悪い人たちの正体(アダムとイブ)
ここのところずっとフラットアース・マッドフラッドから派生する疑問を考察しています。
悪い人たちがなぜ歴史を捏造し球体地球論を信じ込ませてきたのかその理由と、そもそも悪い人たちは一体何なのかということを考えています。
前回の記事で悪い人たちはアヌンナキに作られたレプティリアンなのかという説も考察しようとしましたが、そもそも前提からしてフラットアースの話とそぐわないということで一旦却下しています。
そこで聖書に基づいた別の仮説を発見しました。
↑の動画の10分くらいから旧約聖書の創世記について考察しているんですが、創世記において神が人類を作り出したという記述が2箇所あるんですね。
ざっくりいうと、第1章では神様が世界を6日間で作り出したうち、「われわれのかたちに、我々にかたどって人を造り・・・」というのが6日目にあります。次に第2章で「主なる神は土のちりで人を造り、生命の息をその鼻に吹きいれられた」として再度人類を生み出す記述があります。第2章のこちらが有名なアダムであり、その肋骨から生み出されたのがエヴァ(イブ)です。
実は人間が2種類いるんじゃないの、というのがこの動画の主張です。
これについて第1章の記述は世界づくりの概要で、第2章がその詳細であり、同じことを書いているのだ、というのが基本的なキリスト教の教義らしいですね(間違ってたらすみません)。それに対して、これは二種類の神がいるということだ、という解釈をするのがグノーシス派という異端とされる宗派の考え方だそうです。
で、上の動画は特段グノーシス派の主張に乗っかっているというわけではないですが、結果的に2種類の人間が創造されているのではないか、ということを言っています。
第1章においての人間は、神に祝福されてこの世界のすべての生き物を統べよ、と託されたのに対し、第2章では皆さん御存知の通り、最初エデンの園にいたアダムとイブは悪いヘビにだまされて禁断の知恵の実を食べてしまい、怒った神様によって罰を与えられエデンの園を追放される、そこで背負った原罪が今でも人間には背負わされている、ということになっています。
このヘビにだまされるという記述は、前回のレプティリアン説にも繋げられたりしていて、それもあって個人的にレプティリアン説を完全否定する気にならなかったところでもあります。
まあとにかく、この動画の説によると、アダムの血族というのは神の姿に似せて作られた世界の統治者ではなく、土から作られた人間であり、しかもその肋骨からイブが生まれたということはおそらく遺伝子操作によって作られたクローンであり、そもそもエデンの園の管理人として作られた存在である、ということから、前者の真の人間とは異なる者として捉えているわけです。
また、アダムとイブしか造られていないのにその後その血族が生まれていったということは、近親交配を繰り返したのではないかという推測に繋がり、それは確かにある種の民族や王族において見られた風習でもあることから、現在支配者層として君臨している悪い人たちというのは、つまりこのアダムの血脈の連中なのではないか、と考えるわけですね。
これはなかなか刺激的な説だと思いますがそもそも聖書自体が本当に紀元前に作られたものかどうかすら怪しいとするのがマッドフラッドの歴史観なので、じゃあ誰が何のために聖書を作ったのか、というのは根本的な疑問としてあります。
ただ、僕の疑問の出発点が、あんなに富を蓄えて栄華を誇り圧倒的な権力を持っている連中が、なぜそれに飽き足らず子供を誘拐し虐待したり、人々をあえて苦しめたり絶望させようとするような行動をするのか、その行動原理がどうしてもピンとこない、同じ血が流れた人間とはどうも思えない、というところなので、それを説明するという意味ではアダム血脈説=一見同じ人間だけど根本的なところでじつは違う種族、ヘビに魅入られ創造主に見放された種族、というのは腑に落ちる説ではあります。
かなり荒唐無稽な話にもなってきましたが、少し考えてみたいと思います。