祝56日目 8週間目。パリですれ違った異世界人。レバノン人ビリオネアの娘の結婚式
なんとも8週間、2か月続きましたぜ。PCが死ぬなんてイベントもありつつ、皆様いつも温かい いいね、コメントをありがとうございます。最近温かくなってきて野外撮影が楽しくなってきました。フランスのロックダウンも10キロ以内なら許可証なしで移動できますし。もともと車もない引きこもり夫婦なのであまり不自由しておりません。そしてまた欲が出てきますねえ。ああ三脚が欲しい(笑)いかんいかん、いつ契約破棄になるかわからない契約社員でした。節約節約。南無阿弥陀仏
今日はまたも大庶民の私が目ん玉ひん剥いたパリですれ違った方のお話をしようと思います。そろそろ私のすれ違った人ストックもなくなった来る頃なのでしかと書き残したいと思います。
3分で読める レバノン実業家の一人娘とすれ違ったお話
これはレバノン人クリエイターのアトリエで働いてるときのお話です。ショーをしても購入する大金持ちが近年減っていてオートクチュールドレス(一点物)を買う市場は昔に比べて年々減ってはいますがそれでもウェディングドレスはフランスやレバノンでは一生に一度の大切なもの。『購入』の一択という文化のようです。(日本の写真館でレンタル着物で記念撮影をした話を同僚に話すと驚かれます)
このクリエイターは既にレバノンでは有名なウェディングドレスメーカーでしたのでレバノンのお金持ちのお嬢様たちがフィッティングによくいらしていました。成金風の性格きつそうなお嬢様方はすぐにそれとわかるのですが そのお方 ノーア・ファレスさんはいいものはきていましたが自然な感じで親しみやすくそこまでけた違いにお金持ちというのは結婚式を拝見するまでわかりませんでした。
始めに言っておきますが彼女の父親はとんでもない実業家でビリオネア。レバノンで総理大臣もされていた方です。息子さんもいますが48歳の時に授かった最初で最後の娘さんがノーア・ファレスさんです。
さてその結婚式はノルマンディというフランスの北部にある地方のHonfleurという街で開催されました。新郎新婦はイギリス在住のレバノンアーティスト夫婦。どうやらお父さまがその土地にあるお城の地主とのことです(けた違い)。こちらがその土地にあるお城。
そのお城でまずは前夜祭パーティー。世界中いろいろな国籍のゲストを読んでのパーティーのテーマはアラビアンナイトの『千夜一夜物語』ドレスコードは『インディアンスタイル』というハチャメチャな感じ。見てくださいこのディズニーランドもびっくりのデコレーション。
フランスの街にこれだけの役者を雇い花を買い設置。招待された1000人のお客様は皆どこか民族的なドレスコードで来てきています。一日限りのワンダーランドの開催です。
こちらがコスプレしている新郎新婦様です。本人たちが一番楽しんでいるのが伝わってきますね。
そして翌日地元の15世紀にたてられた教会での宗教儀式。
こちらは普段の普通の教会
こちらが当日お化粧された教会。
もちろんすべて生花です。この日一日のためだけの生花です。そしてもちろんこの日は街のクリスチャンの方々は教会にお祈りに行けません。まあ膨大な寄付をいただいているので街の人々も文句は言えませんね。
その後のパーティーはまあ普通にゴージャス。でした。
とにかく私が一番感心したのはフランスの田舎に楽しむためだけにインディアンワンダーランドを作ってしまった事。そして素朴な教会を生花という最高に儚く美しいものをふんだんに使ってあそこまで化けさせたこと。結婚式に全く意味を見出してなかった自分ですがここまでのエンターテイメントができるならやってみたいなあと私に思わせた式でした。
うちのデザイナーは招待されて参加してきまして。私はそんな式のブライドメイトのドレスのパターンの修正をアトリエでしたとかしないとか(笑)ノーアさんとはアトリエ内で挨拶をかわしたくらいのすれ違い方です(苦笑)
と、まあ同じ場所で少し同じ空気を吸っただけのすれ違い方をしただけですが次元の違う世界を垣間見せていただきました。
もっとドレスなど見たい方は noor fares mariage で検索されると色々見れるかと思います。
多分これで私がすれ違った異世界の人シリーズはもう終わりです。また別のトピックを見つけて皆様に読んでいただければと思います。
最後まで読んでくれた貴方。神!
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