#0031 観るべきか観ざるべきかと悩み・・
今日は『天気の子』を悩みながらも観てきました。
『ほしのこえ』 『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』まではなんとかついて行っていたものの、(ロマンチックだなこの人と思いながら絵の綺麗さには惹かれていた)『星を追う子ども』『言の葉の庭』のあたりから、だいたい同じな気がする・・そして趣味的に合わん・・になってきて、『君の名は。』に至っては、だいたい同じのところがなんか大きくなって、時代になぜか受け入れられたようだ??と、??のまんま。
賛否両論あるはずと最初から製作陣が投げ込んでいるこの作品、観るまえから絶対私、否定側じゃん!ピ側じゃん!と思い、さらに全世代向けではないこの映画を観る必要がないんじゃない?と悩みに悩んだのですが、まぁ仕事がらも含め、今の時代に受け入れられる要素は観ておこうと思って意を決した結果
やっぱり、ピ側だったーー!!
長くなるので今日はこれくらい。明日考察を書いてみようと思います。
ま、大人がピであることが、結果大正解って事だとも思う。
帰り道に夫と喧々諤々議論しながら帰ったのですが、結局のところ私が観る部分、イラっとする大人の思惑とか子供に言わせたい言葉みたいなものは関係なくて、子供達が観たいもの、聞きたい言葉がそこにはあるんだよなって事を話しながら思い出しました。
昔私たちが大学生だった頃に、岩井俊二監督がとても流行って、チャラの出ている『スワロウテイルバタフライ』とか神だったわけですよ、何回観たことか。
しかし、先日Amazonで数十年ぶりにワクワクしながら観直したとき、・・なんて酷い映画なんだ・・と思ったわけです。これは大層ひどい・・と。現実主義の夫には、当時からあんな酷い映画はないと思っていたけど、今頃気づいたか!と言われましたが。今回の映画でわたしが、大人がこんなことを子供に言わせてやらせるか?ってことは、スワロウテイルバタフライの方が、冷静に考えたら、正直もっとひどかった笑
でも、私の思春期で宝物のような映画であったことは間違いないのです。陶酔して憧れた強い気持ちは間違いなくある。
そうなのです。10代20代の頃に観ているものは感性を通して見ているのであって、まだ観たことのないもの、体験したことがないこと、でも私もするかもしれないことを夢見ながら、感性で見てるんですよね。たぶん、そう。
多くの映画で、大人も子供も楽しめるとか、大人も泣ける漫画とか映画とかありますが、それとの違いをすっごく見ている最中に考えました。
そして思ったのです、思春期、10代、20代でしか泣けない、感動できない映画って、すごすぎるなと。その世代の感受性にのみ、とんでもない感動を伴いスコーンと突き刺さるものって。(若者から感想聞いたことないので、実際そんなに感動しているのかは知らないけど…)
それをこれまであんまり考えなかったけど、この映画ですごく考えた。万人向け、大人向け、子供向け、誰かに届けるもの。PRに大事なこと満載ですね。
感性でもう『天気の子』を観ることはできない私がそれを語る資格はもう持ち合わせていないんですけど、でもまあ、色々思ったので、また書こっと。
○今日も総じていい1日だったなと思えたこと
自分はちゃんと大人になっているようだと思えたことと、思春期の頃に今の子たちが『天気の子』を観て感じたようなものをたくさん観てこれてたことに気づいたこと。