Liella!ユニット新曲の時系列とその共通点から…
こんにちは、まなてぃーです。
先日KALEIDOSCOREの新曲『ニュートラル』についてのブログを書かせていただきました。
本日で発売からちょうど1ヶ月が経ったということで、今回はCatChu!・5yncri5e!も含めた3ユニットの新曲について、表題曲の共通点からお話ししていきたいと思います。
※前回のブログで『ニュートラル』の時系列はユニット誕生の前と考えていましたが、「ちぃちゃん部長は有能です!」にてユニット誕生秘話が描かれていた為、時系列を変更しました。
まず、3ユニットの新曲について考える上で一番注目しているのがWhen(いつ)の部分です。
各ユニットの表題曲がどの時系列で書かれてるのかについて、それぞれのユニット新曲をそれぞれ深掘りしていきたいと思います。
1.『ニュートラル』の時系列
この楽曲はKALEIDOSCOREがユニットを結成してすぐの時系列だと考えています。
もう少し詳しく言うと、ユニット活動が始動してもなかなか恋・可可と距離を近づくことができないマルガレーテの悩みや葛藤が詰め込まれた楽曲だと思っています。
前回のブログにて歌詞を深掘りしたので、こちらでは曲の全体イメージを話します。
恋と可可が積極的にユニットについて話し合っている中、2人の間にすんなり入って行くことができないマルガレーテ。
昔から強気な性格で周りと衝突することもあり、周りと距離を置き、心を開くことをしなくなっていました。
しかし本心では、「もっと仲良くなりたい!2人と一緒にユニット活動を頑張りたい!」と考えているマルガレーテ。
そんなマルガレーテの悩みや葛藤を綴った楽曲だと考えています。
そして『ニュートラル』というタイトルの意味ですが、この意味を調べると "中立" とあります。
これは恋・可可と仲良くなりたいと思っている自分と、素直になることができない自分という2つの間で葛藤している様子を指しているのだと思います。
2.『ディストーション』の時系列
この楽曲はCatChu!がユニットを結成して今後の方向性を決めている頃の時系列だと考えています。
CatChu!が結成したばかりでまだユニットについて何もわかっておらず、方向性も決まっていない3人。
そんなまだ何もない日々であった頃に抱いていた気持ちを綴った歌詞ではないでしょうか…。
また「ちぃちゃん部長は有能です!」では、CatChu!がユニット結成してすぐの練習で何をしたらいいのかわからず、とりあえず走り込みをしている描写がありました。
スタートは「ないない」なところから始まり、日々成長していく過程が彼女たちのエブリデイとなったことを表現した歌詞であると考えました。
まだ何もないと言っていた彼女たちがこれからの未来を考え始めた歌詞です。
ハウるとはハウリングのことで、声が二重三重となって聞こえるという意味があります。
今後目指す自分について、そして今後のCatChu!について話し合いをしており、3人とも同じイメージでハウリングしている様子を表現した歌詞だと考えました。
そんな無限にある未来を想像して、悩みながらも楽しんでいる子猫たち(CatChu!の3人)が明るい未来を話し合っている姿が浮かんできますね…。
この部分を語る上で私が思うCatChu!のユニットのイメージを話します。
CatChu!を表現するとき「泥臭く」という言葉を3人はよく使っています。
「まだ大人になりたくない、今を楽しんでいたい」と足掻くCatChu!の姿は周りから見たら滑稽で子供じみているように映っていて…。
けど3人からすると自分たちらしく泥臭く足掻き進んでいる様がCatChu!の姿なのだと私は思います。
これを踏まえた上で歌詞をみると、 "なりたいと思うものはたくさんあるのになれないものばかりある" というのが凄くCatChu!らしい歌詞だなというか…。
大人になりたくないと思っていても、ゆっくりと近づいているからこそ "なれないもの" が多いことを理解できてしまう3人。
先ほどまでの歌詞では明るく振る舞っていましたが、やはり心の中では不安や悩みを抱えているところがCatChu!らしい姿だと私は感じました。
3.『Jellyfish』の時系列
この楽曲も5yncri5e!がユニットを結成して今後の自分たちの姿を考えている頃の時系列だと考えています。
1番サビの「あなたはどんな子なの?」は一見するとセンターである冬毬のことを指しているように読み取れます。
しかし実はこれ、
"ユニットとしての" あなたはどうなりたいの?
とも読み取れますよね…。
まだユニットが結成したばかりでユニットとしての自分がハッキリしていない5人。
ユニットとしての自分はどんな色を出していけばいいのか…どうなりたいのかを考え、悩んでいる頃の想いを込めた歌詞だと考えました。
ここでいう "透明" とは、まだ何色にも染まっていないまっさらな状態であり、何にも縛られず自由に踊っていられる今に夢中になっている様子を表現している歌詞だと思います。
これは5yncri5e!の紹介をするときに「今の自分たちを見ていてください(うろ覚えです)」と言っているのと共通している部分があると思います。
5yncri5e!はダンスユニットであり、その成長過程が応援したくなる要素の一つだと思います。
そんな彼女たちのスタートはただ踊ることに夢中であり、これから自分を見つけて成長していく過程を描いたのが5yncri5e!というユニットだと思います。
それを最大限に表現した歌詞であり、私がこの楽曲で1番好きな歌詞です。
4.ユニット新曲の共通点から…
ここまでそれぞれのユニットの時系列について話してきましたが、3ユニットともユニットを結成してからすぐの時系列という結論になりました。
そこで、この時系列で各ユニット曲を聴いてみると歌詞から新たな気づきがありました。
それが、
今回のユニット表題曲は各ユニット初めての楽曲
なのではないかという考察です。
この考察をしている方を結構見かけていましたが、自分なりにいろんな観点から考えてみました。
まず、先ほどまで述べていたように時系列からして表題曲は結成してすぐの想いが込められた楽曲であると私は考えています。
それぞれの表題曲でユニットとしての彼女たちは、
「まだ自分に何もない…方向性も決まっていない」
ということを表現しており、それぞれの楽曲が始まりの瞬間を描いているようなイメージを持ちました。
そして、今後彼女たちがどうなりたいかについては明確には表現されていませんが、今後の未来を考えているようなフレーズがそれぞれの楽曲に入っています。
待ち続けるKALEIDOSCORE
思い続けるCatChu!
踊り続ける5yncri5e!
もしかすると今後のユニットはこのような軸を持って活動していくのかもしれません…。
(ここはいろんな解釈があると思います)
なので今回の表題曲は今後の方針を示しているようなユニットとしての始まりの楽曲であると私は考えました。
※余談ですが、『ニュートラル』の最後の歌詞で "自分が想像するいつかを待っているような祈り" を感じていて、これは『カメリアの囁き』の
「たった一つの我が儘 祈り続けていいですか?」
と関係があるのではないかと考えています…。
次に、3ユニットの表題曲にはユニットをイメージさせる言葉が入っているのです。
KALEIDOSCOREには「カレイドスコープ」
CatChu!には「Catch up on」
5yncri5e!には「シンクロ」
がそれぞれ含まれています。
ユニットを彷彿とさせる言葉がそれぞれ表題曲に入っており、この1stシングルがまさにユニットとしての表題曲と思わせるような意図を感じますよね…。
そして、今回はユニットの1stシングルでありジャケットにユニット衣装を着た各キャラが描かれています。
初めてユニット楽曲が出たのは『Jump Into The New World』のカップリング曲としてですが、この時のジャケットはLiella!としての各メンバーであり、ユニット衣装を着たCDは今回が初めてなのです。
『Jump Into The New World』のカップリング曲ではそれぞれの楽曲にユニットの色が出ており、ユニットとしての方向性が決まった後の楽曲であると考えられるので、今回の1stシングルより後に作られた楽曲であると思いました。
そして『Jump Into The New World』のジャケットをよく見てみると「Unit Mini Album」と書いてあるので、ユニットとしての色を最大限に出した楽曲を詰め込んだアルバムであったということがわかります。
5.最後に
ここまで長々と綴ってきましたが簡単にまとめると、
ユニット1stシングルの表題曲は全てユニット結成してすぐの時系列であり、この表題曲はユニット結成して最初に作られた楽曲ではないかという考察でした。
まだ始まったばかりのユニット活動には可能性が無限にあって今後3ユニットがどのように成長していくのか凄く楽しみですね!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!
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