藤枝滞在記 DAY2
どもども廣川です。
昨日は蓮華寺池公園にあるスタバでnoteを書いていたのですが、今日は高速バスの中で書いています。
昨日の蓮華寺池公園のスターバックスは日本一の売上記録をつくったことがある店舗だそうで、前回の滞在の時から行ってみたいと思っていました。
ちょうどキャンドルNightだったので、店内はほぼキャンドルの灯りだけでとても集中できるしんと引き締まった空間でした。
スタバを後にして、蓮華寺公園を一周。
21時すぎにランナーの方が数人いらして、すこし冷えた空気に息が白くなっていました。
その後、白子名店街にある白子ノ劇場へ。
藤枝ノ演劇祭は白子ノ劇場の芸術監督でいらっしゃる山田裕幸さんがフェスティバルディレクターを務められています。
そのため、前回も今回もお邪魔させていただきました。
白子ノ劇場で今回の藤枝滞在にあたり宿泊先を貸してくださったRさんと待ち合わせし、お宿(Rさんのおうち)へ。
RさんのおうちはRさんの好きなものがたっくさんつまってて、好きなものに囲まれる生活は幸せだな〜と羨ましく感じていました。
Rさんと次の日(11/1)に向かうのはどこがいいかな〜なんてお話をしながら1日目に聞いたお話から着想を得た短編の概要を話したり、Rさんのこれまでのことを聞いたりしながら床につきました。
いよいよ本題。
11/1の滞在について。
今日は勝草橋を通って旧市街地=東海道の商店街へと入っていきました
勝草橋は藤枝宿の基点。つまりここから商店街に進むと藤枝宿が始まるわけですね〜!
ここから藤枝宿を背に進んでいくと瀬戸新星を通って島田にいくという、藤枝宿の要所の1つなんです。
今日は水曜日。商店街は各エリアごとにやっているタイミングが違うらしく、上伝馬は月曜休みが多く、白子は水曜休みが多いそう。
なので上伝馬のお店を中心に周ることにしました!
上伝馬に入る前の栄商店街さんはけっこうシャッターが閉まっていて、閑散とした雰囲気でしたが、上伝馬はいくつもお店が開いていて、商店街〜!って気持ちになりました(懐)
上伝馬商店街は4つも和菓子屋さんがあるそう。
4つも1つの商店街に和菓子屋さんがあるのってすごくないですか??
ここでnoteにまとめていた廣川は気づきます。
藤枝の東海道周辺って神社仏閣がめちゃくちゃあるんです。
神社とお寺が横並びだったり、右見て左見てどっちも神社、とか、お寺同士が数m間隔にあったりとか、京都でもここまでじゃないんじゃない?ってほどの数の神社仏閣がありました。
たくさんのお寺さん、神社さんがあるから、お供物や来客時のおもてなし、ご進物としてお菓子屋さんが栄えたのではないかと!
自分の名探偵ぶりに膝を打っていますが、実際に聞いてみたら全然違うかもw
ただ、どのお寺もたくさん檀家さんがいるんだなって思う駐車場とお墓の数だったので、きっと間違っていないでしょうw
大慶寺さんに参拝し、その後鈴木糸店さんへ。
演劇祭に関わっているAさんからオススメされたお店で、ボタンがいっぱいあるから面白そうと思ってお邪魔してみました。
お店はいると左側にたくさんのボタンが陳列されていました。
母がさをり織りという織物をしていて、洋服を作ったりしているので、それに合うボタンを探しながら、店主さんとお話をさせていただきました。
店主さんは、お店を引き継いだ経緯や次の世代のことなど時に笑いを交えながらお話してくださいました。
しかも店主さんは昨日訪れた慶全寺さんと縁のある方で、こういう風に人はつながるのか!と感動しました。
お商売をされているからかとってもウェルカムな感じで、しかも4代目店主候補の方とも手を取り合って、お互いを尊重してお店をされている感じがとっても気持ちよかったです。
ボタンの種類も豊富なので、手芸などされている方はぜひお立ち寄りになられてはいかがでしょうか。
鈴木糸店の店主さんからお隣のマキタ金物店さんにもお話聞いてみたら?と教えていただき、そのままお隣へ。
金物店さんの奥様は、お店に入ると大きい箒にビニールを被せていらっしゃるところでした。
こうこうこういうわけでお邪魔したんですけど・・・とここに来た訳をお伝えすると、少しずつお話をしてくださいました。
最初は穏やかなお話もあったのですが、途中から信じられない強烈なエピソードをたくさん教えてくださって、なんかもうずっと心臓がバクバクしてました。
お母さん、よくぞ今日まで!ともう自分が聖母マリアだったらそのまま抱きしめたいほどに強烈なエピソードで、でもそれをお涙頂戴な雰囲気でお話にならない姿に心打たれました。
お母さんのお話は、これはもう残さなければ!この人生は語られたがっている!って勝手に思ってしまうもので、もうバクバクとうずうずの連続です。
本当なら明日までいるはずだったのですが、こんなすごいお話に出会ったら、もうこれを書き留めてしまいたい。このお話を抱きしめておきたいという強烈な欲求にかられ、お母さんのことしか考えられなくなり、帰京することに決めました。
お母さんが今日までお店を続けてこられたその人生がもうとっても尊い
それだけで素晴らしい
今回お聞きしたお話は、日常のエピソードだけど胸に深く刻まれました。
今回は演劇祭のテーマもあって、藤枝の女性にお話を聞いてきましたが、皆さん色んな角度でとても強い。
それぞれに芯があって、しなやかで、たくましい
どの方も惚れ惚れしました。
やっぱりその人の人生にはその人固有のエピソードがあるんだな。を身をもって体験しました。
いずれのみなさんも快くお話してくださり本当にありがとうございました!
お昼過ぎたので、オススメしていただいた喫茶の坩堝さんでお昼ごはんをいただくことに。
アメリカンな店内でレトロポップで可愛かったです。
たくさん歩いてめっちゃお腹すいたので爆食することに決めましたw
お食事頂いている間もずっと糸店さんと金物店さんのことを書留め考え咀嚼。
ここにこないと知り得なかった体温のあるお話に脳みそがぐわんぐわんしています。
今日帰ると決めたからにはもう一度お目にかかりたいとまた慶全寺さんへ
帰りがけにまた鈴木糸店さんに寄って、母が欲しいと言ったボタンを追加購入。
真茶園さんにもよって、藤枝名物のお茶をゲットすることができました。
あ、今更感ありますが、東海道の商店街はエリアごとに看板が異なります。
一挙ご紹介!!
下伝馬が一番サッカー感がある柱なのに撮り忘れました・・・
本当に2日間藤枝のみなさんのお話を聞けて充実した時間でした。
アテンドくださった藤枝のみなさんや諸所ご協力いただきましたみなさんありがとうございました!!
さ、ここから物語に紡いでいくぞ!
ぜひ藤枝ノ演劇祭をお楽しみに!!