーとして末永く見つめながら、より多くのロォォン!馬券を提供できるようにインプットとアウトプットを行っていきます。
読者の皆様にとってもこの通信簿が少しでも有益であれば、大変幸甚ですし、Twitterでご感想もいただければ嬉しいです。
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と、すっかり熱が入ってしましました土曜コラム。
明日も面白いG3ですよ! ターコイズS。
今年最後のハンデ戦G3。ハンデ戦といえば小生! 決めたいところです。
◎②フィールシンパシー
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デビュー3年目・横山リュウトがルーキーイヤーの2021年11月から、2度の中抜けはあったもののほとんどのレースで騎乗し続ける「唯一のお手馬」が、ついに、デビューから2年の時を経て重賞初挑戦を迎える。この馬で中山マイルはもう7度目の騎乗と、癖も乗り味もゼンブ解っている「相棒」。暮れのこの時期は、毎年この中山マイルで勝利している「風物詩」であり、去年勝ったクリスマスCよりも、斤量が1キロ軽い53キロで騎乗できるというのも強み。
人気各馬は3歳牝馬クラシックを戦い抜け、リバティアイランドにケチョンケチョンに敗れたメンツが大集合し、見た目の着順も良いことから53~55キロのハンデが課されているのだが、4歳になって厳しい3勝馬クラスを1年かけて闘い抜けてきたフィールシンパシーが53キロで、リバティアイランドにボコられていながら、その53キロよりも重い斤量を背負う3歳馬が殆どで、不釣り合いというかそんなに背負うのか?と疑問も。◎フィールシンパシーにとっては「追い風」と捉えたい。
重賞を勝ったハンデ頭たちは56.5だの55.5だの、歳は取っているのにハンデは年々厳しくなり、乗れていないミルコ騎乗のミスニューヨークは引退レースであり、ここ2年のこのレースを盛り下げてきただけに、ここは静かにしていただいてその勤めを終わらせてもらいたいところ。
◎フィールシンパシーがこの2年で成長したことは、中山オンリー機ではなく、左右両刀使いとなったことに加え、脚質も昨年暮れまでの「先行バカ」だったのが、たまたまスタートが良くなかった今年2月の幕張Sで、道中12番手から上がり最速の34.4の脚で2着役に喰い込み、逃げ先行馬は出遅れると即死という定説を覆し、「なんだ差してもOKかよ」と融通が利く馬になっていたことが正直驚きだった。
そして、前走の東京では大外枠で前に壁が作れなくても、直線33.4の鬼脚でリサリサ、ラスールら骨っぽいところを差し切った内容は評価。4歳秋でいよいよ本格化の到来を確信したシーンだった。今回は前でも後ろでも、どんなポジションでも能力はいかんなく発揮できるだろう。
若手ジョッキーにとっては、デビュー年から乗り続ける「お手馬」は、一生記憶に残る財産。小島茂センセイも、我慢しながらこのアンチャンを使い続け、15回中13回も乗せ続けたことは賞賛に値する。普通だったらすぐ上のジョッキーにチェンジするのが世の習いでなのに、相沢厩舎所属で、自分の厩舎で育てているワケでもないこのアンチャンをずっと乗せ続け、ついにデビューから2年、一緒に重賞の舞台に立とうとしているのだから、これは感慨深いところだろう。
明日ゲートインするジョッキーの中では、3年目といちばん経験がないけれど、乗り馬との騎乗経験は6戦と、そんじょそこらの乗り替わりよりコンビネーションは上! この自負と自信を持って、怯まずに向かっていってもらいたい。
小生も前走、本線◎-○の馬連63倍をズバン!と、要所要所でこの馬に重い印を打ってきた「フィールシンパシー・ウォッチャー」として、この重賞挑戦を祝すことと、同期ではまだ誰も達成していない重賞初制覇一番乗りをこの「お手馬」で成し遂げられることを祈念して、◎を打ちたいと思っている。
臨戦過程も上々で、2週前から「水曜南Wで52秒台→土曜坂路で3F39秒台」のリズムで継続的に叩かれ、最終追いの12/13のWはラスト11.9の終い重点で、本番、土曜日の中山坂路に挑む。このリズムが染みついているのも好感だ。
その昔2015年には、3連複54万円をぶちあてたハンデ戦レースであり、今年最後のハンデ重賞。渾身のフルスイングで〆めたいと思うが、コラムとして皆さんが買いやすい馬券としては、下記の通りとする。
単勝・複勝 ②
馬単・馬連 ②-all
まあ、小生は、皆さんが想像している通りの馬券を購入していることでしょう。平均の法則もあるし、そろそろ獲らせてよフルスイング馬券。
参考文献・2022ルーキージョッキー通信簿
参考文献・2021ルーキージョッキー通信簿
参考文献・2020ルーキージョッキー通信簿
参考文献・2019ルーキージョッキー通信簿
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