フランスの複雑すぎる行政システム

まあ、人間6ヶ月も歯医者に行かないと虫歯の1つもできてしまう生き物であるようで、先日歯医者さんに行ってまいりました。

パリという土地柄もあり日本語okの歯医者さんを見つけたのでそちらへ。処置自体はすぐに終わり、なんだかものすごいリラックスできる歯医者さんでした。そしてお会計の方、初診料+虫歯で保険適用前60€。フランスの歯医者は大抵一度で全て終わらせてくれるらしく、楽ちん。

保険適用前ならまあ日本と同じかそれより安いんだと思うけど、日本だと適用前の料金払わないからよくわからないや。フランスはあとで返金されるシステムなのです。

20何年も生きてきた日本の国の行政システムはよくわからないのに1年も住んでいないフランスの行政システムのことはだんだんわかってくるの考えると逆説的だ。

というわけでその手続きのために朝イチで学生向け社会保険の団体smerepに行ったらキミは最近登録した人だから別の組織が担当している、と言われてたらい回しに。そちらは学生だけでなく社会保険全般を扱う事務所みたいなところで、各区に存在するらしい。というわけでその足でそちらの事務所CPAMへ。そこはすでに結構人が並んでいて、なんてこったーと思いながら並んで自分の順番を待った。

さていざ自分の番。係りのひとに控除の申請したいんだけど、と伝えたら「あ、それは郵送のみの受付になったのよ」とサラッと言われ、「いや、なんやねんフランス〜〜〜私の午前中はいったいなんだったんだぁ」と叫びたいのを堪えて郵便局に行って無事郵送してきました…

さて手紙はきちんと届いてくれるのか、そしてお金は帰ってくるのか…3割負担なので42€くらい返ってくるはずなんですよ…それぐらいあれば美味しいものいっぱい食べれる…まあでも係りの人の話しだとお金返ってくるまで時間がかかるようなので(これもまたフランスらしい)気長に待つしかないです。銀行口座閉める前に戻って来れば良いのだけど。

そんなこんなで、私の経験からすると、フランスの行政手続きが一回ですんなりうまく行ったことはありません。実はCAFもCVECも1回目はうまく行かなかったしなんならCAFは今月末にようやくまとめて振り込むよ、との連絡が入ったところ。実はまだ受け取っておりませぬ。

とにかく根気よく、最終的にはなんだかんだ全部うまくいくと信じて、1つずつ手続き進めるしかないのです。泣き寝入りしてもらえるものがもらえないのが私としては一番避けたいところ。フランスの行政システム、とにかく複雑で一筋縄ではいかない。(なのに、イタリア人はフランスの方がマシというのだから、もうなんだか恐ろしいですね。)

さてさて、そんなこんなで今から授業へ。今日は長い一日になりそうです。

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