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【小豆島旅行記④ドタバタ計画編】闇チーム流旅行計画

旅の醍醐味といったら何を思い出すだろう。
今までの私なら間違いなく「食」と回答する。

しかし、闇チームの一員となってからそれは変わった。
正しく表現するならば、「食」のランキングが1つ下がって、「計画(旅のしおり作り☆)」がランク外から彗星のごとく現れて王座に座ったのだ。メンバーでワイワイとやり取りして組み立てる。面倒といえば面倒なその作業が闇チームではあまりに楽しい。みんなが心から楽しんでいる。

今回の計画が具体化し始めたのは、まん防明けすぐのタイミング。感染症対策のために直接集まるのではなく、グループLINEを使ってのやり取りがメインとなった。

このグループLINE、平素からとにかくよく動く。うっかりお風呂に入ってぼーっとしていようものなら、未読件数が3桁近くになっているなんて当たり前なのだ。我々はこの現象を” 闇が動く ”と呼んでいる。

この画面は、旅行計画中、仕事で数時間LINEを確認出来なかったディレクターのものだ。
862件の未読である。
"闇が動く"なんてレベルではない。闇が暴れ回っておる。
これから話し合われる内容を正しく把握するために、彼はこの未読を遡って読むのだ。

「これは、ハリーポッターですか?泣」

とは、この時彼が産んだ名言。
たった数時間でちょっとした小説と同じ文量になるほど、私たちの小豆島への愛は膨らみまくっていたのだ。

早く小豆島へ行きたい。
早くあの人達と絡みたい。
オモロいこと、いっぱいしたい!


前回と明らかに違うのは、我々の小豆島への熱量だ。それは、色んなカタチとなって現れることとなる。

話し合いが佳境に入る頃、それぞれのメンバー上げる行きたいスポットを数えた私は震え上がった。

るるぶ小豆島」が出来るぞ!

そう、行きたくて行きたくて8ヶ月近く待てをくらっているのだ。
我々が西野カナだったら、震えすぎて足元から地下深くに埋まっていることだろう。
待ての期間中にTwitterで小豆島の動きを見つめ続けた結果、我々はちょっとした情報ツウになっていたのだ。

これから小豆島に行く人達にオススメしたいことがある。
それは、事前に妖怪美術館や国民宿舎小豆島あたりの"小豆島面白Twitter連合"のつぶやきに思い切って絡んでみることだ。そして、飛んで火に入ってきた夏の虫を前に彼らがワイワイしている様子を楽しむのだ。
これにより、色んな情報が得られる。中には地元に住む人ならではの情報も得られることだろう。自ずと行きたいスポットが増えるだろう。そしていつの間にか、こんな楽しい人達に会ってみたいという気持ちになるだろう。
こうやって旅がより鮮やかに彩られていくのだ。
旅は色んな事・モノ・人・気持ちに触れることだと思う。それで起こる化学反応を楽しむことが旅の良さなのだ。
ぜひ勇気を持って試して欲しい。
大丈夫、怖くない。
ナウシカのスピリットである。

さて、行きたいスポットで溢れている事に驚いた私は、GoogleMapの「マイマップ」という機能を活用することにした。
メンバーが行きたいと挙げたスポットにピンを刺して見える化する。


誰の行きたい場所なのかひと目で分かるようにピンのアイコンをメンバーの写真にした。

スポットごとにコメント欄があるのでそれを活用して、どんな場所かどんな思い入れがあるなか、定休日や営業時間、宿舎施設ならチェックイン、チェックアウトの時間なども書き込んだ。
マイマップは一般に公開することも出来るが、仲間内だけ共有することも出来る。「闇マップ」と名付けたこの地図をメンバー内に公開して、行くスポットを絞っていく。
すでにTwitterやラジオで絡んで、小豆島のみなさんと仲良くなっていたリーダーがチョーケシ兄やんとコンタクトを取ってくれた。闇マップに兄やん的オススメスポットも増えた。ブラッシュアップを重ねること数回。
それでも何泊するんだと言うくらいピンが刺さっている(笑)
我々は、前回訪問した際、妖怪美術館の入口とショップだけで1時間キャーキャー言ってた人達なのだ。
絶望的に時間が足りない、どうしたものか...。
そんな時、我々に救いの手を差し伸べてくれたのがチョーケシ兄やんだった。
土地勘のある地元の人ならではの素敵なプランを作ってくれていたのだ。神か!
我々は有難く兄やんのプランに乗っかった。

しかし、このGoogleMapの「マイマップ」を使えば、旅のしおりが出来ていく。会えなくてもそれぞれの空いた時間でマップが更新されていく。気持ちが踊る。なかなか楽しい。旅の計画の際には活用してみては如何だろうか。

さて、行程が完成して宿泊先も決まった。

あの国民宿舎小豆島だ。あの時、羨望の眼差しで見上げていたあのオーシャンビューのロッジだ。「小豆島のウユニ塩湖」と名高いピカピカの床のレストランで美食の数々を頂くのだ。
すでに踊っていた我々の心の中は、カーニバル状態にまで盛り上がった。

そして忘れてはならない、あんなオモロい人達に絡みに行くのだ。
オモロい事をたくさんしに行くのだ。
手ぶらで行く訳には行かない。
なんせ、オモロいことをたくさん仕掛けてきそうな人達なのだ。
ここから、我々闇チームならではの"仕込み"が始まった...。

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