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バリに生きる女性たち:Emily(エミリー)さん

シンガポールで出会ったさまざまな女性の生き方をご紹介するインタビュー"シンガポールに生きる女性たち"ですが、今回は特別編!"バリに生きる女性たち"として、インドネシア・バリ島に生きる2人の女性をご紹介します。
日本でも観光地として有名なバリ島。実はバリ島には世界各国から様々なクリエイターや起業家が集まっている場所でもあります。そんなバリ島に現在住んでいる素敵な女性にお話をお伺いすることができました。

Emily(エミリー)さん 42歳 ※ご本人の希望により仮名
イギリス(ロンドン)出身・バリ在住
■職業・肩書き:会社経営・リトリートコーディネーター・マンダラペイントアーティスト ■これまで住んだことのある国(都市)と年数:イギリス34年・バリ8年■話す言語:英語・インドネシア語■バリに引っ越したきっかけ:■家族構成:独身

まず一人目はEmily(エミリー)さん。生まれ育ったイギリス・ロンドンでマーケティング関連の仕事に長く携わっていましたが、34歳の時に生まれ育ったイギリス・ロンドンを離れ、バリへ。現在はバリに住み始めて8年、4年前にはバリでご自身の会社を設立し、ヨガリトリリートの運営、ビューティスパのコンサルタント、そしてマンダラ(曼荼羅)ペイントのアーティストとしても活躍されています。そんなEmilyさんのイギリスでの生活のこと、バリに引っ越した理由、そして現在のお仕事やプライベートのことまでお話をお伺いさせていただきました。

バリに住むことになったきっかけとそれまでのこと

Mana: いきなりですが、バリに引っ越されたきっかけはなんだったのでしょうか。バリに住む前はどんな生活をされていたのかも含めてお話いただけますか。

Emily: バリに住む前は、イギリス・ロンドンで働いていました。イギリス・ロンドンは私が生まれ育った町で、バリに引っ越すまでの私の人生の拠点はすべてロンドンです。マーケティングエージェンシー(広告代理店)に9年ほど勤め、オーガニックフードのマーケティングに携わっていたのが縁で、その後Whole Foods Marketという大手のオーガニック系スーパーでマーケティングを1年半ほど、そしてそのあとは同じくロンドンにあるヨガセンターのマーケティングにも2年ほど携わっていました。ロンドンでの生活はとても忙しく、ストレスを発散する方法が友達たちと楽しむお酒やたばこしかないという生活でした。そんな不健康な生活の中、精神的な負担も大きく、仕事をしながらもうつのような症状がありました。なんとかしてそのような不健康な生活を変えようとしたものの、自分自身の力だけではそうした生活を抜本的に変えることができずにいました。そんな中でヨガに出会い、ヨーロッパで開催されているヨガのリトリートに参加した時に初めて心が落ち着いて幸せを感じる、ということを体験しました。そのあたりから精神世界のことに興味を持つようになり、そうした関連する本もたくさん読むようになり、もっとその学びを深めたいと思うようになっていきました。

Mana: そんな大変な時期があったんですね。いまのEmilyさんからは想像がつきません。

Emily: そんな折、景気が悪くなり、当時勤めていた会社でもリストラなどもあって仕事を離れることになりました。新しい仕事を見つけることも難しい状況だったこともあり、これは以前から考えていた精神的な学びを深めるよいチャンスかもしれない、ひとまず仕事を離れてインドに行こう、と考えました。一方でインドに一人でいくのは少しこわいなという思いもありまりました。どうしようかなと考えていた矢先、友達がバリに行った話を聞いたり、バリでのメディテーションの話を着たり、バリについての本を紹介されたりと一週間のうちにこれまで全く知らなかったバリの情報が次々に入ってきました。これは何かのサインに違いないと感じて、まずは数ヶ月バリにいって、そのあとインドにいこう、という計画でひとまずバリにいくことが決まりました。 私自身34歳のときでした。

Mana: バリにいくことになったのは偶然というか、導かれるようにだったんですね。

Emily: そうですね。バリにいくにあたっては、バリに数ヶ月滞在して、その後古くからの友人がいる香港に立ち寄ろうというプランを立てました。まずバリについて最初の1週間は孤児院で過ごし、その次の週はイギリスから友人がきて一緒にスミニャックで過ごしました。そして3週間目は以前からいきたいと思っていたメディテーションを学ぶことができるアシュラムにいくことができました。アシュラムでは師について、厳しいスケジュールの中でメディテーションを学ぶのですが、そこでの体験・経験はものすごく強烈なものであったと同時に、これが私の求めていたものだということも強く感じました。厳しいスケジュールではありながらも、アシュラムはとても居心地の良い場所で、すぐに友人もでき、また子どももたくさんいたことから子どもたちに英語を教えたりと、心が落ち着いて"home"と感じられる場所になっていきました。そんなアシュラムで2か月ほどを過ごし、その後予定していた通り友人を訪ねて香港にいきました。

Mana: 香港ではどうすごされたんでしょうか。バリのアシュラムでの生活からいきなり香港に行くと、心も体もびっくりしてしまいそうですね。

Emily: 香港の友人は本当に10代の頃から近所に住んでいた親しい良い友達でした。お酒やたばこ、パーティなどの華やかなことが好きな人たち。一方で、そんな友人たちと香港で過ごす中で、自分が求めているのはそういう華やかな生活ではないということがはっきり分かるようになりました。私自身が求めているのは、バリのアシュラムに戻って、自分自身の精神的な学びを深めること。この頃から以前はある意味中毒とも言えるほど嗜んでいたたばこもお酒も、たばこはまったく吸わなくなり、お酒も年に数回飲む程度になっていきました。3週間ほど香港で友人たちと過ごしたあと、私はバリに戻り、そこからまたアシュラムでの生活が始まりました。

Mana: ご自身の会社を設立するまでにすでに4年間バリに住んでいたとのことでしたが、その間ずっとアシュラムにいらっしゃったんですか。

Emily: アシュラムに住んでいたのは約1年ほどで、そのあとはスミニャックにあるビューティスパでセールス・マーケティングの仕事をはじめたこともあってアシュラムにいくのは週末だけになりました。ただ週2日休みがあったので、休みになると朝5時に家を出て日の出を眺めながら2時間かけて運転して7時にアシュラムに到着。そこで2日間メディテーションをして過ごし、3日目の朝にメディテーションをしたあとその足で昼12時から始まる仕事に向かうという生活をほぼ3年間続けました。とても大変そうに聞こえますが、アシュラムにいくと自分自身が落ち着くし、当時はそういう修練が必要な時期だったこともあって、毎週欠かすことなくそういう生活をこなしていました。

現在のお仕事について

Mana: Emilyさんは現在ご自身の会社をバリに設立されていますが、具体的にどのようなお仕事をされていらっしゃるのかおしえていただけますか?

Emily: はい、会社は4年前に設立し、主にヨガのリトリートのコーディネートや運営しています。またそれ以外に、バリ・チャングーにあるビューティスパのセールス・マーケィングのコンサルティングをしていたり、また私自身がマンダラペインティングのアーティストとしてワークショップを開催したりもしています。ヨガリトリートの運営はかねてからずっとやりたいと思ってきたことです。またビューティスパは"Well-being-心身の健康"に関わることであり、人が日常から離れてリラックスしたり休んだりすることができる場をつくることに関われるということもありとてもやりがいがあります。またマンダラペインティングはメディテーションと深くつながりがあります。マンダラを描くことで、難しいことなしに人はメディテーションをしているのと同じ状態になることができます。いろいろな仕事に関わっていますが、どれもやりがいがあって、また関われることに日々喜びを感じています。

Mana: ご自身の会社を設立されたのはどんな背景があったのでしょうか。また外国人としてインドネシア・バリに会社をつくるのは簡単ではないという話を聞いたことがありますが、実際はいかがでしたでしょうか。

Emily: 会社を設立するまでに4年ほどバリで生活をする中で、徐々にバリでのビジネス動向や慣習、そしてインドネシア語も理解できるようになっていました。そんな中でかねてから自分の中にあった"リトリートを運営したい"という想いと、自分が思い描くリトリートがバリの市場の中でニーズがあることがわかってきたこともあり自分自身で会社を設立することにしました。バリで外国人として会社をつくることは可能です。ただ、設立するためのプロセスに関わる会議や書類の提出などを基本的にインドネシア語で対応しなければなりません。また会社を設立すること自体や設立するプロセスで必要なサポートを得るために都度お金を払う必要があるため、ある程度まとまった資金が必要なのは確かです。

Mana: 現在の生活の典型的な1日のスケジュールなどはありますか。

Emily: ビューティスパのコンサルティングの仕事をしているのでだいたい週6日、朝9時から夕方5時6時頃まではスパにいます。リトリートの運営はこれまでのところ数ヶ月に1度、参加者が参加しやすい週末を含めたスケジュールで開催、またそれ以外に空いている時間に不定期にマンダラのワークショップ等を開催しています。

Mana: いま携わられているお仕事でエキサイティングな瞬間・嬉しい瞬間ってどんな時でしょうか。

Emily: そうですね、最近の話でいうとアーティストとして取り組んでいるマンダラの絵をポストカードにして販売することを最近始めました。バリ・チャングーにあるお店やヨガスタジオなどに置いてもらっています。新しくポストカードを売ってくれる場所が見つかるととても嬉しいです。カードを買った人や受け取った人に喜んでもらえるといいなと思っています。

Mana: いまのお仕事でチャレンンジングなことはどんなことでしょうか。

Emily: 一番はタイムマネジメントでしょうか。いろんな案件が同時並行で進んでいるので、それぞれの案件に必要な分だけちゃんと時間を割いて取り組んでいくというのが大変な部分です。それから様々なタイプの人に柔軟な対応をする必要がある、ということも。というのも現在私が住み働いているバリ・チャングーは、日々生活していて出会う人の90%が観光客などの短期滞在者で、10%がバリ人を含めたここに長期で住んでいる人、という街です。おそらく例えばシンガポールなどでは、日々街で出会う人の90%がそこに住んでいる人で、10%程度が観光客ではないでしょうか。バリ・チャングーのような場所で生活していると、観光客はすごくスローペースだし、バリのローカル人たちも基本的にはスローペース、でもビジネスをしている西洋人たちのスピードはとても早い、という関わる相手によって自分のスタンスを柔軟に変えて対応していく必要があります。それもある意味チャレンジングなことのひとつかもしれません。

パーソナルライフのこと

Mana: 現在ご結婚またはパートナーはいらっしゃいますか?

Emily: 現在パートナーはいません。これまでに結婚もしていたことはありません。もちろん自分に合う素敵な人がいればオープンですが、いまは特に特定のバートナーはいません。

Mana: バリではみなさんどうやってパートナーを見つけているのでしょうか。例えばシンガポールではデート・マッチングアプリがとても人気で、みんなアプリでパートナーを見つけて真剣な交際をすることもとても一般的です。そのあたりバリはどうでしょうか。

Emily: バリでもTinderだとか出会い系のアプリは人気があります。あとはバーやナイトスポットもたくさんあるので、そういうところには独身の男性・女性が集まるのでそういうところで出会う人も多いのではないかと思います。それからバリは観光客や短期滞在者が多いので、バケーション中だけのロマンスを求めている人もたくさんいます。私自身は、お酒をそんなに飲まなし、大音量の音楽も好きではないので、そういう場所にいっても自分自身があまり楽しむことができないし、私が求める人がそういう場所で見つかるとも思えないので、出会いを求めてそういう場所に足を運ぶことはありません。パートナーを含めた人との出逢いに関しては、これまでも奇跡的なことを何度も体験していて、出逢う運命である人とは出逢うようになっているし、宇宙が出逢う人とは出逢わせてくれるようになっているということを強く信じています。

Mana: お仕事をしている時以外はどんな風に時間を過ごされていますか

Emily: ヨガを教えることもしていますが、私自身がヨガのクラスにいくことも大好きです。あとはマンダラを描いたり、飼っている犬と一緒にお散歩をしたり、ライスフィールドを歩いたり。またアシュラムにいくことや、親しい友人たちとチャングーやウブドのすてきなスパやレストランに行ったりするのも大好きな時間です。バリに住んでいる人たちがここでの生活を気に入っている理由は、なんでもない日常生活の中でも『自由 (Freedom)』や『喜び (Joy)』『冒険 (Adventure)』のような要素を感じることができるからだと個人的には思っています。私自身も毎朝仕事に向かうためにスクーターに乗っている道の途中で、バリのローカルの人たちの素敵な笑顔に出会ったり、花や緑が生き生きしていて綺麗だったり、そういう些細だけれととてもすてきな発見や出会いが毎日あります。こういうことってなかなか他の国や街にはないことかもしれません。

Mana: 大切にしている言葉やモットーみたいな言葉はありますでしょうか。

Emily:"Om swastiashi ratu bagus"という言葉があります。インドネシア語のマントラで、これを英語でいうと"I welcome you good energy"という意味です。この言葉を、運転している時、何か不安がある時、ストレスを感じる時、また落ち着きたい時に唱えるようにしています。それから"I love myself"という言葉も大切にしています。

これから力を入れていきたいこと

Mana: 最後にこれから取り組んでいきたいことを教えてください。

Emily: 一番取り組んでいきたいのはリトリートの定期開催です。リトリートのビジネスのパートナーであるティナと一緒に、今年の後半からは毎月1回のペースでリトリートを開催していきたいと考えています。人生の中で行き詰まってしまうこと、これ以上道がないように感じる、というのは本当に辛いことです。ヨガやメディテーションは最近ではすごく一般的で誰にでも理解されるものになってきました。自分自身がかつてヨガやメディテーション、リトリートで救われたように、リトリートを開催・運営することを通して"Well Being-心身ともに健康で健やかであること"の素晴らしさを伝えていきたいし、"Well Being"を実現する機会を提供していきたいと考えています。またリトリートは、これまでのバックグラウンドをまったく知らない人同士が出逢い、一緒にヨガをしたりメディテーションをしたりする中で一緒に時間を過ごし、お互いの人生のことをシェアする中で、とても深い友達になることもよくあります。そういう特別な出逢いの場を作れるというのもリトリートを運営することで得られる素晴らしいことのひとつだと感じています。
※Emilyさんが運営されているリトリートにご興味のある方・参加希望の方はInner Temple Retreatへぜひお問い合わせください

いかがでしたでしょうか(インタビュアーあとがき)

シンガポールに引っ越してから2年の間にもうすでに数え切れないほどバリに言っている私。バリの中でも私が何度も足を運んでいるチャングーは波が良いこともあってサーファーにはとても有名な街です。サーフィンやヨガなどが好きな自然志向の人が多いなんとも言えないリラックスした雰囲気の街。バリの他の有名な観光地ほど混んでおらず、でもおしゃれなカフェやレストラン、そしてヨガスタジオなどがたくさんあるチャングーに魅了されて毎回そこに足を運んでいます。今回インタビューさせていただいたEmilyさんと知り合ったのも、私が滞在していたヨガスタジオを併設した宿泊施設でEmilyさんがマンダラペインティングのワークショップを開催していたことがきっかけでした。そこで知り合ってから1年越しでEmilyさんが主催するヨガリトリートに参加、そしてその次の滞在で今回のインタビューに至ったのでした。
おそらく多くの女性が30歳前後で自分のこれまでの人生とこれからの人生についてより真剣に、そして時に深刻に考えることがあると思います。私もそうでした。そして32歳になった今も日々自分の今のこと、これからのことについて頭のどこかで考えている自分がいます。一方で私自身はちょうど30歳になったタイミングで海外(シンガポール)で暮らし始めたことで、日本にいた時に感じていた年齢に対する焦燥感みたいなものは感じにくくなりました。日本にいると『アラサー』という言葉があったり、『30歳以降で結婚していない女性は売れ残り』的なことを煽る記事がいまだに多くのメディアで取り沙汰されていたり、年齢的な若さが女性の美しさを定義する尺度であるという概念がいまだに強かったり、そういうことから日本の女性は30歳前後から自分の価値が年齢とともに下がっていくような感覚を感じざるおえない環境にいると、海外から日本の状況を見ていて改めて感じます。
日本でも最近では結婚しても、子どもが生まれても、自分自身の人生やキャリアも大事にするという女性の姿をメディアの情報や身の回りの事例でも知り得るようになってきました。素晴らしいことだなぁと思う一方で、何らかの理由で『結婚』という選択を選んでいない女性、『子どもを持つ』という選択をしていない女性もいるはず。そういう女性で素敵な生き方をしている人の情報が少なくとも日本のメディアからはあまり多く見つけられず、そういうことからも『結婚』や『子どもを持つ』ことが一般的な幸せの定義とされているんだなということも強く感じます。
今回のバリでインタビューをさせていただいたお二人は偶然ですが『結婚』や『子どもを持つ』という選択を(現時点で)選んでいない女性たち、そして私含めた30歳前後の女性からすると少し人生の先をゆくロールモデルとなる方々です。お二人ともその姿やお話からそれぞれの人生を最大限に味わって充実した生活を送っていらっしゃること、また自分の意志を大切にしつつも自分の意志ではない大きな流れも大切に人生を創造されていることが伝わってきます。私自身お二人からお話を伺って頭では分かっていた"私たちの人生の幸せの定義は『結婚しているかどうか』や『子どもがいるかどうか』ということとはまったく関係がないこと"がようやく腹に落ちました。もちろん結婚すること、そして子どもを持って家族をつくっていくことはきっとかけがえのない人生の経験であるはず(私は今のところ結婚をしておらず子どももいないので本当のところは分かりません)。でも私たちの人生は、結婚しているかどうか、子どもがいるかどうかに関わらず、その与えられた人生を自分自身で最大限に生きようとするだけで十分素晴らしいものであるはずです。
このインタビュー記事が必要な人に届きますように。そしてひとりでも多くの人が心から自分の人生に誇りを持って生きることができるきっかけになりますように。
バリの二人目のインタビューは近日公開予定。どうぞお楽しみに!
インタビュアー・文責:小川麻奈(Girls Bee代表)

Girls Bee Onlineでは、国籍や民族、育った環境など日本人とは異なるバックグラウンドを持った女性たちが、どんなことを考えて、どんな生き方を選んでいるのか、インタビューを通してお伝えしていきます。これを読んでくださっているたくさんの可能性をもった日本の女性のみなさんに、何か感じてもらい、それぞれの人生に取り入れられるよい部分を見つけてもらえたら、とても嬉しく思います。ご意見・ご感想等ありましたら、ぜひコメント欄もしくはメールでお知らせください。またGirls Bee Onlineではオンライン記事の寄稿等ビジネスコラボレーションも受け付けています。ご連絡は下記emailまで。(Contact: girlsbee2010@gmail.com)

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