旅するマンガをみんなで集めました【マンバ読書会レポート】
どうも、クチコミとランキングでいいマンガが秒で見つかるサービス『マンバ』です!オンライン配信イベント「マンガで旅するマンバ読書会」を開催しました!このイベントのもようを、マンガソムリエ・兎来栄寿さんによるレポートでお届けします!
配信アーカイブを聞きながら参加者の皆さまイチオシの作品をぜひ読んでいただだければと思います。それではどうぞ!
7月30日(土)、マンガで旅するマンバ読書会が開催されました。
まだまだ新型コロナが世界中で猛威を振るっており、医療機関も逼迫していてなかなか気軽に旅行にも行けない昨今。であるからこそ、せめてマンガの中でだけでも色々な場所を巡って旅をしたような充実感を得ましょう!
今回のレポートの中で、良い旅先に出会っていただけたら嬉しいです。
■オープニングトーク
最初に、私自身の行きたい場所をマンバの新機能「リスト」を用いてまとめたものをベースにオープニングトークをさせていただきました。
理想の旅先リスト #マンバ読書会
いつも心にネオ・ヴェネツィアやアタゴオル。
このリスト機能はとても面白いですね。
個人的に好きなリスト・お薦めのリストをいくつか挙げておきます。
色々な活用方法があるのでぜひ実際に使ってみてください。
夏に読みたいビール漫画
まさに今読みたいリストですね。
全5巻以内完結オススメ50選
50個もオススメを挙げてくださっています。
犬vs熊マンガ
こういうニッチなリストは面白いですね。
嫌なヤツの破滅を見て快楽を得る漫画
あまりなされないカテゴライズを見事に言語化していて素敵です。
■聖地巡礼アンケートと結果発表
恒例のアンケートが今回も行われました。
今回の設問は「聖地巡礼をした経験があるか」でしたが、その回答結果はこちら。
何と8割以上の人が経験しているそうです。想像よりもかなり多い結果となりました。
実は、この会の数日後に『マツコの知らない世界』でも聖地巡礼がテーマの回がタイムリーにも放映となり、そちらでもたまたま同様のアンケートが取られておりました。
その結果、こちらも8割強の方が聖地巡礼を経験済みということでした。
パーセンテージ的にはかなり近似であり、想像以上にメジャーな楽しみ方となってきているなと感じますね。
■みんなの旅マンガリスト
今回は、冒頭でも触れたマンバの新機能「リスト」を使って、皆さんに「行ってみたい!」と思う作品を事前にまとめていただきました。
行ってみたい場所 #マンバ読書会
ぺそさんは、海外、特に北欧系を中心にしながら浅草まで色々な旅行地をチョイス。「自分のクチコミを振り返ってみたら行ってみたいところがたくさんありました」とのことで、クチコミを日頃から書き連ねていることによる副次的なログ効果が出てますね。
歩いてみたいすこしふしぎな世界 #マンバ読書会
みやさんのリストでは「住みたいか?と言われると迷うヤバい所」という観点でファンタジックな作品群を挙げていただきました。『第七女子会彷徨』もある種の旅マンガ、という思考は個人的にすごく共感するところです。「連れて行ってくれるマンガ」ですよね。
旅するマンガのリスト
toyonekoさんのリストでは、『かっこいいスキヤキ』→『黒沢』→『水曜どうでしょう』という濃いおじさま方の表紙連発の後に、『山と食欲と私』の鮎美で一陣の清涼さがある構成が素敵なリストです。
遠い場所が舞台のマンガ #マンバ読書会
ANAGUMAさんのリストは、イギリスを中心としたヨーロッパ系から始まって『牙の旅商人』や『チキタ★GUGU』などファンタジー系も混ざり、最後が『デイズ・オン・フェス』。今夏も情勢的に中止になってしまったイベントも多々あり、気兼ねなく行ける日常が戻ってきて欲しいと切に祈りながらマンガの世界を旅する日々です。
旅したくなるマンガ
nyaeさんのリストでは、『ぼっち旅』や『世界の果てでも漫画描き』など純粋な旅行で行く場所もあれば、『趣味のラブホテル』や『いいなりゴハン』などあえて遠くに行かずとも近場でも非日常感を得られる場所を描いたマンガも複数選定されていました。『ねこと私とドイッチュラント』は優しいタッチで異国情緒が溢れていて私も大好きです。
マンバ読書会 旅する漫画(思いついた順 先着10作品
サミアドさんは思い付いた順で10作品ということで、『まんが家女子、旅に出る。』や『ざつ旅-That’s Journey-』、更にモーツーで始まった「異世界の歩き方 エルフと社畜のモンスターツアーズ」など比較的新しめの作品を多数挙げてくださいました。ほとんど被りがなかった今回ですが、『ぼっち旅』は複数の方に挙げられており個人的にもお薦めです。
廃墟旅行(百合) #マンバ読書会
廃墟旅行(非百合?) #マンバ読書会
あうしぃさんはわざわざ「百合」と「非百合」で分けて廃墟マンガを多数挙げてくださいました。ポストアポカリプス系作品は、それだけで1回読書会のテーマにしても良いかなと思えるほど増えてきていますし、一部に濃い需要があるのを感じられますね。そんな人間性が浮き彫りになる非日常空間×百合の取り合わせは一見奇妙に見えて相性抜群だと思います。
特に「百合」の前半の方は知られていない名作も多いので読んで欲しいとのことでした。
台湾作家が描く今の台湾 #マンバ読書会
埼玉聖地巡礼リスト #マンバ読書会
また、あうしぃさんには他にも色々なリストを作っていただきました。
奈良県聖地巡礼リスト #マンバ読書会
あうしぃさんの埼玉聖地巡礼リストに触発された私は、奈良バージョンも作らせていただきました。自分の故郷が登場するマンガを集めてみるのも楽しいのではないでしょうか。
■おわりに
マンガに限らずですが、物語というのは単一の現実を生きる私たちをここではない場所へといざなってくれます。そして、旅もまた普段と異なる場所で普段は見ないものを見て、しない体験をするもの。読書や旅を通してさまざまな世界を見ること自体はもちろん、その上で改めて現実を見直すことで得られるものも多くあります。大変なことも多い時世ですが、せめて心の豊かさは保っていきたいものですね。
なお今回、県境が出ることでも話題になった『恋する小惑星』は、次回のテーマ「#宇宙のマンガ」にもバッチリ当てはまる名作ですので、ぜひ読んでみてください。アニメ版もクオリティが高いので、そちらからでも。
次回の配信は8/26(金)19:00から!
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