練習が終わりました!
昨日リーディング公演に向けた練習が終わりました。
ここまで全11回。始まってみるとあっという間です。
今回の『こどものじかん the children's Hour』はリーディング公演の先に本公演があるので、今までの演劇のように本番の千秋楽が終わったからすべてお終い。ではなく、ここからがスタートです。
あたらしい景色が見れると思うとワクワクします!
今日まで練習日誌のようなものをnoteに書いてきましたが、自分の中で練習が振り返れて効果的にできたのかどうかを考えることができました。
みなさんに知ってもらうことで練習の場を開いていきたいと思って書き始めましたが、非常に自分にとって有意義になりました。いいねしていただいて届いてるってわかったことも励まされました!ありがとうございます。
そしてありがたいことに公演も2日目・3日目がご予約で売り切れました!
1日目もお席僅かです。
旗揚げ公演で、開幕前に売り切れの公演が出ること本当に感謝しかありません。
どうやら3日目までの公演期間はお天気にも恵まれそう!
カフェムリウイさんの空間で立ち上がるこの作品を楽しんでいただけたら嬉しいです♪
では、リーディング公演前最後の練習の記録です。
練習9日目
■ワーク
○その場を歩き回る
○作品冒頭から実際に動いてみる
※リーディング公演のため俳優は座って朗読しますが、感覚を掴むために、冒頭から行けるところまで実際に動いたらどうなるかの実験をしました。
多くの俳優にとって、このワークはかなり効果があったようです。
感覚が掴めたのか、俳優がいきいきし、表現が柔軟になりました。
意図してセリフに変化をつけようとするより自然と変化がついた方が面白いのは、本当に俳優という生き物の不思議さであり面白さです。
■読み合わせ(通し)
実際に動いたことで、これまで以上に作品が立体的になったところが何箇所もありました。ワークが効果的だったと実感できる実りある本読みでした。
練習10日目
■ワーク
○その場を歩き回る
○大人チーム・kidsチームにわかれて読み合わせ
kidsチームは役を入れ替えて読んでみたりしました。それまでまだ見えていなかった俳優の個性が見えて面白かったし、自分の言葉(関西弁や岐阜弁など)を織り交ぜることで体と言葉が一体になることを追求するいい時間でした。
大人チームはこれまでとは違うチャレンジを持ち込んで読み合っていました。
この読みあわせは演出・稽古場進行が見ていない(その場にはいるがフィードバックなどを行わない)状況で行いました。
大人もkidsも自立して読み合っているところをみて、素敵な俳優陣だなと思いました。
■読み合わせpart1(通し)
空気が固かったため、幕間にみんなで話し合いを設けました。
どうやったら改善するかを考え、その結果を持ち寄って、再度読み合わせをしました。
■読み合わせpart2(通し)
話し合いの影響を受け、前半がすごく面白くなりました。
これまでは2幕1場と2幕2場の間に休憩を入れていましたが、2幕2場と3幕の間に入れることにしました。
練習11日目
■ワーク
○その場を歩き回る
■読み合わせpart1
休憩位置を替えたので2幕を練習しました。
2幕2場の方向性を改めて確認しました。
■読み合わせpart2(通し)
最後の読み合わせでした。あらためて思ったことは、今私達が作っているリーディング公演は本当に空気・呼吸が大事なんだということです。
そしてその空気づくりこそが演出部がするべきものなんだと痛感した一日でした。
今日の小屋入りで空気づくりにかんして試してみたいことがあります。
どれだけの影響になるかわかりませんが、少しでも芳醇な空間になるように、まずは空気づくりを丁寧に進めていきたいと思います。
このnoteで知ってくださった方へ。
今はじめの一歩を踏み出しています。
未熟ですが、今はっきりと言えることはこれまでの人生、これまでの現場すべてがつまっている作品になったということです。
内容というよりもアプローチとしてこれまでのすべてがあったから、このチャレンジをしているといえるところまできました。
今後もこうして練習を公開して、稽古場というものがより開かれていくようにチャレンジしていきますので、今後も見守っていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくおねがいします!
https://twitter.com/maarsinc
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