はじめてロゴデザインをした話
デザイナーやエンジニアからではなく、ライターからのたたき上げでWeb/Appのディレクター職をやっております。
趣味以外でのデザイン経験はないけれど、仕事で触れるたびに「デザインやってみたい」とうっすら思いつづけること数年、「でも私ディレクターだしなー」とうだうだしてきました。
ところが2019年。
あれよあれよというまに本業とは別にちょくちょくグラフィックデザインをやるようになったので、そのきっかけの話をしようと思います。
デザイナーじゃないけどロゴを作る必要に迫られた人にもちょっとは役にたつかもしれません。
ロゴデザインをならう
昨年の10月。女性のためのレッスンクラブ「SHE likes」でのロゴデザイン講座を受講しました。
講師はれもんらいふやNEWPEACEに所属されていて、その他いろんなところで活躍されているアートディレクター/デザイナーのYOPPYさん。
YOPPYさんのデザイン、すてきだなー!と思っていたので、自分でロゴが作れるようになるとは思わなかったけど記念受講(そんな言葉あるのかしら)的な感じで。
会社の部活動で「アナログゲーム部」の部長をしており、たまに外部の方も招いたイベント(ゲーム会)を開催しているので、そのイベント名のロゴを作ることにしました。
イベント名は「つみきボドゲナイト」。今思えばひらがなとカタカナ混じりでロゴとしては難易度高めだったかもしれない。
アイデアスケッチをやってみる
最初はアイデアスケッチから。
キーワードをたくさん書き連ねて絞り、ロゴが表現するものの意味に頭を巡らせつつ、絵に落としていきます。
ゲーム会のロゴなので、すごろくとか、さいころとか、有名なゲームのモチーフを色々ロゴと組み合わせてみて、一番しっくりきたのがダイヤモンドゲーム。
小さな三角が組み合わさって構成する大きな星型の盤面、この線の角度とピンを置く●で文字を構成できるかも!と。
イラレを使い慣れてなかったので、これならまっすぐな線でロゴが作れるというのも大きかったです。
イラレでのロゴ制作に着手
まずダイヤモンドゲームの盤の角度をトレースして、重ねたレイヤーに文字を書いていきました。
割とずれてますが気にしないでいただけるとありがたいです。。
あ、なんかできてる。
ロゴっぽいものができている。
ちなみに最初作った時、「き」の横棒が一本多い事件がありました。
夫の指摘で気づきました。人に見せてよかった。うける。
ずっと文字を見てるとゲシュタルト崩壊を起こして図形として捉えちゃうのでこういうミスもあるんだなと…。
正直自分でやっておいてめっちゃびっくりしました。
フィードバックをもらってブラッシュアップ
「ロゴデザイン講座」は全3回だったので、他の方の作るロゴにも刺激を受けつつブラッシュアップしていきました。
YOPPYさんからは細部へのこだわりをフィードバックいただいたので、アドバイスに沿って角をカットしてよりシャープな印象へ。
当初考えていたポップな要素をプラスするのに、コーポレートロゴで使われている色を濁点部分においてみました。
で・き・たー!
最初はロゴが完成させられると思ってなかったので、まずロゴ(っぽいもの←なかなか自分で認められない)を自分で作り上げられたことに感動。
最終日の宿題はロゴが入ったグッズのモック作成。私はイベントで使うことを想定して、カップホルダーとカードのモックを作りました。
モックのベースはネットで「mock up グッズのアイテム名」と検索したらいっぱい出てきます。ありがたい!
カップホルダーは文字が横に入りきらなかったので、三文字ずつ三行で組んでみたり。本当は最初からこういう時のことも考えてデザインしないといけないんでしょうね。。
線が細く小さくしたとき潰れちゃうので小さく使いたい時のバージョンもあったほうがよかったかなーとか、後になってから色々考えたのでした。
デザインにはアイデアを膨らませる想像力と、使われるケースを考える想像力が必要だ…!
最終的にできたもの
今年に入ってから線の太さや角度が甘かった部分を最終調整しまして、以下のようになりました!
いま振り返って思うこと
ロゴデザインに挑戦してみて本当によかったな!と。もうこの一言。
最初は「作れるようにはならないと思うけど…」って気持ちだったのに、事例をふんだんに使ったYOPPYさんの説明がめちゃめちゃわかりやすく、ゴールまで突っ走ることができました。
あと「せっかく作ったから」ってロゴとモックを何気なくtwitterで発信してみたら、想像以上の反応をもらえたのがすごく自信になったりも。ここでの発信が、その後のロゴのオファーにも繋がっていたりします。(この話はまたのちほど)
ちなみに当初目的だったイベントでもしっかり使いました!感慨深い。
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