【不動産売買に重要!】物件の売却価格・買いたい物件の適正価格や相場を知る方法!
「欲しい物件があるけど価格が適正なのか」
「将来的に価格が落ちないか心配」
「自分の家がいくらくらいで売れるか知りたい」
このように思っている人は多くいます。
適正な物件価格を知ることは、不動産の購入・売却ともにとても大切なことです。不動産会社に言われるがままの価格や、思い込みの価格では、実際の価格と大きく変わり計画が崩れてしまうこともあります。
今回は、物件価格を知る大切さや、適正価格を知る方法をご紹介します。
■物件価格の適正価格を知る大切さ
物件の適正価格を知ることは、売買の意思決定において非常に重要です。
高すぎる価格で購入すると、後に資産価値が下がることや資金計画が崩れるリスクがあります。
また、売却する際も、相場を無視した高額設定では買い手がつかず、反対に低すぎると損をしてしまいます。適正な価格は、取引の成功や資産価値の維持に直結するので、さまざまな情報源を活用して、できる限り現実に近い想定ができるよう慎重に確認することが大切です。
【購入時】適正価格の判断
適正価格がわかると、不動産購入時に価格が妥当かどうかを判断でき、納得のいく取引を行う助けになります。
市場相場やエリア特性、物件の状態を踏まえて適正価格を把握することで、割高な物件を避けたり、価格交渉の材料として利用したりできるのがメリットです。
【購入時】将来の売却価格・資産価値を想定
適正価格がわかることで、不動産の将来の売却価格や資産価値を見通せるようになります。
購入時点での適正価格を把握していれば、物件の価値が市場相場とどうリンクするか理解できるため、将来的に売却する際の価格変動や、資産価値の維持・上昇の可能性も予測しやすくなります。
また、将来の売却を考慮した購入判断ができ、長期的な資産運用や家計の見通しも立てやすくなり、安心感をもたらします。
【売却時】いくらで売れるかを想定
物件価格の適正価格を知ることで、将来いくらで売れるかをある程度想定することができます。
適正価格は市場相場を反映しており、購入時にその価格を理解しておくと、将来の価格変動を予測しやすくなります。
これにより、資産運用やライフプランの見通しが立ちやすくなり、適切なタイミングで売却する判断材料としても活用できます。適正価格の把握は、売却時に損を防ぎ、より良い取引を行うための基盤となります。
■できる限りリアルな適正価格を知る4つの方法
売却の際は、不動産会社の査定を依頼することも可能ですが、基本的に査定は良い金額を言うので現実的な適正価格を知るにはあまり当てになりません。
そして、購入するときには、割高だとしてもそんな親切に教えてくれる不動産会社はいないでしょう。そのような中で、できる限りリアルな適正価格を知る方法を4個ご紹介します。
1.不動産ポータルサイトを利用する
SUUMOやHOME’Sなどの不動産ポータルサイトを利用して、同じエリアや条件に似た物件の価格を調べます。多くの物件が掲載されているため、相場を把握するのに役立ちます。
絞り込み機能を使って、エリア、広さ、築年数、間取りなど自分が関心のある条件でフィルタリングすることで、より具体的な価格帯を確認できます。
ここでポイントとなるのが、数カ月その物件の動向を見ることです。
どれくらいの期間で売却が成立しているのか。
途中で値下げしているか。
など、物件の売買成立まで見ると、より正確な価格が判断できます。
2. レインズや国土交通省の「土地総合情報システム」を活用する
不動産業者向けの「レインズ」では、過去の取引価格が登録されています。
一般の方でも「レインズ・マーケット・インフォメーション」から取引事例を確認できるため、売買相場の参考になります。
国土交通省の「土地総合情報システム」を使うと、全国の不動産取引価格のデータを確認可能。
エリアごとの売買価格や地価変動の傾向を把握できます。
3. 路線価や公示地価を参考にする
路線価(主に相続税・贈与税の計算基準)や公示地価(国土交通省が毎年発表する土地の価格指標)は、土地の価値を知るうえで参考になります。
路線価は市場価格のおよそ8割程度、公示地価は市場価格とほぼ同等とされるため、これを参考にエリアの相場感をつかむことができます。
4. 自動査定ツールを活用する
最近では、AIを利用した自動査定ツールも登場しています。
物件情報を入力するだけでおおよその価格がわかるため、相場の目安として手軽に利用可能。
ただし、AI査定は市場や地域特有の情報を完璧に反映できるとは限らないため、あくまで目安としての利用としておきましょう。
これらの方法を組み合わせることで、売却価格や購入物件の適正価格について、より正確で具体的な相場情報を得ることが可能です。
まとめ:購入も売却も物件価格の調査は欠かせない!
不動産売買を検討したときに、あらゆるケースで多くの不安があります。
「この物件価格は適正なのかな・・・」
「将来的な資産価値は大丈夫かな・・・」
「今は買うタイミングで合っているかな・・・」
大きな金額のライフイベントなので、心配になるのが通常です。
価格を調査する方法は以下となります。
・不動産ポータルサイトを利用する
・レインズや国土交通省の「土地総合情報システム」を活用する
・路線価や公示地価を参考にする
・自動査定ツールを活用する
リアルな物件価格を想定して、将来的な計画を立てましょう。