マンガの話をして夏の終わりを50日くらい延ばしました【マンバ読書会レポート】
どうも、クチコミとランキングでいいマンガが秒で見つかるサービス『マンバ』です!
先月もYouTube Live配信にてオンライン読書会を開催しました!
今回のテーマは「マンガで楽しむ最高の夏」。
イベントのもようを、マンガソムリエ・兎来栄寿さんによるレポートでお届けします!配信アーカイブを聞きながらみなさんも夏と漫画に思いを馳せましょう!!
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8月27日(金)、「最高の夏」を描いたマンガを語るオンラインマンバ読書会が開催されました。
今回は最高の夏マンガの第1話を集めると1日、夏マンガのクチコミを書くと3日夏が延長されるという設定の下、沢山の作品が集められました。
冒頭、フリートークとして私の「最高の夏」マンガについて少し語らせていただきました。
今回取り上げたのは、町田洋さんの二冊目の短編集『夜とコンクリート』に収録されている「青いサイダー」です。「ほぼすべてが"直線"で描かれている」この作品について、詳しいことは以下のクチコミでたっぷり語っておりますので良ければお読みください。
また、こちらの3作品も夏に読みたい秀作読切としてお薦めです。
それは深い海の底 - 二三五七 | 少年ジャンプ+
[特別読切]シタバシリ - 紗池晃久 | 少年ジャンプ+
では、この日話題に上がった作品を順番に見ていきましょう。
『ぽんこつポン子』
最近の「夏」を感じさせてくれる作品といえば。かわいさと夏感! 読むと朗らかになります。
『おおきく振りかぶって』
夏が来るたび、甲子園を観るたび読みたくなる長い長いひと夏の熱闘。
『写真甲子園 シャッターガール moment』
写真・カメラへの愛と可愛い女の子、美しい背景のコントラストがみどころ。
『金沢シャッターガール』
このシリーズは良い。夏の金沢にも行ってみたいですね。
『はっぴぃヱンド。』
何も言わずに、5巻まとめて買って読んでください。
『新世紀エヴァンゲリオン』
語ると長くなりすぎますが、映画だけでなく貞元版もヱビスビールでも煽りながら。
『ホテルポパン』
とても良いクチコミを書いていただいてます。有間しのぶさんの人間ドラマの良さたるや。
『ぼくらのよあけ』
夏マンガの決定版となりつつある名作。未来感溢れるガジェットと、郷愁を抱く少年時代の夏の対比のエモさ。
『屍鬼』
「田舎で事件起こるやつ大好き!」というコメントに「わかる!」という声多数。贅沢なコラボでした。
『万祝』
『ドラゴンヘッド』から打って変わってJKの海洋冒険ロマン。サメとも戦うよ。
『子供はわかってあげない』
8月20日から全国ロードショーも開始した名作。田島列島作品は短めで読みやすいこともあり、全作推したいです。
『ゆるさば。』
『ソウナンですか?』
サバイバルものって大体は夏ですよね。冬だと凍死して話が終わっちゃうし防寒具はビジュアル映えないし。『ソウナンですか?』の「水分補給の件」は必読。
『赤パン先生!』
こちらも素敵なクチコミです。何しろ絵が抜群にいいのですよね。
『青の島とねこ一匹』
夏と言えば島マンガ。ねことツリ目黒髪ロング美少女も加われば鬼に金棒。
『君と綴るうたかた』
『かいじゅう色の島』
『少女支配』
マンバ百合部を創設したあうしぃさん特撰の夏百合。
下記2作品のクチコミもぜひ読んで欲しいとのことです。
『海色マーチ』
『デイドリームネイション』
『砂の都』
冒頭で述べた町田洋さんの作品。無理のないペースで長く描いて欲しいです。
『盆の国』
1冊完結ですが、高い満足感を味わえる上質の物語です。
『夢想のまち』
画風ともあいまって、ちょっと不思議な空気感に引き込まれる作品です。
『のーどうでいず』
埼玉県が舞台の、小中学生の女の子たちによる外遊び系夏マンガ。
『タビと道づれ』
優しいタッチによる癒やし、そして切なさと暖かさ。
『スーパーノヴァはキスの前に』
エモさ感じる夏×SF×ラブコメ。
『夏へのトンネル、さよならの出口 群青』
『夏への扉』を髣髴とさせるタイトルのSF。SFといえば夏。
『雪女と蟹を食う』
これも夏でしたね。北上して聖地巡礼しながら蟹を食べたい。
『君は放課後インソムニア』
ノーラン作品か、鬼束ちひろか、これかというところがありますね。
Twitter上でも、最近完結した『風太郎不戦日記』を挙げていただきました。8月に読みたい傑作です。
同じ系統として、先日完結巻が発売された『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』もすべての人類に読んでいただきたいですし、両作とも学級文庫や図書館にも置いて欲しいですね。
創作における、共同幻想としての「夏」も話題に。片田舎、向日葵畑、麦わら帽子の白ワンピース少女。どうして私たちは存在しない夏の記憶に郷愁を感じるのでしょうか。入道雲と消える飛行機雲を眺めながら、灼けた線路の上を歩くのです。
そして、今回もTwitterアンケートが実施されていました。
マンガに登場する夏のあるあるに関する質問でしたが、一番多いのは「部活の合宿でみんなと青春!」となりました。「気になるあの子と一緒に夏祭り」に投票した方は詳しいお話を聞きたいので後で職員室まで来てください(笑)。私個人も漫研の2泊3日の夏合宿で朝から晩までほぼ休みなく似顔絵を描き続けるという疑似体育会系の思い出が残っています……とお話したら「その体験が面白そうなので漫画化して欲しいです」という声も。この日発表されて話題になった集英社発の「World Maker」で描いてみても面白いかもしれませんね。
最終的に、皆さんの紹介・クチコミによって夏が51日伸びました! どうもありがとうございました! …………51、あるマンガを思い起こす数字ですね。
51日の夏休みがもしあったら、1日30冊読むとすれば1500冊もマンガが読めますね! 数日の夏季休暇すら取らなくなって久しいですが、そんな長いお休みを人生でまた取ってひたすらマンガを読む日々を送りたいなと夢想します。何ならマンガを読めば、夏休み初日の小学生にだって戻れるわけですから。
世間ではδ株や更なる亜種が猛威を振るっており、また8月が終わってもしばらくは厳しい暑さが残ると思いますが、くれぐれも健康に気を付けて良いマンガライフを送りましょう。
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というわけでみなさまのコメント・クチコミのおかげで本日8月31日から51日夏の終わりが延びましたので今年は10月21日まで夏です。
まだまだ延ばしたりねえ!という方は引き続きマンバへのクチコミ・コメント投稿をお待ちしております。
次回のマンバ読書会は9月末日開催予定!
詳細はマンバ公式Twitter、マンバ公式YouTubeチャンネルで。
それでは次回もお楽しみに!