【小豆島旅行記・番外編②】我々は「闇チーム」だ~愛媛の闇チームの正体に迫る~
我々は「闇チーム」を名乗っている。
「闇チーム」と聞くと、とんでもなくクレイジーな集団を連想する人もいるだろう。
我々はフィクサー的な人物の集まりでもなければ、口に出せないような闇の稼業をしたり、誰かの恨みを晴らすといった必殺仕事人的なことを生業としているダークサイドなグループでは無いので安心して頂きたい。
「闇チーム」は、共通の趣味であるキャンプをしながら、面白そうな事に積極的に首を突っ込んでいく至って健全なグループである。
「闇」という言葉が持つ響きとは対局にいる、どちらかというと日向よりのチームなのだ。
今回、我々チームの小豆島再訪の旅をまとめた「小豆島旅行記」をnoteに投稿したが、そこで「"愛媛の"闇チーム」と名乗って小豆島面白Twitter連合相手にプロレスをしかけていく様子をご覧になって、だいぶクレイジーなグループが愛媛にいると県民の皆さま及び愛媛への旅行を計画している方々に不安や誤解を与えないように、ここに我々「闇チーム」のことを記そうと思う。
我々チーム、実は発足してまた1年ほどのニューカマーだ。
2020年にキャンプを始めたリーダー・宮崎ユウ、そして同じタイミングでキャンプデビューを果たしたGOTOやディレクターの中岡ユウトの3人に、キャンプ歴4年弱の気持ちキャンプに慣れた私たち夫婦、キャンプ歴こそ浅いが毎日がサバイバルのような「もののけ姫」的環境で生活をするミエコさんを加えた職業も特技もバラバラ、実にバラエティに富んだ6名で構成されている。
闇チームは基本、グループで行動をする生き物だ。グループでキャンプをしつつ、キャンプ場の情報やそれぞれが用意したとっておきの初開封ギアの紹介をしながら、なぜかほぼ毎回必ず起こる面白ハプニングを混じえてYouTubeにアップしている。云うならば、キャンプの楽しさを通して愛媛や四国の魅力を発信している「アウトドア系インフルエンス・チーム」と表現すると大変に聞こえがよろしい。
ただし、作る料理は映えないし、しょっちゅうハプニングを起こしては笑い転げているので、「インフルエンサー」と名乗るには圧倒的にオシャレ度やスマートさが不足している。
元々チームに名前は無かった。
2020年にメンバーで行った小豆島でチーム名に由来する事件が起こる。帰りのフェリー乗船前、たまたま立ち寄った妖怪美術館での出会いだ。
「闇くじ」に惹かれて立ち寄ったミュージアムショップでスタッフさんとして潜入していたチョーケシ兄やんから掛けられた「闇よ、降り注げー!」という言葉にリーダーがインスパイアされてチーム名を「闇よ降り注げチーム」にしたのだ。
それを略して「闇チーム」なのである。
ちなみにLINEグループのアイコンは我々にその闇の言葉を掛けてくれたチョーケシ兄やんの画像になっている。彼は我々のシンボル(ただし無許可)なのだ。
愛媛に帰った後も我々をロックオンして絡んでくれた妖怪美術館。彼らははじめ、リーダーのみを「おしゃべり妖怪」として妖怪認定していた。
しかし、それは世を忍ぶ仮の姿。我々闇チームはそれぞれが粒ぞろいの妖怪なのだ。
メンバー紹介ついでに、それぞれの妖怪具合を紹介しておこう。
歌って・しゃべれて・もの作る
愛媛のおしゃべり妖怪/宮崎ユウ
ラジオパーソナリティの他、司会もこなすボイストレーナー。県内の高校では教壇に立って歌う楽しさを生徒に伝えている。しかも、自身のYouTubeチャンネルでは動画の編集も手がけたり、初めてのDIYをすれば本職の大工さんが引くほどのベランダデッキを作り上げるなどメンバーも驚きの器用さを発揮する。
歌って・喋れて・もの作るハイパー・ボイストレーナーだ。
何かと草履履きすぎの我々闇チームのリーダーとして、今日もハイパーしている。
「愛媛が生んだ奇跡のおバカ」で知られるくれなを産んだのもこのお方。数々の仕事をこなす傍ら、今では自身の出身地である久万高原町の人口の約3倍のフォロワーを持つTikTokerに育った娘のサポートもこなすスーパーママでもある。
先日の小豆島再訪の旅で妖怪美術館より公式の「愛媛のおしゃべり妖怪」として認定された。
私にはひとつだけ疑問がある。彼女は人見知りを公言しているが...、それはネタではなくて本当なんだろうか。いつか聞いてみようと思う。
デジタル頼りの時代に物申す
妖怪デジタルクラッシャー/GOTO
プロのメイクアップアーティストとしてショーやテレビ、CMなどの舞台裏で活躍。花嫁を作る仕事もしており、その知識や技術で愛媛のブライダルを支えている凄腕さん。コスメコンシェルジュとしての顔も持ち、専門学校で教壇に立つ他、Facebookのライブ配信や自身のYouTubeチャンネルで女性が抱える様々なメイクの悩みをバッサバッサと解決している。
彼女が仕事モードで向かう先は、雲が割れ青空が広がる脅威の晴れ女という一面も持つ。
しかし、彼女はデジタルクラッシャー。
これまで数多のデジタル機器を狂わせ、闇に葬ってきた。彼女の気に当てられ、見たことがないエラーを多発させ脆くも倒れていくデジタル機器の前では、我々は無力であることを痛感させられる。
そう、彼女がいるだけで究極のデジタルデトックスが体験出来るのだ。
響けハッピーサウンド
レイヤード妖怪柄デーハー/中岡ユウト
柄に柄を重ねるキング・オブ・レイヤード、闇チームの派手柱を務めるオシャレさん。アウトドアの時のスタイリングはさながらダンスのインストラクターのよう。
小豆島の銚子渓おさるの国では、色鮮やかな羽を広げて人々を魅了する孔雀に対して「俺の方が派手だ!」と対決を挑んだこともある。
しかし、仕事となればラジオディレクターだけでなく、パーソナリティも務めるThe・出来るオトコ 。それが我々粒ぞろいの妖怪メンバーの手綱をとる「猛獣遣い」たる中岡ユウトその人である。リーダー宮崎ユウの娘・「愛媛が生んだ奇跡のおバカ」くれなのディレクターとしても活躍中。目指せハイパー・メディアクリエーター。
スマホの爆音アラームを止めながらも、グウグウとハッピーサウンドを響かせて寝続けるのがキャンプの朝のルーティーン。
「お前も検索してやろうか!?」
電光石火のリサーチ妖怪ググーる/ミエコ
彼女は闇チームのリーサルウェポン。
揃ってどんぶり勘定達が集まる闇チームにおいて希少なしっかりさんであり、会計ならびにツッコミを担当。
検索力が非常に優れており、物だろうと個人だろうとほんの少しの情報を元に短時間で特定してしまう脅威のリサーチャー。「お前も検索してやろうか!?」が殺し文句。
これを言われると数秒後には丸裸にされたも同然だ。震えて待つがいい。
もののけ姫かナウシカかレベルの大自然の中に暮らしており、サバイバル能力高めのミカン生産者。
そして、時々YouTubeチャンネルに顔を出す人見知りの前髪ぱっつん小悪魔天使カエデちゃんのママでもある。
そーのーもーのー車を洗いて雨降らす
雷神と呼ばれし妖怪アメフラシ1号/たっさん
病のレベルで洗車が大好き。楽しみなことがあると必ず洗車をしては雷を伴う雨を降らせるアメフラシ・たっさんは私の愛しの旦那様だ。
6年ちょっと乗っている愛車はいつもバチバチのピッカピカのため、よく「新車ですか?」と聞かれるほど。実は学生の頃からリーダー宮崎ユウがパーソナリティを務めるラジオ番組にハマり、公開収録に行ったこともあるとか。そのため、リーダーと初対面の時のアガりようは、私の両親に結婚の許可を取りに来た時を超えていた。リーダーからは「ハガキ職人」の二つ名を賜っており、カメラの外でオモロいことをボソッと呟いてはリーダーにTake2を求められる「Mr.Take2」でもある。
趣味の写真を活かしてチームでの活動の様子を切り取る記録係を務める。
そして、闇チームのアメフラシは1人ではない...。
ヒャッハーすると嵐を呼ぶぜ!
風神と呼ばれしアメフラシ2号/まなみん
そう、私もアメフラシなのだ。
ワクワクすると強風を伴う雨、いわゆる嵐を呼ぶ体質なのだ。お盆の時期に行われた成人式には台風を呼び、前職で私が企画したイベントは百発百中で雨、遠距離恋愛をすれば彼がこちらに来ようとする日は飛行機の離着陸が出来ない天候になり、なかなか会えないまま自然消滅なんて過去もあった。結婚式当日も仕事モードのGOTOがお支度をしてくれるにも関わらず記録的豪雨。とにかく私の思い出には雨と風が1枚噛んでくる。
ライターという仕事柄、高確率で人をワクワクさせるような事に出合う。しかし、そんな時こそ要注意だ。可及的速やかに全力で心を鎮めなければ、取材先に嵐をお見舞いしてしまう。常に心は凪、修行僧の境地である。
いつか実家の栗山をDIYしてチーム専用のキャンプ場に作り替えるのが夢だが、そうするとその山は常に雨雲を冠することになるんじゃないか...一抹の不安も...ある。
以上6人が「闇チーム」だ。
我々の様子はYouTubeチャンネル「RAV4女子 YOUCamp!」でお楽しみを!
ぜひチャンネル登録&いいねボタンを連打しながら我々の様子を面白おかしく見守って欲しい。
※闇メンバーの妖怪具合等についての情報は2021年8月14日現在のものです。時の流れによっては、妖怪具合が変わることがありますのであらかじめご了承下さい