5巻くらいのマンガをみんなで語りました【マンバ読書会】レポート
どうも、クチコミとランキングでいいマンガが秒で見つかるサービス『マンバ』です!
「5巻くらいのマンガ」をテーマにオンライン配信イベント「マンバ読書会」を開催しました!このイベントのもようを、マンガソムリエ・兎来栄寿さんによるレポートでお届けします!
配信アーカイブを聞きながら参加者の皆さまイチオシの作品をぜひ読んでいただだければと思います。それではどうぞ!
こんにちは、マンガソムリエの兎来栄寿です。
3月25日(金)に、「#5巻くらいまでのマンガ」を語るマンバ読書会が開催されました。
今回は
「『オススメしやすいマンガの巻数、5巻くらいまで』説を立証する」
というテーマで、皆さんが推したい5巻くらいまで出ている・5巻くらいで完結しているマンガについて語りました。あまりに巻数が嵩むとちょっと人に薦めるにもハードルが上がってしまうけれど、5巻前後であればまだ比較的お薦めしやすいという心理はありますよね。
今回も色々なマンガが紹介されましたが、興味を持ち実際に読んでみたという方はぜひ読んだ感想もクチコミとして書き込んでみてください。
最初に、前回私が素晴らしさを力説した『メダリスト』を司会のTさんが最新話まで全部読んできてくださったということで、ジャブ的にお話ししました。
「兎来さんが今読んで欲しい、と言っていた意味が解りました!」
とTさん。丁度、このイベントの前々日に最新巻の5巻も発売されました。今最も読まれるべき作品のひとつである、と強く推させていただきます。
兎来栄寿おすすめ5巻完結マンガ
オープニングトークとして私から全5巻完結の2作品を紹介させていただきました。
『ラブロマ』
『獣王星』
コメントも頂いていましたが、『デビルマン』や『ポーの一族』などは全5巻完結の有名作の中でも特にお薦めです。
こちらもコメントでも頂いていましたが『神々の山嶺(いただき)』は流れる血潮が熱くなる作品です。
3/30に新装版が出た『ひゃくえむ』、難しいテーマに真摯に取り組んだ『あーとかうーしか言えない』などは近年の秀作です。
愛蔵版で全5巻という括りであれば『まんが道』、『14歳』、『真説 ザ・ワールド・イズ・マイン』なども入ってしまうという裏ワザの話も。
とは言え、現実的に愛蔵版や文庫版しか現在は手に入りにくい作品もあるのでそちらの括りで5巻くらいであっても今回はOKということに。
みんなのクチコミ紹介
その後、皆さんから頂いていたクチコミを紹介していきました。
『不死身のフジナミ』
「この作品の良いところは,全6巻で綺麗に終わるところ。そして,全巻アンリミで読めるというところ!」
V林田さんによる紹介記事も素晴らしいのでご一読ください。カニを食べられないと命を落とします。
『バキ外伝 創面』
「花山薫が,きちんと学生服を着て,高校に通って,まじめに学生生活を送るというお話。もうそれだけで面白いですね!」
『上京生活録イチジョウ』などもそうですけど、スピンオフならではの醍醐味、本編とのギャップの妙味が詰まっていますよね。
『ふたりのポラリス』
「この作品に触れた事で、私は自分の「我慢」が少しだけ、癒されたと感じた」
こちらのクチコミは非常にエモーショナルで、この作品が持つ繊細な魅力を上手く言い表してくださっています。
『吸血鬼ちゃん×後輩ちゃん』
「主従関係や学園ならではの尊い百合の数々が読者達の前に突きつけられます」
以前から引き続きお薦めいただいている作品。この配信で興味を持ち読んでくださった方からのコメントもいただいております。
「まだ1巻しか読んでないのでひとことだけ……。エッチだ……」
『ハナカク』
「少し前までこちら側の住人だった主人公が、あちら側に……ちょっとブッ飛んだ格闘家の世界に行ってしまった事を寂しく思いつつも、その凛々しさに身震いする、そんな喜びが全4巻で味わえる」
作者の松井勝法さんはあの伝説の作品『ロケットでつきぬけろ!』のキユさんである、と気付いていない方も多いのではないでしょうか。
『あなたの鼓動を見させて。』
「ちょっと人を選ぶ漫画かもしれませんが、5巻完結と手を出しやすい」
こちらのクチコミ、何も間違ったことは言っていないのですが……言っていないのですが……!(笑)真相は読んで確かめてみてください。
『黒博物館 スプリンガルド』
「2022年3月現在、モーニングで新シリーズ「三日月よ、怪物と踊れ」の連載も始まり、藤田和日郎入門にピッタリ」
『黒博物館』シリーズは本当に面白いので、『うしおととら』や『からくりサーカス』などに興味があったけど読んでないという方はもちろん、全てのマンガ好きに推したいですね。
『ST&RS―スターズ―』
「あまりの急展開に困惑する人も少なくないと思うが、私はスターズは後半こそが面白くなると敢えて言いたい」
賛否両論ある内容に、力強い肯定意見をくださいました。個人的にも連載時にワクワクしながら読んでいた好きな作品でした。
『黒虎』
「他のバトルマンガに無い斬新な表現が飛び出してくる」「『バガボンド』もビックリするような毛筆で描かれた迫力あるバトルが一番好き」
基本の画風はむしろジャンプ系っぽさもあるのですが、チャンピオンのDNAを感じますね。「折がカワイイ」というコメントもありました。
そして、今回も恒例のアンケートを行っていました。
「マンガ、何巻くらいから買うことが多い?」
という設問に対する結果は……
と、何と「1巻から」の方が圧倒的大多数という何とも訓練された猛者が多い結果に!
マンバやこの読書会でも常々作品を応援するために「#1巻応援」というキャンペーンを行っていますので、ある意味その効果が表れていると言えるのかもしれません。だとすれば嬉しい結果ですね。
皆さんの無理のない範囲で、1巻から応援することが作家や作品への大きな力になっていきます。
みんなのコメント紹介
また、今回はTwitterの方でも色々と推し作品を挙げていただきました。
『プラネテス』
『皇国の守護者』
5巻前後の不朽の名作というと、この辺りもやはり鉄板で外せないところですよね。
『フットボールアルケミスト』
「5巻完結で、題材がサッカー選手じゃなくて代理人なのは面白いんだよなぁとお薦めしたい」
『ドラフトキング』などもそうですが、普段は目に見えない競技の裏側で活躍する人々のドラマも面白いです。
『Thisコミュニケーション』
「一時期Twitterで一コマがバズったのですが、超合理主義者の主人公の行動が毎度ハラハラさせます」
各種アワードでもっともっと上位にきても良いのにと個人的に思っている、最近の注目作のひとつです。
「少し昔の作品ですが『プラナスガール』も(全6巻)。いわゆる男の娘との恋愛漫画です 。『不可解なぼくのすべてを』(全5巻) と一緒に勧めると少し難しいかもしれないですが、性別に関わる作品としてこの2つの作品はおすすめです」
男の娘が肯定的に普遍化してきた頃の代表作である『プラナスガール』と、近年の中でも上質な男の娘作品である『不可解なぼくのすべてを』を繋げてご紹介いただきました。考えてみると、漫画史における男の娘の端緒とも言える『ストップ!! ひばりくん!』も全4巻ですね。
今回も沢山の作品が熱量を持って語られ、あっという間に時間の過ぎるとても良い会となりました。ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。
挙げられた作品はどれも5巻前後で気軽に手を出しやすい作品ばかりですので、ぜひ気になったら読んでみて下さい。そして、冒頭でも書きましたが、読んだマンガに対するクチコミでの感想もお待ちしております。
なお、こちらのイベントトピックにてイベント後に『ハナカク』や『獣王星』を読んでくださった方々よりリアクションをいただいております。上記で挙げられた作品以外にも多数触れられていますので、こちらも併せてご覧ください。
前回のイベントのレポートで「まだまだ寒暖差が激しい今日このごろ」と書きましたが引き続き寒暖差が激しい今日このごろ。疲れがたまったときにも5巻くらいのマンガなら読みやすくていいかもしれませんね。
さて4月の配信は「みんなでクチコミを書く会」!
今回は配信の通話に視聴者の皆様も参加いただけるスペシャルな回となっております。マンガ好きのみんなで好きなマンガの話をしながらマンバにクチコミを書いてみませんか?というお誘いです!お気軽にご参加くださいね。
配信は4/29(金・祝)18時!!
そして毎月素敵なアイコンがゲットできるイベント、「アイコンラリー」の4月のミッションは「マンバ読書会を視聴してクチコミを書くこと」です。
イベント中に発表される「合言葉」を書いて応募してください。こちらの締切は5/8(日)!
それではまた次回〜!