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【初告白】私がTV局長に気に入られて仕事をもらった話2
有料記事も書く予定なのですが、まずは無料にしたい内容を先に持ってきています。
ちょっぴりタイトル詐欺かもしれません。
肉体関係やその約束なしに気に入られて仕事をもらったこと、撮影現場で何があったかの具体的な話や顛末はもう少し先ですが、このハラスメントについて書いていることは、ご自身や、大切な人を守ることにつながると思います。
意識だけで変わることはたくさんあります。
セクハラパワハラ、トラブルに遭う、加害者にまわり得るということをより身近に、自分ごととして考えてもらう機会になれば幸いです。
ハラスメントの被害に遭うビジュアル・性格とは?
セクハラ、パワハラなどに遭うのが、必ずしも若く、小さく、可愛らしく、気弱な女性ばかりではないことを強くお伝えしたいです。
まずはビジュアル面から。
私の身長は日本人男性の平均身長よりやや高め、髪の毛短め、スレンダー体型、塩顔、男性顔。お世辞にも可愛らしいタイプではありませんしセクシーでもありません。
次にメンタル面。
海外にいましたので、かなり警戒心が強く、NOも言えます。言葉が通じない国で、ビジュアルやスキルを磨き、正当にビザを得てモデルの仕事をしてきた自負もあります。
それでも「ハラスメント対象外の人物」にはなりませんでした。
時は流れて、私は今アラフィフになりました。
自己のビジュアルを確立し、受け入れ、仕事に活かしてはいますが、秀でた美しさを持っているとは思っていません。若き日の容姿を保っているわけでもありません。
それでも、自意識過剰と言われようとも、用心するに越したことはないと思っています。
どんな性別でも、年齢でも、容姿でも、性格でも、被害に遭うことがありえます。ということが言いたいのです。
被害に遭った人の性別、年齢、容姿、性格などをあげて「性被害に遭うわけない」というような物言いをする人がいますが、自分が身を置いている環境が狭すぎ、あるいはアンテナを張る気がないこと、差別的であることを恥じるべきです。
ハラスメントをするタイプとは?
次にハラスメントをするほうの話です。
ハラスメントをするのは、老害だとかおじさんだとか、そんなイメージがあると思います。
それはある意味では当たっていて、ある意味では外れています。
基本的には、セクハラ、パワハラの多くは主従、年功序列など上下関係を利用して行われます。
社会的地位についている強者側がハラスメントを行うため、特にその地位に男性がついていることが多い日本では、そのように見えるでしょう。
ただ、実際は、被害に遭うのが可愛らしく気弱な女性ばかりでないように、ハラスメントは年配男性が行うもの、でもありません。
ニュースで20代30代も逮捕されているのをよく目にするはずです。
悲しいことに、業界でも私の下の世代であっても、ハラスメントをするような人間の再生産がされていると感じることがあります。
業界にいるとよくわかりますが、セクハラなどをしてきた上司に仕事の仕方を教えられた若者には、それをしても大丈夫な世界なのだ、と学習してしまう人もいます。(もちろん、SNSやインターネットが発達した社会なので、したらどうなるか、が想像できる立派な若者も多くいます。)
ハラスメントをする側にも、年齢や性別、性格も関係ありません。
女性が男性にというところも仲間、身内でありました。そういったことに名前を使われ巻き込まれたこともあります。また、同性でも起こり得ます。
つまりは人間性。する人間かしない人間かでしかありません。
こちら側になり得る年齢とキャリアを積み重ねてきた今、自分たちの時代で学んだことを「そうだったから」と思考停止で強要しないよう気を引き締めて、注意深く周りを見ていきたいと思っています。