初めてラッシュでいざアメリカへ 7/29
29日の午後早く、涙を隠したバアバと私の姉に見送られ、成田空港へ。Sちゃんのパパ(私の弟)、Sちゃんとは姉弟のように育った姪っ子が一緒に空港まで着いてきてくれた。
チェックイン後、4人でゆっくりランチ。
大人3人がステーキやローストビーフをオーダーする中、Sちゃんの食事はチョコレートパンケーキ。
ブレない甘党。
涙を隠せなかったパパに大きなハグをして、いざ出国。初めての飛行機、興奮が止まらない。実は、航空会社の手違いで、わざわざ席料を払って万難を廃したつもりで取った窓際の席が、真ん中と通路側に変更されてしまっていた痛恨のアクシデントがあったのだが、窓際の席の方にお願いしたところ変更を快諾していただき、いざ窓際で初フライト。このご恩は、いつかどこかで困った誰かに必ずお返ししたい。
Sちゃん記念すべき初フライトはJAL。CAさんのキラメクスマイル、美味しい機内食に日本語で見られる映画。アメリカン航空で「チキンプリーズ」を言う練習を怠らなかったSちゃんと私にとって、とても嬉しい誤算だった。JAL万歳🙌
今回はサンフランシスコとダラスで2回乗り換えでフロリダへ。私はいつもダラス乗り換えの2フライトなのだが、飛行機初めてのSちゃんには、適度な休憩と一回ごとの飛行時間が短い方がいいだろうと、このルートにしてみた。これが見事に裏目に。
サンフランシスコでの入国審査の後、乗り換え時間ギリギリになり、ダッシュで次の便のカウンターへ。トイレに行きたかったSちゃんは、飛行機に乗り込んで席に座る前にまず機内のトイレに。
水を買う時間もなく、離陸後間もなく眠ってしまったSちゃん、水も飲まずに次の目的地ダラスへ。
ダラスに向かう機内で「今度は入国審査もないから、少しゆっくりできるよ。ご飯食べていこうね」なんて話していたのに、離陸が遅れてまた大ダッシュ。滑り込みで間に合ったと思いきや、1時間遅れ、しかもカウンター変更。ぐったりトボトボ、再度モノレールで移動。
それならせめて、Sちゃんが大好きマックで夕飯、とマックに向かえば大蛇のようにうねった長い烈。アメリカでの初マックは諦めて、売店で買ったアメリカンキッズ御用達メニューPB&J(ピーナッツバターとジャムのサンドイッチ)でごまかすことに。
まずい、と呟くSちゃんの横顔最高に切なくておばちゃん泣けました。ごめんね。
ついに乗り込んだフロリダ行きの飛行機は、整備上の不備で5分遅れのアナウンス。その後「やっぱり15分遅れます」そして「45分遅れます」
前の席のゴツめのおじさんが、立ち上がってFワード満載で怒り出す。それに応えて、後ろの席のおばさまが「待ってるのはあんただけじゃないのよ!」「デッカい赤ん坊ね。嫌なら降りなさい!」と応戦。何でまたわたしたちを挟んで喧嘩するかな?S ちゃんビビってるやないの!
怒りおじさんは勇ましく「こんなのやってられっか!」と機内から出て行くものの、5分後には何事もなかったかのように席に戻ってきてカッコ悪さ満載。ぷーくすくす。
その後、まるで今回のドタバタ移動のフィナーレにふさわしく、違う飛行機に乗り換えることになり、またしてもモノレールで移動してついに5時間遅れて朝の6時にフロリダに到着。怒りおじさんが「さっき5分、それから15ふん、そう言ったとたんに45分かよ!着くのはもう明日の朝だな。」って言っていたのがその通りになって、疲れ果てた体に思い出し笑いが沁みる朝。実に実家を出てから30時間の大移動でした。
次回、眠らないSちゃん、ノンストッププレイ