人生も経営も正解がないからこそ面白い
私は、学生の時は、完全に理数科脳でした。
数学とか、化学とか答えがはっきり出るものが得意でした。
でもそれって、答えが一つしかないから、好きだったんだと思う。
あいまいな答えのモノは、人によって解釈が違って、本当はそれが良いのに、日本では正解は一つと決められて、×をつけられてしまう。
私は人と感性が違うのか、答えが複数あるものに対して○をもらえることが少なかった。
国語は人によって、様々な解釈があって、人によって答えが違う。
それなのに、先生の解釈(今考えると指導要綱なんでしょうか)で○×をつけられるのが意味が分からなかった。
「私はこう思ったのに!なんでそれが×なの?!」みたいな。
でもそれに反論する言葉を持ち合わせていなかったから、悔しい思いだけが残った。
数学は、誰が解いても答えは一つ。
だから、すっきりする。悔しい思いをすることもない。
☆
学生時代は、一つの質問に対する答えは一つしかないと教えられてきたのに、
いざ社会に出ると、答えは一つではない。
むしろ、人生も経営も、答えがない。
人によって条件が違うから、一つの公式では答えが出ない。
幸せの定義は人によって違うし。
経営に関しては最大公約数的なものはあるし、税制とか最低限の法律とか、それは学んだ方が良いとは思うけど。
私が小さい頃、まだ日本が右肩上がりの時は、良い学校を出て、良い会社に入るというのが、結構正解に近い答えだったけど、
今は、良い大学を出たからと言って、
良い会社に入ったからと言って、
人生安泰ではない。
良い大学を目指して、うつになった人を知っているし、
世間的に良い会社に入っても、自殺してしまった人もいる。
だったら、自分がやりたいように、やりたいことをやるのが一番。
今は時代が変わってそんな風になってきている。
一方で古い価値観にとらわれている人もまだまだ多くて。
あの人が上手くいったやり方を自分がやっても、上手くいくかどうか分からない。
性格も、周りにいる人も、育った環境も、条件が違うから。
でも上手くいくかもしれないからやってみる。
自分に合わなかったら他の方法も試してみる。
そうやって、自分に合うもの、楽しいもの、幸せなものを探していくのが、今は楽しい。
サポートしてくださったら、飲食店の裏側的なことも書いちゃうかも。。。