リズム(駄文)
先日のライブ、見てくださった方々、ありがとうございました。
楽しくやらせていただきました。
この数年で色んなことがどうでも良くなってきてまして、だからこそ大切なものが明確になってきてまして、それでやっぱり自分の心地いいリズムって大切だと。
先日のライブで「まなさんの弾き語りはベースもドラムもいらないね」と身内から言われまして、とても嬉しかったんですよ。
弾き語りってどうしても圧で負けちゃう。
ボリュームじゃバンドには勝てない。
でもそこじゃないダイナミックさってあると思うんですね。
で、弾き語りって1人ですからリズムが早くなろうが遅くなろうが構わないはずなんですよ。だって自分1人しかいないんだから、誰に合わせるわけでもないんだから。
でも、ダメなんですよ。
一定のリズムをキープできてないと体の集中力がなくなってしまう。
いわゆる、グルーヴが出ないってやつですね。
一人きりのはずなのに、足、声、ギター、指、ストローク、目線、それらのテンポが合わない。
それらを1つの一番気持ちのいいリズムに乗せて、スウィングさせると一人きりのはずなのに一気に広がっていく。
リズム隊がいないからリズムキープができない、言葉数が悪いからリズムがズレるってことはたぶんあまりないのだと思うんです。
ひとつ、パシっと合う場所があって、それは歌で考えると少し早く感じる場所かもしれないし、ギターだとじれったく感じる場所かもしれないのだけど、全体で見るとすごく収まりのいい場所で、そのパシってのが決まると一人きりなのに大所帯引き連れて歌ってるような気分になるんですね。
それがさらにビタッとあうと今度は見てる方にも鳴っていない音が聞こえるようになる。
ドラムや、ベースや、コーラスが、入ってるような気がしてくる。
そういうのがカッコ良い弾き語りなのだと思うのです。
そのためにはリズム、リズム、リズム。
自分の心地の良いリズム、そこを外さない、ズラさない、そのリズムをキープし続けると加速度的にグルーヴしてくる。
不思議とギターの音圧が上がって、声が伸びる。
そういうライブを何回も何回もやってやってやりまくりたい。
色々とワクワクしてきた。