私の中の私
目を閉じて、私自身を見つめてみる時間を過ごした。
私の中の私に対して、問いをかけていくのだ。
どうしたい。
何がしたい。
何を思っているのか。
私自身がブロックとしているのものはなんなのか・・・。
いろんな角度からの問いをしていく。
連鎖ゲームのように問いを続けていくにつけ、自然と涙が流れてくる。
それは、私の中の私に近づいている証拠だ。
あるイメージが浮かんだ。
私の中の私、中心部というか核となるところに、真っ黒い何かがこびりついたような、何かに覆われたような球体があった。よくよく見てみると、それは焦げのようなものに覆われていることに気づく。少し擦って、その焦げのようなものを取ってみようと思考を働かせてみると、まるでフライパンについた焦げがスルッと取れるように覆い被さっているものが取れたのだ。焦げのようなものがとれたところには、とてもクリアで濁りのない水晶のように透明感のあるものが見えた。ガラスではない、ガラスみたいに脆くないもの。それはまるで本当に水晶のような美しさのある艶々したものだった。
そして私は気づいた・・・たぶんあれは、魂だ。
私の中の私=魂は、私自身のPITTAと私自身の誕生に関わる火星の力によって炎症し、燃焼した燃えかす(焦げ)によって覆われていたんだ・・・と悟った。とても苦しそうだった。焦げ臭くて、厚ぼったくて、多少の油分もあるからねっとりも少し感じる・・・。
よし、この焦げを取ろう。私の魂を覆うこの焦げのこびりつきを全て取ってクリアにしたい。私の中の私=魂がクリアになって、本来の輝きを取り戻すように・・・違う、取り戻すではないな。光を放つことができるようにしよう。そう、そしてその光はぼんやりしている光ではない。とても強い、けれでも優しく包み込むような覆い纒うことのできるような柔らかさのある光。そして神々しい美しい光だ。
魂に触れてみる。私の中の私に問いかけながら、私探しをしていくように道を作り、そして歩んでゆく。それが人生なのかもしれないなぁ。
まもなく満月。
ゆっくりとした時間を過ごそう。
そしてまた私の中の私を磨いてゆこう。
どの人の中にも水晶のような艶々した神々しい魂があるはずだ。
そんな核心に触れていくような作業を、愛おしく扱ってゆけたら・・・。
つづく。